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デジタルコミュニケーションが社会を変える

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ただひたすら真っ直ぐに。8年間、たった一人で作り上げた超大作を発表。

MUSIC

ジム・オルーク インタビュー

ジム・オルーク インタビューをdel.icio.usに追加 このエントリーをはてなブックマークに追加 ジム・オルーク インタビューをlivedoorクリップに追加 ジム・オルーク インタビューをlivedoorクリップに追加 (2009/09/15)

日本に住むようになり、すっかり日本語も板についたジム・オルークが、オリジナル・アルバムとしては実に8年ぶりとなる新作『ザ・ヴィジター』を発表する。本作はなんとl全1曲、40分に及ぶインスト作品。しかもアコギやピアノはもちろん、ドラムや管弦楽器に至る全ての楽器の演奏・録音・ミックスまでを全て一人で手がけた、紛れもないジム・オルークの作品であり、ジム・オルークという音楽家の素晴らしさを再認識する豊穣なる音の世界が広がっている作品なのである。資料には“本作は現代版『チューブラー・ベルズ』(*イギリス人ミュージシャン、マイク・オールドフィールドが1973年に発表した50分に及ぶインスト作品)”という本人からの前情報が載っていたので、当然その話を振ると、話は思わぬ方向へ…しかし、最終的にはジムがこの作品に込めた思いを確認できるインタビューになったと思う。

(インタビュー・テキスト:金子厚武)

PROFILE

即興ギタリストとして、若くしてデレク・ベイリーのカンパニーに招聘される。その後、数々の実験的な作品を発表する。94年にデイヴィッド・グラブスのエクスペリメンタル・フォーク・ユニット、ガスター・デル・ソルに参加して以降、ポップ/ロック・フィールドにも活動の場を広げてゆく。99年のソロ・アルバム『ユリイカ』は、世界的に高い評価を得た。そして、ソニック・ユース加入&友好的脱退や、ウィルコのプロデュースなど、多岐に渡る活動を展開。現在は日本を拠点に活動している。


超大作『ザ・ヴィジター』は現代版『チューブラー・ベルズ』?

―日本に住むようになってどれくらいになりますか?

ジム:1年半くらい?

―あ、まだそれぐらいなんですね。でも日本語ずいぶん上達されましたよね?

ジム:まだまだです(笑)。がんばります。

―じゃあ早速『ザ・ヴィジター』の話をお聞きしたいんですけど、近年のジムさんの音楽活動って、恐山だったり『ハ行』(坂田明、YOSHIMIとの作品)だったり、主にインプロヴィゼーションに関心が行っている印象があったんですけど、今回このような作品を作ろうと思ったのはなぜなんでしょう?

ジム:今回のような作品を作るのは本当に時間が必要なので、過去8年間ぐらい作れなかった。即興のライブは場所に行って演奏すればできます(笑)。


ジム・オルーク インタビュー

―実際の制作期間はどれくらいかかってるんですか?

ジム:3年間ぐらい。

―ああ、じゃあ少しずつ録って段々と進めていった?

ジム:はい、作っては捨てて、多分8割は捨ててるでしょうね(笑)。

―膨大な量を録ってるんですね。資料には「現代版の『チューブラー・ベルズ』である」とありますが…

ジム:はい(笑)。でも『チューブラー・ベルズ』はすごく大ヒットしてます。(このアルバムも)お願いします(笑)。

―(笑)。あの作品はカンタベリーという文脈だったり、もっと現代音楽的な文脈だったり、それこそ映画『エクソシスト』のテーマとして大ヒットしたりと、色んな側面を持った作品だと思うんですけど、ジムさんにとってのあの作品の魅力ってどんな部分なんですか?

ジム:すいません、実は『チューブラー・ベルズ』あまり好きじゃない(笑)。

―あ、そうなんだ(笑)。

ジム:彼(マイク・オールドフィールド)の作品は一つだけ好き。『インカンテーションズ』、それだけ好き。今回の作品は色んな音楽からの影響があると思うけど、私が子供のころ、若いころの音楽の影響をもう一回訪ねたんでしょう。勉強じゃないけど…自己分析的。『チューブラー・ベルズ』じゃありません、すいません(笑)。でもあの時代の音楽には一番影響を受けてます。その頃は子供でしたから、いつも一番最初の影響が一番強い影響でしょう。

2/4ページ:デレク・ベイリーを訪ね、13歳の少年がロンドンへ

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