サンガツが2012年以降の著作権放棄を宣言、今後は「所有」から「共有」へ移行

ポストロックバンド「サンガツ」が、2012年以降少なくとも5年間の作品の著作権を放棄することを明らかにした。

オフィシャルサイトでは、今回の決断に至った経緯について、音楽とリスナーとの関係が「所有」から「共有」へ移行していることに触れながら、「ミュージシャンの論理でなくユーザーやネットの論理に身を任せた先にどんな景色が見えるのか。その景色を見てみたいという思いから、音楽をフリーにすることにしました」とコメント。

また、無料のmp3レーベルのように音源を配布するのではなく、「ざっくり言うと、itmsよりもspotifyよりもクックパッドの方が先を行っているのでは?という予感。料理そのもの、からレシピへ」と今後向かう方向を暗示している。作品発表の方法、形態などの詳細については後日発表されるという。

なお、今回の決断にともない、デビュー以来作品を発表し続けてきたレーベルHEADZを離れることも発表。新たな方針のもとで5年間活動し、良い感触を得られた場合はそれ以降も継続するという。さらに、「これから段階を踏んでバンドをオープンにして行くので、いろいろな方が交わってくれれば良いなと思っています。(特に動画を作れる方をあつく募集しています)」と綴られている。

今回の発表について、HEADZ代表の佐々木敦のコメントが「エクス・ポ日記」に掲載されているので、こちらも合わせて確認してみよう。

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