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対談:狩生健志(俺はこんなもんじゃない)×大谷能生
一度聴いたら忘れられない「俺はこんなもんじゃない」ってバンド(長いので「俺こん」と略す)。彼らが作り上げた3枚目のアルバム『OWKMJ』は、「未知との遭遇」とでも言うべきか、とにかく魅惑的な作品だった。決して他のCDでは味わえない、完全に独自な俺こんワールドが展開されている。異世界の音楽なのに、懐かしさとか、夢中で遊んでいる時みたいなウキウキ感がわき上がる。決まりきったフォーマットでは届かない、人の奥底にある感情に訴えかけてくる作品なのだ。
さて、この作品の不思議に迫るべくお招きしたのは人気の批評家であり音楽家の大谷能生さん。俺こんの真相に迫ったこの対談、かなり面白いのでご一読を!(長いけど!!!)
(インタビュー・テキスト:柏井万作 撮影:松井(HMV online))
俺はこんなもんじゃない
2003年に1stアルバム『epitonic』、2007年に2nd『2』を発表。SXSW2007出演を含むUSツアーをおこなう。2008年イースタンユース結成20周年記念CD『極東最前線2』に参加。2009年3月末リリースの3rdアルバム『OWKMJ』はメンバー自身が完璧に納得する過去最高傑作。様々な編成を経て現在6人。
俺はこんなもんじゃない
大谷能生
1972年生まれの批評家、音楽家。著書に『大谷能生のフランス革命』、『東京大学のアルバート・アイラー ―東大ジャズ講義録』シリーズ(菊地成孔との共著)、『貧しい音楽』など。その他、mas、feep、simなどのバンドで活躍している。間もなく新刊『持ってゆくうた 置いてゆくうた』が発売される。
大谷能生の新・朝顔観察日記

狩生くんたちのコミューンはアートスクール系と違って、それぞれが「勝手にやってる」感じが良いなって思う。
─俺こんの音楽ってものすごくオリジナリティーがあると思うんですけど、「こういう音楽を作ろう!」というヴィジョンがあったんですか?
狩生:インスト・ミュージックをやろうとかサックスを入れたいとか何も意図していたわけではなくて、いつの間にかこうなっていたんです。周りにいた人を色々合わせていって、やりたいことをぶつけていったら今の形になったっていう感じですね。
大谷:なりゆきかぁ。
狩生:うん、なりゆきは結構重視してますね。
大谷:それは初めて会った時にも思ったんだよね。なんか狩生くんたちってコミューンっぽくてさ(笑)。みんなで一民族みたいな感じがあって、音楽もすごく民族音楽っぽく聴こえるんだよね。
狩生:日本っぽさがあんまり無いっていうことですかね?




































