森見登美彦・著×上田誠・原案『四畳半タイムマシンブルース』アニメ化

森見登美彦・著、上田誠・原案の小説『四畳半タイムマシンブルース』がアニメ化することが発表された。

2005年に刊行、2010年にテレビアニメ化された森見登美彦の小説『四畳半神話大系』と、2001年に初演され、2005年に実写映画化された上田誠(ヨーロッパ企画)の戯曲『サマータイムマシン・ブルース』が融合して昨年7月に刊行された『四畳半タイムマシンブルース』。8月12日、灼熱の京都・左京区を舞台に『四畳半神話大系』の登場人物たちが『サマータイムマシン・ブルース』の世界で右往左往する姿を描く。

アニメ版では監督を夏目真悟が務め、脚本を上田誠、キャラクター原案を中村佑介、アニメーション制作をサイエンスSARUが担当。今回の発表とあわせてPV、湯浅政明からの応援イラストコメントが到着した。

夏目真悟監督のコメント

「四畳半神話大系」のアニメ放送から10年以上経ちましたが、「四畳半タイムマシンブルース」を読み始めた途端、一気にあの時の感覚が甦りました。
この懐かしさをみなさんと共有できるようアニメ化、頑張ります。合わせて“サマータイムマシン・ブルース”という新しい感覚も楽しんでもらえるよう、更に邁進するつもりです。

森見登美彦のコメント

そうなれば嬉しいな、けれどもそんなウマイ話はないだろうな、と思っていたのに、まさか本当にアニメ化が実現するとは……。作者のひとりとして嬉しいかぎりです。四畳半の夏、タイムマシンの夏を楽しみにしております。

上田誠(ヨーロッパ企画)のコメント

人類史上もっとも暑苦しく不毛な青春SF奇譚が、中村さんの熱のこもったキャラクターと、湯浅監督の湯のような熱量をひきついだ、これまた名前さえ夏らしい夏目監督によってアニメになります。より三層くらい暑いです。
原作の森見さんと僕のここまでの経緯はたいへん入り組んでおり、「四畳半神話大系」と「サマータイムマシン・ブルース」というふたつの作品が、時空をまたいでくんずほぐれつしたすえこうなりました。物語も負けじと入り組んでいますが、因果の糸をかいくぐり駆け抜けたはてには、涼やかなクーラーの風と夏の夕暮れが待っておりましょう。

中村佑介のコメント

アニメ「四畳半神話大系」放送からもう11年。新入生も増え、卒業生の写真も抱え、あの頃と同じメンツはまだ同じ四畳半でドンチャン騒ぎを続けていました。ドアの鍵は開けておりますので、懐かしい顔のあなたもぜひ久しぶりにお立ち寄りください。相変わらずクーラーはありませんが、冷やしたラムネくらいはご用意してありますとも。

作品情報

『四畳半タイムマシンブルース』

監督:夏目真悟 脚本:上田誠(ヨーロッパ企画) 原作:森見登美彦著、上田誠原案『四畳半タイムマシンブルース』(KADOKAWA) キャラクター原案:中村佑介 アニメーション制作:サイエンスSARU
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