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HARUHIは、国内で類を見ない音楽家。海外の最先端との親和性

HARUHI『ソラのパレード』
テキスト
柴那典
編集:矢島由佳子
2017/05/12
  • 20
HARUHIは、国内で類を見ない音楽家。海外の最先端との親和性

どんなキャッチコピーにも触れずに、偶然出会いたかった歌声

僕が最初にHARUHIの歌声を聴いたのは、ちょうど1年前くらいのこと。すでに「各界のクリエイターたちが絶賛!」みたいにして騒がれはじめた頃のことだった。

何しろ、2016年5月11日にリリースされたデビューシングル『ひずみ』は、映画『世界から猫が消えたなら』(以下、『せか猫』)の主題歌である。永井聡監督は「たった1小節聴いただけで主題歌への起用を決めた」という。そこで僕に「『せか猫』永井監督を筆頭に多くのクリエイターを惹きつけるHARUHIの歌声の魅力について解説してください」という依頼が来た。

正直に言おう。今思えば、僕は、こんな風にしてHARUHIの歌声に出会いたくはなかった。

たとえばラジオからふと流れてきた曲に耳を奪われるみたいにして彼女の歌声に出会いたかった。もしくはSNSで誰かがツイートしているYouTubeをクリックしたり、もしくはフェスや誘われたライブイベントで彼女が歌う姿を見かけたり。そんな風に、何の前情報もなく、まっさらな状態で出会いたかった。

何故なら、彼女の声は「何かの主題歌になったから」とか「どこかの誰かが絶賛してるから」とか「ミュージックビデオが凝っているから」とか、そういう情報を突き抜けてくる、本物の力を持っているから。

声だけではなく、作詞作曲編曲にも表れている、HARUHIの資質

誰だって、聴けば一発でわかると思う。当然、永井監督を筆頭とするクリエイターたちもそんな風にして惹かれたのだろう。だから、まだHARUHIのことを知らない人はぜひそうしてほしい。何の情報もなしに、まずはシンプルに曲を聴くことからはじめてみてほしい。

4月26日には、3枚目のシングル『ソラのパレード』がリリースされた。表題曲はテレビアニメ『GRANBLUE FANTASY The Animation』(以下、『グラブル』)のエンディングテーマとなっている。

『グラブル』の世界観に刺激を受けて書き下ろしたという曲のイメージは、曲名のとおり空に向かっていくような壮大な広がりを感じさせるもの。高揚感あふれるドラマティックな曲展開が印象に残る。

そして、聴き逃してほしくはないのが、このシングルのカップリングに収録されている“Nightmare”“Landlord”“ROUND MIDNIGHT”の3曲だ。

“Nightmare”は全英語詞のドラマティックなナンバー。作詞作曲をHARUHIが手掛けている。アレンジのクレジットは「HARUHI & THE GHOSTS、彦坂亮」。静謐なピアノから曲が始まり、徐々に感情の水位が上がっていく。エレクトロニックなリズムがそれを盛りたてる。エネルギッシュなのに、どこか悲壮感を感じさせる。楽曲のテーマは、タイトル通りの「悪夢」。子供時代に見る悲しい夢を描いたダークな曲だ。

“Landlord”はジョス・ストーンのカバー。2011年に発売されたアルバム『LP1』に収録されているナンバーだ。アレンジはHARUHI自身。アコースティックギターの弾き語りのスタイルは、原曲のアレンジにかなり忠実なもの。ジャニス・ジョプリンの再来と騒がれたジョス・ストーンのソウルフルな歌声に、真っ向から挑んでいる。

“ROUND MIDNIGHT”は、セロニアス・モンクが作曲し、バーニー・ハニゲンが歌詞をつけたジャズのスタンダードナンバー。エラ・フィッツジェラルドやサラ・ヴォーンなど、そうそうたる女性ジャズボーカリストがこの曲を歌ってきた。これもアレンジはHARUHI。夜の濃い暗闇を思わせるピアノのしっとりとした演奏に乗せて、丁寧に、味わい深く歌っている。これら2曲の選曲もHARUHI自身だ。

HARUHI『ソラのパレード』
HARUHI『ソラのパレード』(Amazonで見る

これまでも垣間見せていた、洋楽的な素養

できれば、これを聴いた後に、映画『淵に立つ』(2016年公開、深田晃司監督)の主題歌となった“Lullaby”を聴いてみてほしい。2ndシングル『BANQUET』の、これもカップリングに収録されている。

そして続けて、1stシングル『ひずみ』のカップリングに収録されている“Empty Motion”と“The Lion is Calling Me”を聴いてみてほしい。どれもHARUHI自身のペンによる曲だ。

『せか猫』や『グラブル』といったタイアップ曲だけではなく、カップリングからも触れていくと、HARUHIというシンガーが、単に魅力的な声質だけでなく、きわめて洋楽的な音楽的素養を持ち合わせていることに、きっと気付くと思う。

CINRA.NETに掲載されているインタビュー(『せか猫』永井監督×HARUHI対談「音楽は人間関係のブリッジ」)によると、彼女がプロとして音楽をやりたいと思ったのは13歳の頃。最初に意識して聴いた音楽はビョークだったという。10代でEvanescenceやParamoreのようなダークで耽美的なメタルと、トニー・ベネットやフランク・シナトラなどジャズのスタンダードナンバーを両方聴いてきたというルーツの持ち主だ。同世代のクラスメイトと音楽の話をするようなことは全くなく、古いアルバムを自分で探して聴くほうが楽しいというタイプらしい。

海外のシンガーとリアルタイムで共鳴している、稀有な日本人と言える

僕がHARUHIの曲の中で個人的に一番好きなのが“Lullaby”で、この曲を聴くと、どこかジュディ・シルを思い起こす。1970年代初頭にデビュー、同時代のキャロル・キングやジョニ・ミッチェルに比べると商業的な成功には恵まれないまま夭折してしまったのだが、その死後に評価を高め、今も愛される女性シンガーソングライターだ。2003年にデビュー、抜きん出たセンスを持ち、天才として持て囃されながらもやはり27歳で夭折してしまったエイミー・ワインハウスに通じるものもある。

2017年の同時代を見回してみても、HARUHIの音楽と通じ合う感性を持ったミュージシャンは日本ではなく、むしろ海外にいる。僕がまず思い浮かぶのはNYに育ったラナ・デル・レイだ。今年に5作目となるニューアルバム『Lust For Life』のリリースを予定している。THE WEEKNDをフィーチャーした表題曲が発表されたばかりだ。

そしてもう1組は、UKを拠点に活動する3人組、London Grammar。今年6月に、2作目となるアルバム『Truth Is A Beautiful Thing』のリリースを予定している。こちらも表題曲が公開されている。

澄み渡るような、そして、どことなく憂いをはらんだ声。その持ち主だけが歌うことのできる、心に沁みる曲。HARUHIというシンガーソングライターに、僕は、そういう時代と国境を超えた系譜を感じている。

リリース情報

HARUHI『ソラのパレード』初回生産限定盤
HARUHI
『ソラのパレード』初回生産限定盤(CD+DVD)

2017年4月26日(水)発売
価格:1,512円(税込)
AICL-3318~9

[CD]
1. ソラのパレード
2. Nightmare
3. Landlord
4. ROUND MIDNIGHT
[DVD]
ソラのパレード(Music Video)

HARUHI『ソラのパレード』期間限定生産盤(
HARUHI
『ソラのパレード』期間限定生産盤(CD+DVD)

2017年4月26日(水)発売
価格:1,728円(税込)
AICL-3321~2

[CD]
1. ソラのパレード
2. Nightmare
3. Landlord
4. ROUND MIDNIGHT
5. ソラのパレード(TV size)
[DVD]
1. ソラのパレード(Music Video)
2. ソラのパレード(Music Video -GRANBLUE FANTASY The Animation ver.-)

HARUHI
『ソラのパレード』通常盤(CD)

2017年4月26日(水)発売
価格:1,188円(税込)
AICL-3320

[CD]
1. ソラのパレード
2. Nightmare
3. Landlord
4. ROUND MIDNIGHT

プロフィール

HARUHI
HARUHI(はるひ)

1999年2月25日 ロサンゼルス生まれ。現在18歳。12歳の時、学校のミュージカルの主役に抜擢され、数か月間の練習と本番を経て歌手への志を持つ。13歳から楽曲制作を開始。ルーツミュージックからオルタナティブロックまで、膨大な幅の音楽を吸収し、即興性を含む柔軟で鋭敏な歌唱表現力や楽曲制作力は、関係スタッフに、次世代の真の女性アーティストの誕生を予感させる。映画『世界から猫が消えたなら』の主題歌に“ひずみ”が決定し、2016年5月デビュー。10月にはカンヌ受賞映画『淵に立つ』主題歌に“Lullaby”が、ドラマ『コック警部の晩餐会』主題歌に“BANQUET”が決定。そして、3rdシングル『ソラのパレード』は2017年4月1日放送スタートのTVアニメ『GRANBLUE FANTASY The Animation』のエンディングテーマに決定。さらにはBose BRAND AMBASSADORに決定するなど、聴いた瞬間、別世界に誘う独創的な声・世界観に様々な映像クリエーターからのオファーが殺到している。

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