草彅剛×白石和彌監督が初タッグを組んだ時代劇映画『碁盤斬り』が来年公開

草彅剛主演、白石和彌監督の時代劇映画『碁盤斬り』が来年公開される。

古典落語をベースにした同作は、疑心と陰謀が渦巻くなか、愛する者を守り誇り高く生きる武士の尊厳と親子の情愛を描いた作品。白石和彌監督と初タッグを組む草彅剛は、謂れのない嫌疑をかけられ藩を離れ、亡き妻の忘れ形見の娘と共に貧乏長屋で暮らす浪人・柳田格之進役を演じる。格之進は囲碁を嗜む。

脚本は加藤正人。撮影は京都、関西近郊を中心に行なわれるという。

【草彅剛のコメント】
未だ嘗て感じた事のない世界観で胸がとても熱くなりました。
古き良き物に宿る色褪せることない魂を演じてみたいです。
白石監督は、慎吾ちゃんと仲良しなので、僕も、仲良くできそうです。
白石監督は僕自身ファンでもあるので、ご一緒できて幸せです。目一杯楽しみます。
また新しい世界を見に、フルスロットルで行きたいと思います!

【白石和彌監督のコメント】
私にとって初めての時代劇を草彅剛さんと共に作れることに興奮しています。ずっと時代劇を作りたかった。その想いがようやく叶います。加藤さんが書いてくれた実直な浪人柳田格之進が選択する未来に、少しだけ今の時代に必要なものが見えた気がしました。
純度の高い映画の血が流れ続ける京都で、魂を静かに震わせながら作品に向き合います。

【加藤正人のコメント】
『碁盤斬り』は、囲碁を巡る人情話として根強い人気のある『柳田格之進』という落語を元にした物語だ。白石和彌監督とは、『凪待ち』(2019)に続いて2度目のコンビとなる。この脚本は、監督とプロデューサーと話し合い、3年半にわたって改訂を重ねて練り上げた。
白石監督は『凪待ち』ではギャンブル依存症という難役の香取慎吾さんを見事に演出しきって素晴らしい作品に仕上げてくれた。今回は草彅剛さんに出演してもらえることになった。草彅さんとは『日本沈没』(2006)以来2度目の仕事となる。初めて会ったのは東宝撮影所だった。草彅さんは、薄暗いセットの片隅で、ひとり熱心に台本を読み込んでいた。役に打ち込むストイックなたたずまいが神々しかった。今日まで、俳優として大きな賞を受賞し、めざましい活躍を続けているのも当然だ。その草彅さんが柳田格之進を演じるということで、期待に胸が膨らんでいる。
この脚本は私の代表作だ。必ずやいい作品になると信じている。



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