芥川賞は九段理江『東京都同情塔』が受賞

九段理江『東京都同情塔』が『第170回芥川龍之介賞』を受賞したことが発表された。

『新潮』2023年12月号に掲載された『東京都同情塔』の舞台は、ザハ・ハディドの国立競技場が完成し、犯罪者は「同情されるべき人々」という言説が広がったもう一つの日本。生成AIや寛容論、ポリティカル・コレクトネスといった「今」の問題を通して日本の未来を描く。1月17日に単行本が刊行された。

1990年生まれの九段理江は2021年に『悪い音楽』で『第126回文學界新人賞』を受賞しデビュー。第2作『Schoolgirl』が『第73回芸術選奨新人賞』を受賞、第3作『しをかくうま』が『第45回野間文芸新人賞』を受賞した。

九段理江 『東京都同情塔』 | 新潮社


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