若林正恭(オードリー)の著書『青天』が『第175回直木三十五賞』の候補作に選ばれた。
若林正恭は2013年に初エッセイ集『社会人大学人見知り学部 卒業見込』を刊行後、2018年にキューバ旅を記した『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』で『斎藤茂太賞』を受賞、3冊目のエッセイ集『ナナメの夕暮れ』が累計発行部数42万部を突破するなど、執筆活動においても注目を集めてきた。
2026年2月20日に文藝春秋から刊行された『青天』は、弱小高校アメフト部を舞台にした、若林にとって初めての小説で、初の『直木三十五賞』ノミネート作。現在までに累計発行部数29万部を突破している。『第175回直木三十五賞』の選考会は7月15日に都内で実施。
【若林正恭(オードリー)のコメント】
とにかくアメフトが好きで夢中で書いた作品なので、直木賞の候補作に選ばれるとは思ってもいませんでした。主人公のアリが、想像よりずっと力強く、遠くまで走っていくなあと。「そのまま直木賞にぶち当たってこい」と背中を見守る気持ちです。
【『青天』あらすじ】
人にぶつかっていないと、自分が生きているかどうかよくわからなくなる――
総大三高の「アリ」こと中村昴が所属するアメフト部は、万年2回戦どまり。相手校の練習を隠し撮りして迎えた高3の引退大会では、強豪・遼西学園に打ち砕かれた。引退後、みなが受験に向かうなか、勉強にも気持ちが入らず、不良になる覚悟もないまま宙ぶらりんの日々を過ごす。自分自身の不甲斐なさにもがき続けるなかで、アリは再びアメフトと向き合う決意を固める。
【青天/アオテン】……アメリカンフットボール用語で、試合中に仰向けに倒される屈辱を表す言葉。
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