環境保護の最前線走った女性の姿、『センス・オブ・ワンダー』著者の晩年を映画化

世界中で愛読されている『センス・オブ・ワンダー』の著者で、環境保護のパイオニアでもあるレイチェル・カーソンの晩年を描いた映画『レイチェル・カーソンの感性の森』が、2月26日より東京・渋谷アップリンクXほか全国で公開される。

レイチェル・カーソンは、著書『沈黙の春』で化学物質の危険性を世界で初めて告発した女性。ベストセラー作家として活躍する一方、一部メディアや化学産業からの批判を受け、晩年は癌を患いながら執筆活動を続けた。同作は、遺作となった『センス・オブ・ワンダー』を映画化したもので、カーソンが穏やかに余生を送ったメイン州の海岸にある自然豊かなコテージを舞台に、若くして他界した姪の息子ロジャーと過ごした日々を美しいドキュメンタリータッチで再現する。

監督を務めるクリストファー・マンガーは、映画監督や脚本において数々の受賞歴を持ち、代表作に、ヒュー・グラント主演の『ウェールズの山』などがある。また、カーソンを演じるカイウラニ・リーは、カーソンのメッセージを伝えるため1人芝居『センス・オブ・ワンダー』の脚本を執筆。世界各国で18年もの間、カーソンの最後の1年を演じており、日本では2005年の『愛知万博』で披露されている。

自然の美しさや神秘さに目を見張る感性をいつまでも失わないでほしいという、カーソンの願いが込められた作品だ。

『レイチェル・カーソンの感性の森』

2011年2月26日(土)より渋谷アップリンクXほか全国ロードショー
監督:クリストファー・マンガー
脚本・出演:カイウラニ・リー
配給:アップリンク

(画像:『レイチェル・カーソンの感性の森』より)

  • HOME
  • Movie,Drama
  • 環境保護の最前線走った女性の姿、『センス・オブ・ワンダー』著者の晩年を映画化

Special Feature

Crossing??

CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?

詳しくみる

JOB

これからの企業を彩る9つのバッヂ認証システム

グリーンカンパニー

グリーンカンパニーについて
グリーンカンパニーについて