『サントリーホール サマーフェスティバル』が8月に開催。2つのプレイベントが本日配信

『サントリーホール サマーフェスティバル 2023』が8月23日から六本木一丁目・サントリーホールで開催される。

1987年に初開催された『サントリーホール サマーフェスティバル』は、音楽の「現在(いま)」を紹介する現代音楽のイベント。今回は『ザ・プロデューサー・シリーズ 三輪眞弘がひらく ありえるかもしれない、ガムラン』『テーマ作曲家 オルガ・ノイヴィルト サントリーホール国際作曲委嘱シリーズNo. 45』『第33回芥川也寸志サントリー作曲賞選考演奏会』の3企画が行なわれる。

『ザ・プロデューサー・シリーズ』は、その年のプロデューサーが独自の視点で現代音楽を切り取り作品を紹介するシリーズ。今年は作曲家の三輪眞弘がプロデューサーを務め、アートコレクティブのKITAとガムラングループのマルガサリと共に、従来のコンサート形式だけでなく、「プロジェクト型」のコンサートを同時に試みることで「ガムランのコスモロジー」を表現する。

『テーマ作曲家 オルガ・ノイヴィルト サントリーホール国際作曲委嘱シリーズNo. 45』では、2019年にウィーン国立歌劇場史上初めて、女性作曲家として同劇場からの委嘱オペラ『オルランド』が上演されたオルガ・ノイヴィルトを紹介。『オルランド』をもとにした新作『オルランド・ワールド』が委嘱オーケストラ作品として世界初演される。指揮はウィーンでの『オルランド』初演を行なったマティアス・ピンチャー。また、ノイヴィルトの作品を管弦楽、室内楽それぞれのプログラムで紹介するほか、作曲ワークショップも行なわれる。

『第33回芥川也寸志サントリー作曲賞選考演奏会』では、昨年国内外で初演された日本人作曲家の管弦楽作品から3曲を再演。その中から1曲を公開で選考し贈賞する。選考委員の稲森安太己、小鍛冶邦隆、渡辺裕紀子による第1次選考を経て、田中弘基、松本淳一、向井航の3作品がノミネート。第31回受賞者の桑原ゆうの委嘱作品の初演もあわせて行なわれる。聴衆による投票、SFA総選挙も実施。

そのほか、『ザ・プロデューサー・シリーズ 三輪眞弘がひらく ありえるかもしれない、ガムラン』を紐解く2つのプレイベントをオンラインで開催。

QuizKnockとコラボした『難解? 意味不明? 現代音楽の楽しみ方【好きになっちゃう放課後】』ではゲストに三輪眞弘が登場。現代音楽の楽しみ方、現代音楽の魅力を伝える。本日7月21日18:30にプレミア公開。

本日7月21日19:00からDOMMUNEで配信されるプレイベントでは、三輪眞弘と宇川直宏(DOMMUNE)、中川真(マルガサリ)の鼎談が行なわれるほか、美術家の北澤潤、大井卓也(マルガサリ)らがゲスト出演する。配信後半には、三輪眞弘が2020年に『ぎふ未来音楽展』で発表した『三輪眞弘祭―清められた夜』が「遅延」配信される。

サントリーホール サマーフェスティバル 2023


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