今週の編集部まとめ

毎週火曜日更新 2019年6月11日
BACKNUMBER

編集部員の、ちょっとひとこと

  • 柏井万作(CINRA.NET編集長)
    柏井万作(CINRA.NET編集長)

    手をつなごう 手を ずっとこうしていたいの

    『ViVi』がViVigirlを起用した自民党のPR記事を掲載して批判が集まっている。政治や社会に対するメディアの姿勢が問われるのは当然だし、一方では企業が運営メディアを使ってビジネスを作らなければならないという現実も、メディアの当事者として痛いほど理解している。お金は選択肢を増やすツールだし、稼げるなら稼ぎたいっていう気持ちは否定できないけど、たくさんお金をもらえても「やってはいけないこと」はあって、法律では説明不可能なそのポリシーをどう浸透&継承していけるのか。時代を超えていけるような、強い企業・メディア文化をどう作っていくのか、考えさせられます。海外のメディアを見ていると、あちらはもう「やるべきこと」の意思統一まで到達しているものも多くて――正直どうやってビジネスとして成立しているのかわからないケースもある――メディアのスタンスとして刺激をもらいますが、一方ではそうしたメディアジャーナリズムを攻撃するアーティストの「ファンカルチャー」も発生してきているそう。僕はCINRA.NETの編集方針に「やさしい気持ち」というワードを入れているのですが(もちろんCharaさんからの引用です 笑)、CINRA.NETはもっと寛容な世界を作ることに貢献したいです。

  • 矢島由佳子(CINRA.NET編集部)
    矢島由佳子(CINRA.NET編集部)

    Shiggy Jr.解散によせて

    Shiggy Jr.が解散すると知ったとき、不思議と、全然悲しくない自分がいた。インディーズの頃から取材させてもらっていて、Shiggy Jr.が広まれば彼らの音楽を口ずさんで笑顔になれる人が増えるだろうな、という想いでShiggy Jr.の作品と活動をずっと見続けてきたので、無念に思う気持ちがゼロだったわけではないし複雑に思うところももちろんあった。でもやっぱり、新たに選んだ道が自分にとっての正しい選択となるよう一歩ずつ歩いていこうとする人の姿勢は、いつだって尊いと思うから。才能あるミュージシャンであれなんであれ、誰しもが、限りある人生を好きな人と好きなことをして過ごすべきだと思うから。結果的に最後のShiggy Jr.取材となってしまった下記の記事でも書きましたが、ボーカルの池田さんは、小さくて見落としがちだけど本当はとても大事な温もりを自分の幸せだと感じることのできる感性があって、しかもそれを人にも気づかせてあげられる人だと思うので、これからも彼女が心や生き方を紡いだものを見たいなと思う。解散発表時に彼女が私へ送ってくれたメールには、「いつもメンバー以上にメンバーの心の機微に触れてくれて、すごく嬉しかった」と書かれていた。「編集者・ライターって、何ができるんだろう? 無能だな?」とか考えちゃう日もあるのですが、よりよい創作物がこの世に生まれるために、よい創作物を人へ届けるために、自分がやれることは責任持って全うしなければと改めて思わせてくれました。池田さん、原田さん、森さん、諸石さん、そしてスタッフのみなさん、ありがとうございました。

  • 宮原朋之(CINRA.NET編集部)
    宮原朋之(CINRA.NET編集部)

    まず、たしからしさの枕をすてろ

    不肖ながらもわたくし、よく寝汗をかくほうでして、枕は清潔な状態に保つべく、ウォッシャブルタイプのパイプ枕を愛用。値段も張らずちょうどよい「これでいい」感だったのですが、ここ半年、首から背中にかけての違和感から生じる不眠に悩まされていました。痺れを切らして、症状に効きそうで評判の良い一番手頃なものに買い替えたところ、カ、カイミン! 久しく忘れていた深い眠りの感覚を思い出しました。枕の重要度を見くびって、いや、み首っていたようです。

  • 矢島大地(CINRA.NET編集部)
    矢島大地(CINRA.NET編集部)

    フォークソング

    paioniaというバンドに“フォークソング”という曲があって、サビで<俺は愛されてきたから / やっぱり悲しい歌を歌っている>と歌われている。この曲、この箇所を初めて聴いた時、腹を殴られたような鈍痛があって、あれは一体なんだったんだろうとぴったり1年間考え続けてきてしまった。で、先日とある知り合いと「学生時代の弁当を思い出すと、なんだか切ないよな」という話になった。ああ、とそこでストンと腹落ちしたのだが、愛されたことが悲しいのは、無償で与えられた巨大すぎるものに何ひとつお返しする術がないとわかるからなんだと。歳を重ねるにつれ、あれがなんて美しいものだったかをどんどん知ってしまうんだろうと。なんだか、そういう話になった。弁当だけじゃないな、あの音楽がなかったら消えていたなと思う瞬間とか、あの本のあの一節が聖典になって今前を向けているとか、あの映画で流した涙がなんだったのかわからないけど自分の感情に気づけたんだとか、そういうのって人にもあるはずだと思う。とりあえず今できるのは、返せるものは、何かと比較して褒めちぎることじゃなく、ただ真っ向から表現と表現者のカタチをくっきりと人に伝えていくこと。それだけだなあ。うん、そうだな。それだけを考えている。

  • 今週のインターンだより
    今週のインターンだより

    夏に向けてのTシャツ準備!

    GUから映画会社のロゴTシャツが発売されています。パラマウント、20世紀フォックス、コロンビア映画……。中でも私が一番心を惹かれたのが、MGMのロゴTシャツ。幼い頃、『トムとジェリー』を観て育った私にとって、物語が始まる前に猛々しく吠えるライオンは、ジブリ映画の青いOPや、『金曜ロードSHOW!』のOPを観る時と同じくらいに「始まるぞ!」とワクワクしてしまう存在です。『ど根性ガエル』のピョン吉みたいに吠え出したらどうしようかな、と思いながら通販のページを眺めています。話を戻して、『トムとジェリー』で一番好きな話の1つに「氷あそび」というものがあります。ジェリーたちが室内に巨大なスケートリンクを作り、ドタバタ劇が繰り広げられるのですが、トムの異常なスケート技術に今でもつい笑ってしまいます。大人になった今、改めて観てみると、音や映像の作り込まれっぷりがおもしろくて、1から歴史を勉強したくなりました。とりあえず、帰りにGUに寄ってTシャツを購入したいと思います。(インターンN)

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