逝去した原田芳雄の遺作、村の伝統文化描いた人間味溢れる群像劇『大鹿村騒動記』

今月19日に逝去した俳優・原田芳雄の遺作となった映画『大鹿村騒動記』が、全国公開中だ。

同作は映画『どついたるねん』『ぼくんち』『顔』などの劇場作品で知られる阪本順治の監督作品。長い歴史を持つ村歌舞伎を題材に、山村で暮らす人々の悲喜こもごもの人生を描いた群像劇となっている。同作で主演を務めた原田は、村歌舞伎の花形役者を熱演。舞台上では見物客の声援を一身にあびる存在だが、実生活では妻に逃げられた孤独な老人という難しい役柄をこなしている。

共演者には、大楠道代、岸部一徳、佐藤浩市、松たか子、瑛太、石橋蓮司、小野武彦、三國連太郎といった豪華な顔ぶれが勢ぞろい。村歌舞伎のシーンでは本物の歌舞伎顔負けに演じるなど、ベテラン俳優陣の新しいチャレンジも見どころだ。また、主題歌には忌野清志郎の“太陽の当たる場所”を起用。生前の原田が「70代を迎えて、どうしても演っておきたかった」とコメントを残した、ユーモラスで人間味溢れる作品に仕上がっている。


『大鹿村騒動記』

2011年7月16日から全国公開中
企画・監督:阪本順治
脚本:荒井晴彦、阪本順治
原案:延江浩
主題歌:忌野清志郎“太陽の当たる場所”
出演:
原田芳雄
大楠道代
岸部一徳
佐藤浩市
松たか子
冨浦智嗣
瑛太
石橋蓮司
小倉一郎
でんでん
加藤虎ノ介
小野武彦
三國連太郎
配給:東映

(画像:©2011「大鹿村騒動記」製作委員会)

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