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あいちトリエンナーレ2010"

まずはココから

連載・コラム

『音楽を、やめた人と続けた人』

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第1話:一本の電話からはじまった、とあるバンドのドキュメンタリー

インタビュー

9.11後のサンタの物語『ビリーバー』鈴木勝秀×川平慈英対談

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喪失感が漂う時代に信念の意味を問う。「1人?役」誕生秘話も

インタビュー

KENTARO!! × 康本雅子対談「自分にしかできない表現」

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ダンス界を揺さぶる大型デュオが、コンテンポラリーの「自由」を語る

インタビュー

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ファンタジックなストーリー Pip & Popインタビュー

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オーストラリアの女性ユニットによる、あいちトリエンナーレ2010出品作とは

インタビュー

バカヤローとか言いながら THE BITE インタビュー

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ハードコアシーンの重要バンドマン4人による原点回帰のロック・バンド

インタビュー

菊地成孔×佐々木敦『ゴダールシンポジウム』レポート

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永遠の魅力を放つ映画作家は、「音楽」をちゃんと扱えなかった?

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七尾旅人インタビュー 「何億もの声」から見えてくるもの

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これだけの想いがあればこその大傑作。今年最も待望視されていた作品が登場

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“時をこえ” HYインタビュー

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なぜHYは愛され続けているのか? 偽りのない彼らの想いを追う

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兄弟の愛憎劇『今は亡きヘンリー・モス』伊礼彼方×谷田歩

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「究極のリアリズム」芝居とは? 男たちが演じる感情の臨界点

ミュージシャンが音楽を信じているように、僕は映画を信じてるんです

MOVIE

映画『ライブテープ』監督・松江哲明×前野健太インタビュー

映画『ライブテープ』監督・松江哲明×前野健太インタビューをdel.icio.usに追加 このエントリーをはてなブックマークに追加 映画『ライブテープ』監督・松江哲明×前野健太インタビューをlivedoorクリップに追加 映画『ライブテープ』監督・松江哲明×前野健太インタビューをlivedoorクリップに追加 (2009/11/09)

祝! 東京国際映画祭2009「日本映画・ある視点部門」作品賞受賞! 路上音楽ライブをワンカットで、mini-DVテープの限界である「80分」ギリギリまで撮った刺激的な作品『ライブテープ』は、観る者すべての心を熱くさせる傑作だ。監督は、若手ドキュメンタリー作家随一の作り手である、松江哲明。そして主演に、これまで『ロマンスカー』、『さみしいだけ』という珠玉のアルバムを発表している前野健太。泥臭いまでに必死に、そして切ないまでに真剣に、「生きていくこと」の素晴らしさを謳い上げた本作。その「奇跡の74分間」の制作秘話を、じっくりとお伺いした。

(インタビュー・テキスト:小林宏彰 撮影:柏井万作)

PROFILE

松江哲明
1977年生まれ。東京都出身。99年日本映画学校卒業制作として『あんにょんキムチ』を監督。国内外の映画祭に参加し、山形国際ドキュメンタリー映画祭アジア千波万波特別賞、NETPAC特別賞、平成12年度文化庁優秀映画賞などを受賞。 その後、OV『ほんとにあった! 呪いのビデオ』シリーズ、『カレーライスの女たち』、『セキ☆ララ』などを制作。2007年に発表の『童貞。をプロデュース』、2009年に入って発表の『あんにょん由美香』が相次いで大ヒットを記録。著書に『童貞の教室(よりみちパン!セ)』等があり、「映画秘宝」「映画芸術」では映画評を発表している。
松江哲明ブログ


前野健太
1979年、埼玉県生まれ。ミュージシャン。2000年頃より作詞・作曲を始め、東京都内を中心にライブ活動、自宅での録音を精力的に行う。2007年9 月、アルバム『ロマンスカー』にてデビュー。同作収録の曲“天気予報”が映画『デトロイト・メタル・シティ』のメイキング映像の挿入歌として使用される。 2009年1月、セカンドアルバム『さみしいだけ』発表。日常の機微を丁寧にすくいあげる歌詞とポップなメロディー、さらにはライブでのアグレッシヴな演奏で注目を集める、新時代のシンガーソングライター。
前野健太_web


「失楽園でヌイてた〜」という歌い出しに、
すごく同世代を感じた(松江)

─『ライブテープ』、大変面白く拝見しました。74分間に、お二人の人生が凝縮 されていて、非常に感動しました。まずは出会いからお伺いしたいと思うのですが。

松江:昨年7月の、SPOTTED PRODUCTIONSという配給宣伝会社が行ったイベントのときですね。九龍ジョーというライターさんが「松江くんと同世代で、きっと好きな音楽だと思うよ」って前野さんを紹介してくれたんですよ。『ライブテープ』の1曲目でもありますが、“18の夏”を初めて聴いたとき、「失楽園でヌイてた〜」という歌い出しにすごく同世代を感じましたね。

前野:それから、8月にやった松江監督の『童貞。をプロデュース』公開1周年記念オールナイトイベントで、僕は簡単なライブをしたんですけど、早朝に松江さんから「一緒に面白いことやりましょう!」って握手を求めていただいたんですよね。


映画『ライブテープ』松江哲明(監督)×前野健太(主演)インタビュー
左:松江哲明、右:前野健太

松江:僕は「頑張ってください」って声を掛けるの、嫌なんですよね。僕は自分が共感した人と「一緒にやりたい」って思うんですよ。それは撮っているのがドキュメンタリーだからという理由もあります。劇映画と違って、ドキュメンタリーは少人数のスタッフとコアなものを作るので、性格がガッツリ合う人とじゃないとつくれないんです。

前野:そのオールナイトイベントのちょっと前に、松江さんが骨折したんですよね。松江さんの家にお見舞いに行ったらiTunesが開いていて、僕の“天気予報”という曲がものすごい回数を再生されていた。それを見つけたときは嬉しかったですね。

それにしても、松江さんが『ライブテープ』の内容を思いついたのは、12月に入ってからなんですよね。だから、出会ってから半年も経たないぐらいで、この映画ができたことになります。

─この作品を思いついたきっかけを教えてもらえますか?

松江:『ホット・ファズ』という映画を、吉祥寺バウスシアターの爆音映画祭に観に行ったんです。その帰り道、サンロードという商店街を歩いているときに、「ここで前野さんが歌っているところを見たい」と思いついたんです。で、翌日、前野さんに電話しました。

前野:「前野さん、元旦に歌いません? 一緒に映画撮りませんか?」って。いいっすよ、やりましょうよってすぐに返事をしたんです。

─内容を思いついてから撮影決定まで、本当に素早いですね! それにしてもなぜ、撮影日を元旦にしようと考えたんでしょうか?

松江:一年のうち、吉祥寺の人出が一番少ない時期に撮りたかったんです。その見込みは外れたんですけど(笑)。あんなに人が多いとは思っていなかった。

2/4ページ:撮影は、ワンチャンスで

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