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脱パブリック・イメージ 日暮愛葉インタビュー

脱パブリック・イメージ 日暮愛葉インタビューをdel.icio.usに追加 このエントリーをはてなブックマークに追加 脱パブリック・イメージ 日暮愛葉インタビューをlivedoorクリップに追加 脱パブリック・イメージ 日暮愛葉インタビューをlivedoorクリップに追加 (2009/11/27)

「LOVES.」としてのバンド活動、シャカゾンビのツッチーとのユニット「RAVOLTA」の10年ぶりの復活と、精力的な活動を続ける日暮愛葉から、4年半ぶりとなる「日暮愛葉」名義のソロ作『perfect days』が届いた。これがSEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HER〜LOVES.と続く、これまでのパブリック・イメージを良い意味で裏切る、恋愛をモチーフにした穏やかなフォーク〜カントリー集で、彼女の魅力をより立体的に浮かび上がらせる好盤に仕上がっている。決してパーフェクトじゃない日々を、泣き笑いしながら過ごすために。アーティストとして、女性として、母親として、ますます魅力的な、日暮愛葉の音と言葉に耳を傾けてみよう。

(インタビュー・テキスト:金子厚武 写真:柏井万作)

PROFILE

2002年、SEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HER活動休止後、ソロ活動スタート。 執筆、楽曲提供、プロデュースを手がけながら、2005年より自身のバンド「LOVES.」、そして10年振りに活動を再開した「RAVOLTA」[愛葉×TSUTCHIE(シャカゾンビ)]と、それぞれ異なる音楽性を提示しつつ、精力的に音楽活動を続けている。11月18日にソロとしては約4年半振りとなるアルバム「perfect days」をfelicityよりリリース。
日暮愛葉 and LOVES!


彼と出会ったことで、客観的に自分の恋愛を見れたんですよ。

―LOVES.での活動やRAVOLTAの復活といったトピックもある中で、今回のようなアコースティックなソロ作が出てきてびっくりしました。

日暮:どうもシーガル時代から積み重なったパブリック・イメージがあって、「おりゃあ!」みたいな、「FXXX」ワード言って何ぼみたいに未だに思われてるんですけど、普段から激しい音楽聴くかって言ったらあんまり聴かないですし、普通にポップス、カントリー、アシッド・フォークとかの方がレイドバックして聴けて、自分を潤してくれるんですよね。

脱パブリック・イメージ 日暮愛葉インタビュー

―そういう潤してくれる音楽を、ソロ作品として作ろうと。

日暮:そうなんだけど、なかなか自分の思ってる、作りこまなくてもいい、ありのままで背伸びをしてない曲ができなくて。それが、新しく始まった恋愛をきっかけに思っていたような曲ができ始めたんです。彼と出会ったことで、客観的に自分の恋愛を見れたんですよ。客観的でいられない恋愛をしてる自分を、客観的に見てる(笑)、それがすごく面白くて。

―それってすごく難しそうですね(笑)。具体的にはどんな面白さを発見したんでしょうか?

日暮:恋をし始める焦燥感とか、電話がかかってこなくて不安だったりとか、でも会ったらその不安が嘘みたいに消えたりとか、突然また一人で考え込むと狂おしくなったり、でも次の日になると「今日はなんて完璧なんだろう」って思ったり。その心境の変化の早さ、恋のスピードの速さみたいなものを、一枚のアルバムにしたらすごく面白いんじゃないかって。実験するわけじゃないけど、ちゃんと残しておきたかったんです、自分のパーツとして。

―じゃあ今回の作品は、その恋愛をきっかけにして、一気に書いた感じなんですね?

日暮:そうですね。“the sun and moon”って曲は、少し前からアイデアはあったんですけど、自分で弾けるストロークじゃなかったから、LOVES.のギターの岩谷くんに弾いてもらったんですけど、それ以外の曲は全部恋愛と共に進行された…というか、したのかな。

―自分の内面や恋愛感情を作品としてさらけ出すことに対する不安や照れはありませんでしたか?

日暮:照れは全くないですね。シーガルのときもずっと言い続けてたんですけど、自分の気持ちをバンドで歌っても面白くないんですよ。バンドでは、演じているというか、Showだと思ってるんです、特にLOVES.は。シーガルのときはもっと若さとかパンチを大切にしてて、よくわからない勢いがあったんですけど(笑)。今作はもっと冷静で、どこかしら客観的な自分がいたからこそできたアルバムですね。

2/3ページ:完璧な恋愛なんてないんですよ、完璧な人がいないのと一緒で。

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