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GWの京都で開催するアートフェア『ART KYOTO 2012』
インタビュー・テキスト:佐々木鋼平 撮影:越間有紀子(2012/04/02)
国際的な文化観光都市として、国内外から年中大勢の観光客を集める京都で、一昨年から始まった『アートフェア京都』が、今年は『ART KYOTO 2012』と名称を変え、ゴールデンウィークシーズンに開催されることになった。今年は昨年までのホテル型アートフェアのスタイルだけでなく、重要な国際会議が行われることで知られる国立京都国際会館を使い、一気に大規模なアートフェアへと変貌を遂げている。さらに関連企画として、映像芸術祭『MOVING 2012』や、アート界隈で話題の新スポット「HOTEL ANTEROOM KYOTO」での、名和晃平(SANDWICH)と京都造形芸術大学との共同展示企画など、ゴールデンウィークの京都の街全体が、アートに包まれそうな雰囲気だ。まだ3年目のアートフェアであるにも関わらず、日本屈指の規模での開催となったこの『ART KYOTO 2012』について、企画運営の中心人物の1人であるギャラリーニュートロン代表の石橋圭吾さんにお話を伺った。話はアートフェアの内容だけでなく、次第に熱気を帯びながら、日本とアートマーケット、京都や日本の持つ可能性へと大きく広がった。
石橋圭吾
1973年東京生まれ。同志社大学卒業。2001年7月ニュートロンをオープン。有限会社ニュートロン代表取締役。京都アートフェア実行委員会代表。アート京都実行委員。
galleryneutron
『アートフェア東京』と同じことをやっても意味がない
―昨年までの『アートフェア京都』から、今年は『ART KYOTO 2012』に名称が変わり、会場の規模や関連企画の充実など、全体のスケールも大きくなっていますね。まずはアートフェアとしての今年の特徴からお伺いできればと。
石橋:今年は、約100のギャラリー・出展者にご協力頂きまして、ホテルモントレの2フロアと国立京都国際会館アネックスホールを同時に使用した、国内でもかなり大規模なアートフェアとなりました。海外からは韓国のギャラリーに13軒参加して頂いています。

国立京都国際会館 梅と外観

ホテルモントレ京都外観
―1年目の参加ギャラリーが35軒でしたから、3年目にして約3倍の規模ですね。確かに国内でもなかなかここまで沢山のギャラリーが一同に揃う機会は限られています。その一方で、関連企画の充実など、アートイベントとしての側面も意識的にアプローチされているように感じます。
石橋:そうです。今回はあえてフェアという言葉を外したところからも分かるように、昨年までの純粋なアートフェアだけ、とは違う方向性、可能性を目指している。というのは確かです。

coppers早川「サーカス団がやって来た!!R233」
19×18×39H(cm) / 銅・真鍮
(Gallery Seek 出展/国立京都国際会館会場)
―特に映像芸術祭『MOVING 2012』は、石田尚志、トーチカ、八木良太など、現代日本の新進作家がたくさん参加して、メルツバウらのライブイベントがあるという、かなりコアで豪華なラインナップですね。
石橋:『MOVING 2012』とは去年から色々話をしながら、お互いに合わせてやるという気持ちで来ていますから、もう完全に同時進行ですよね。たまたま映像作家というくくりになっていますけど、同じ実行委員会くらいの気持ちでいます。せっかく京都に人がこれだけ集まるタイミングなんだから、こういうプロジェクトを見せたいと。だからもっとこういう動きがあっても良いと思うんですよね。
―話題の新しいアートスポットである「HOTEL ANTEROOM KYOTO」での、名和晃平(SANDWICH)と京都造形芸術大学との共同展示企画や、京都市立芸術大学ギャラリーでの展覧会、デパート藤井大丸とコラボレーションした、若手アーティストの展示企画など、京都の企業や教育機関との連携が目立ちますね。
石橋:今回は特に僕らの方から呼びかけた事もありますし、しっかりした内容が揃ったと思います。日本で大規模なアートフェアをやろうといっても、ただ『アートフェア東京』と同じことをやっても仕方がないですから、関連企画を含めてとにかく京都の街ぐるみで、アートに注目が集まるようなイメージを目指しました。今回はあえてゴールデンウィークシーズンにやるわけですから、とにかく沢山の人に来ていただいて、アートを知って頂きたい。アートを好きになる何かのきっかけになればという気持ちがあります。

月末よしみん(TSUKIZUE YOSHIMIN) 「心の中のムニュン」 2011年 / 455×455mm / カシュー漆、木パネル (Gallery Introart 出展/ホテルモントレ会場)
―会場をみると、一昨年に続いて『へうげもの』のギャラリーが出展されていますね。
石橋:編集部の方とのお付き合いはもう長いんですが、『へうげもの』に関して言えば、メディアのスピンオフですよね。陶芸の漫画だからこそ陶芸をリアルに扱って、それを各地で売ろうとしている試みを見た時に、物凄く面白いなと思いました。やっぱり漫画の影響って大きいですよ。
―どういった作品が展示されるんですか?
石橋:『へうげもの』のムーブメントの中で、編集部の人たちが色々なきっかけで知り合った現代陶芸家作品を中心に出品して頂けるようです。「へうげる(ふざける、おどける)」ということが唯一のテーマなので、かなり斬新で面白い陶芸作品の展示になると思いますよ。















































