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ヒューマン・ビートボクサー AFRAインタビュー

ヒューマン・ビートボクサー AFRAインタビューをdel.icio.usに追加 このエントリーをはてなブックマークに追加 ヒューマン・ビートボクサー AFRAインタビューをlivedoorクリップに追加 ヒューマン・ビートボクサー AFRAインタビューをlivedoorクリップに追加 (2009/10/23)

ヒップホップのアートフォームの一つ「ヒューマン・ビートボックス」を駆使し、マイク一本で驚異的なパフォーマンスを披露するアーティスト、AFRA。2004年、FUJI XEROXのテレビCMで一躍お茶の間の話題をさらって以降、日本のヒューマン・ビートボックス・シーンを牽引する存在になった彼は、啓、K-MOONとのヒューマン・ビートボックス・バンド、AFRA & INCREDIBLE BEATBOX BAND名義でワールドワイドな活動を続けている。そんな彼がソロとしては三枚目となるアルバム『Heart Beat』をリリースする。AFRAにとってのヒューマン・ビートボックス、ヒップホップ、そして音楽とは?

(インタビュー・テキスト:小宮川りょう<NIKO¥ON PRO.> 写真:柏井万作)

PROFILE

ヒューマン・ビートボクサー。1996 年にニューヨークのセントラルパークで見たThe RootsのビートボクサーRahzel(ラゼル)のパフォーマンスに衝撃を受け、独学でビートボックスを始める。高校卒業後NYへ単身渡米。映画「Scratch」出演や、唯一の日本人として出演したビートボックス・ドキュメンタリーフィルム「Breath Control」などを通して日本のコアなファンにも強烈に存在をアピール。2003年に日本人初のヒューマン・ビートボックスアルバムとなる1stアルバム『Always Fresh Rhythm Attack』を、2004年にはプロデューサーにPrefuse 73を迎えた2ndアルバム『Digital Breath』をリリース。2005 年以降、啓、K-MOONとのビートボックス・バンド、AFRA & INCREDIBLE BEATBOX BANDとして活動。2枚のアルバムと1枚のDVDをリリースしている。
ODDJOB RECORDS


ビートボックスは好きなものを表現できるツール。あらゆる所につながっていて、色んな所に連れて行ってくれるスゴいツールだと思う。

―FUJI XEROXのテレビCMに始まり、最近ではadidas の世界コマーシャルに登場するなど大きなメディアに登場していますね。

AFRA:はい、ランDMCのDMC と共演させてもらって、名曲“My adidas”を一緒に演らせてもらいました。光栄ですね。

―「AFRA=ヒューマン・ビートボックス」のイメージが世間に定着してると思うんですが、そもそもDJやブレイクダンスなど数あるヒップホップの要素の中から、ビートボックスというアートフォームを選んだ理由、ヒューマン・ビートボックスに惹かれたポイントは?

AFRA:ヒューマン・ビートボックスを最初に観たのはニューヨーク。ザ・ルーツのビートボクサー、ラゼルのショーケース。あんなスゴイものを目の前で見せられた日には、そりゃもうねぇ(とめっちゃ笑顔)。


ヒューマン・ビートボクサー AFRAインタビュー

―今回のアルバム『Heart Beat』に収録されている楽曲“真夏のサンダー”のリリックにヒューマン・ビートボックスとの出会いが綴られていますよね?

AFRA:そうですね。普段語る機会もないので曲にしちゃいました。96年にニューヨークに行った時、好きだったア・トライブ・コールド・クエストを観にフリーコンサートに行ったんです。ところが行ってみたら出演がキャンセルになってて、代わりに出たのがザ・ルーツ。生音でジャジーなヒップホップを演奏するグループで、ジャズラップが流行ってた当時、僕も「ヒップホップはバンドでやらないと嘘やろ?」って思ってて。ところが、バンドの後に登場したラゼルのヒューマン・ビートボックスのショウケースで自分の考えが覆されましたね。バンドじゃなくてヒューマン・ビートボックスでしょって。お客さんの盛り上がってる姿、その場の光景が目の前にまだ残ってます。目が点になりましたね。それがヒューマン・ビートボックスとの出会い。

―ヒューマン・ビートボックス見てると老若男女問わず、誰でもみんな自然と笑顔になりますよね。

AFRA:わかる! ニコニコというかニヤニヤですよね(笑)。なんなんでしょうね、あの楽しさは(笑)? ザ・ルーツのライブ最後に見たのはオーストラリアだったかな? ラゼルと別のザ・ルーツのビートボクサーを最後に見たのはオーストラリアだったかな? 名前はスクラッチ。ライブしてるの観てたんですけど、マニアックやねんけど、この曲ヤバいなぁとか思いながら、もう30分くらいはずっとニヤニヤしてましたね(笑)。

―ベースとキックとスネアと、メロディと……あらゆるものが一人の人間の口で奏でられているっていうのが、まず面白いですよね。

AFRA:それとビートボックスを通して「あ、こういう音楽聴いてんねんな」とか「こんなジャンル好きなんや」とか、その人の音楽的な嗜好が分かるのが面白い。例えば今回のアルバムでレゲエDeeJeyのRUDEBWOY FACEくんと一緒にやってるんですけど、その曲で僕がダンスホールとかレゲエ全般が好きだってことがわかってもらえると思うし。

―確かに。その人の脳みそを覗いてる気になりますよね。

AFRA:脳内iTunesみたいなね。「Beat iTunes」とか名乗ったらかっこええなぁ(笑)。何を聴いてきたかアーカイブがわかるっていうのはすごくあると思う。ビートボックスは自分が今まで聴いてきたものや好きなものを表現できるツールですね。ビートボックスそれ自体はヒップホップから出てきたものだけど、それを通して、様々なジャンルの色んな世界を覗くことができる。あらゆる所につながっていて、色んな所に連れて行ってくれるスゴいツールだと思う。

2/3ページ:ジャンルって音楽の進化だと思います。それを辿っていくのが楽しいです。

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