「現代のミューズ」講義が虚構と交錯、J・L・ゲリン監督新作が写美で公開

映画『ミューズ・アカデミー』が2017年1月7日から東京・恵比寿の東京都写真美術館で公開される。

同作は、『シルビアのいる街で』などの監督作を発表しているスペインの映画監督ホセ・ルイス・ゲリンの新作。実在する大学教授ピントによる文学や芸術を紐解きながら現代のミューズ像を探る授業「ミューズ・アカデミー」をモチーフに、教室で繰り広げられる教授と女たちの対話がやがて芸術論議から彼らの恋愛問題に発展していく様が描かれる。ドキュメンタリーとフィクションの境目がつかないような演出も見どころとなる。

東京都写真美術館では同作の公開を記念してゲリン監督の特集上映『ミューズとゲリン』を同時開催。11月に『広島国際映画祭』でプレミア上映される『サン=ルイ大聖堂の奴隷船サフィール号』など短編4作品を含む11作品が上映される。またゲリンは同映画祭にあわせて11月に来日する予定だ。

作品情報

『ミューズ・アカデミー』

2017年1月7日(土)~1月29日(日)に東京都写真美術館で公開
監督・脚本:ホセ・ルイス・ゲリン 出演: ラファエレ・ピント エマヌエラ・フォルゲッタ ロサ・デロール・ムンス ミレイア・イニエスタ 配給:コピアポア・フィルム
イベント情報

『「ミューズとゲリン」ホセ・ルイス・ゲリン監督特集上映』

2017年1月7日(土)~1月29日(日) 会場:東京都 恵比寿 東京都写真美術館
上映作品: 『ベルタのモチーフ』(監督:ホセ・ルイス・ゲリン) 『イニスフリー』(監督:ホセ・ルイス・ゲリン) 『影の列車』(監督:ホセ・ルイス・ゲリン) 『工事中』(監督:ホセ・ルイス・ゲリン) 『シルビアのいる街の写真』(監督:ホセ・ルイス・ゲリン) 『シルビアのいる街で』(監督:ホセ・ルイス・ゲリン) 『ゲスト』(監督:ホセ・ルイス・ゲリン) 『アナへの2通の手紙』(監督:ホセ・ルイス・ゲリン) 『ある朝の思い出』(監督:ホセ・ルイス・ゲリン) 『サン=ルイ大聖堂の奴隷船サフィール号』(監督:ホセ・ルイス・ゲリン) 『思い出』(監督:ホセ・ルイス・ゲリン)
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