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今は映像業界を目指すチャンス。3人の監督が語ったリアルな現場話

TMS東京映画映像学校
テキスト・編集
タナカヒロシ
撮影:伊藤弘典
今は映像業界を目指すチャンス。3人の監督が語ったリアルな現場話

映像に接しやすい時代になったからこそ、映像業界を目指す人に必要なこと

後半では映画・映像業界を目指す若者たちに役立つトークが繰り広げられた。「これから映画監督やディレクターを目指す人に必要なこと」という質問では、榊原は「出来不出来は気にせず、まずは自分で作ることが大事」、古厩は「好きなもの、愛するものしか人には伝わらない。だけど、それが自分でもよくわからなくなるから、考えなきゃと思う」と回答。TMS東京映画映像学校で講師も務めるササハラは、「いろんなことが変わっていくけど、自分が何が美しいと思うか、大切と感じるか、そこに人一倍敏感になっているかが大事だと思う」と話し、例としてSNSの普及で電話や会って話すことが貴重になる、コロナの影響で同じ皿をつついて食事することが貴重になるといったことを挙げた。

 イベント中盤に登場し、クールなジョークで息抜きをしてくれた冷蔵庫マン(飯塚俊太郎)。WAHAHA本舗に所属し、役者としても活動している。
イベント中盤に登場し、クールなジョークで息抜きをしてくれた冷蔵庫マン(飯塚俊太郎)。WAHAHA本舗に所属し、役者としても活動している。
イベント中盤に登場し、クールなジョークで息抜きをしてくれた冷蔵庫マン(飯塚俊太郎)。WAHAHA本舗に所属し、役者としても活動している。

このあとも「もし自分が20歳だったら何を撮る?(お金なし、機材なし、人脈なし)」という質問や、映像を学ぶ学生から事前に集められた質問、視聴者からの質問に対して、自身の体験談を交えつつ回答していった3人。最後には「監督としての働き方とは? そのために学んでおくべきことは?」という質問で、若者へ向けて貴重なアドバイスが語られた。

ササハラは監督の働き方としては「頼ることを怖れない」、そのために学んでおくべきこととして「とことん見る」と回答。「これは賛否あるかもしれないですけど」と前置きしつつ、「昔の名作を見るのが苦手なら無理して見ずに新作を見たほうがいいし、マンガや小説も読んだほうがいいし、とことん浴びることが大事」だと話していた。これを受けて松澤も、自分の学生時代はYouTubeはなかったので「昔よりも圧倒的に接しやすくなっているはず」と賛同。映像を勉強しやすい時代になっていることに対して、うらやましさを口にしていた。

榊原は撮影、編集、録音、VFXなど、一人でなんでもできるように勉強したことで、仕事に困らなくなったと、自身の経験を基に、スキルを身につけることのメリットを解説。しかし、仕事が大きくなるにつれ、一人では手が回らなくなるため、助けてくれる仲間を持つことも大切だと付け加えた。ちなみに榊原が一人ではできないと判断したときは、自身がUTB映像アカデミーの生徒だった頃の同級生に頼んでいるそうだ。

最後に回答した古厩は、「いっぱい見て、自分は何が好きなのか知っておくことが大事で、それと同時に自分にできることは何かを知っておくことも大事」と、ササハラの話を引用して回答。そして「たとえば、自分はこういう苦しさなら世界の誰よりも知っている。自分にできることはこれしかない。この2つが重なるところが、その人にしかできないことだと思う。それがわかったら、それをただ作っていくだけ。そのときには仲間が必要になってくる」と榊原の回答も踏まえて、見事なまとめで締めくくった。

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学校情報

TMS 東京映画映像学校
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東京(新宿)で日本唯一、映画・映像業界に就職するためのカリキュラムを専門的に教える学校。専門学校を卒業してもフリーターではなく職人として社会に出ていく、そんな学校を目指しています。オンライン無料個別説明会も実施中。

番組情報

『これからの時代の映像業界の働き方~次世代映画監督に聞いてみた~』
『これからの時代の映像業界の働き方~次世代映画監督に聞いてみた~』

2020年9月12日(土)19:00~21:00
料金:無料

プロフィール

古厩智之(ふるまや ともゆき)

1968年11月14日生まれ、長野県出身。日本大学在学中に撮影した『灼熱のドッジボール』が、1992年のぴあフィルムフェスティバルでグランプリを受賞。スカラシップを獲得して制作された『この窓は君のもの』で長編デビューを果たし、第35回日本映画監督協会新人賞を史上最年少で受賞。以降、『ロボコン』、『ホームレス中学生』、『武士道シックスティーン』など数多くの映画、テレビドラマなどで監督を務める。2020年7月には最新作『のぼる小寺さん』が公開。

榊原有佑(さかきばら ゆうすけ)

1986年6月30日生まれ、愛知県出身。理学療法士として三重大学附属病院に勤務後、映像制作を志して上京。UTB映像アカデミーで映像制作を学び、制作会社を経て独立。2012年より映画制作会社and picturesに所属し、2013年に短編『平穏な日々、奇蹟の陽』で初監督を務める。2016年にJリーグ・FC東京のドキュメンタリー映画『BAILE TOKYO』で長編デビュー。2018年には原案・監督・脚本・編集を務めた『栞』が北京国際映画祭に正式出品、KINOTAYO現代日本映画祭でイデム最優秀映像賞を受賞。2019年には短編『島のシーグラス』がShort Short Film Festival & Asia 2019で「ひかりTVアワード」を受賞。

ササハラハヤト(ささはら はやと)

1992年1月2日生まれ、熊本県出身。高校生の頃から自主映画を制作。テレビドラマ制作、CM制作、映画祭運営を経て2017年に独立し、映画監督・動画クリエイターとして活躍。2018年、故郷である熊本県芦北町を舞台とした映画『ふたりの空』を監督。地元企業や個人の協賛を得て、町全体を巻き込むプロジェクト「新時代の映画作り」を発足させ、ロケ地を生配信で決定したり、地元高校生と協力して映画ボランティアチームを立ち上げたりするなど、映画を通した地域活性や交流を実現する。第5回新人監督映画祭に入選。

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