濱口竜介監督『ドライブ・マイ・カー』ロケ地広島の場面写真&メイキング

映画『ドライブ・マイ・カー』の新たな場面写真とメイキング写真、濱口竜介監督のコメントが到着した。

『第74回カンヌ国際映画祭』脚本賞、国際映画批評家連盟賞、AFCAE賞、エキュメニカル審査員賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』は、村上春樹の同名短編小説を映画化した作品。妻の音を失い、喪失感の中で生きる舞台俳優の家福と、寡黙な専属ドライバーみさきが一筋の希望に辿り着くまでを描く。家福役に西島秀俊、みさき役に三浦透子がキャスティング。8月20日から公開される。

当初は韓国・釜山で大部分の撮影を行なう予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により広島に変更。場面写真とメイキング写真には、家福が演出を手掛ける演劇祭の会場として登場する広島国際会議場や、家福とみさきが心を通わせる広島市環境局 中工場、家福が広島滞在中に宿泊する呉の御手洗などが写し出されている。

濱口竜介監督のコメント

映画のテーマとしては、車が走れる場所ということですかね。もちろん、車が走れるだけではだめで、走っている車を一体どう撮るか。それは良いカメラポジションを見つけられるか、用意できるかというのが一番大きいです。原作は東京の話ですが、昨今は東京だと車の走行シーンはまったく自由に撮れません。最初にロケ地として釜山を想像したのも映画制作の都合上、そこであれば自由に車の撮影が出来るんじゃないかと思っていたからです。でも、それがダメになって広島になりましたが、広島市のフィルム・コミッションの力もすごく大きくて、都市部での撮影も十分出来たし瀬戸内の島々でも撮れた。制作部の努力のおかげでとても素晴らしいカメラポジションがたくさん見つかりました。

作品情報

『ドライブ・マイ・カー』

2021年8月20日(金)からTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開
監督:濱口竜介 脚本:濱口竜介、大江崇允 音楽:石橋英子 原作:村上春樹『ドライブ・マイ・カー』(文春文庫『女のいない男たち』所収) 出演: 西島秀俊 三浦透子 霧島れいか パク・ユリム ジン・デヨン ソニア・ユアン ペリー・ディゾン アン・フィテ 安部聡子 岡田将生 上映時間:179分 配給:ビターズ・エンド
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