歌舞伎町を回遊するオールナイトアートイベント『BENTEN 2 Art Night Kabukicho』が11月1日開幕

回遊型オールナイトアートイベント『BENTEN 2 Art Night Kabukicho』が11月1日〜3日に新宿・歌舞伎町地区一帯で開催される。

今年のテーマは「都市の再野生化」。都市化が進み、あらゆるものが管理され、制度化されていく中で、本来の創造の衝動や自由な表現がどのように生き残り、進化しうるのか。歌舞伎町という混沌とした都市の中でアートが再び「野生」を取り戻し、新たな可能性を開く場を創出する。

会場は王城ビル、歌舞伎町能舞台、デカメロン、WHITEHOUSE、東京砂漠（旧芸術公民館）、THE FOUR-EYEDほか。シネシティ広場で『歌舞伎超祭2025』が同時開催される。

王城ビルでは昨年は1日だけだった『DOMMUNE KABUKICHO」SATELLITE STUDIO』が3日間に拡大。VMOとMerzbow、飴屋法水のコラボや、∈Y∋（BOREDOMS）のコンダクトによる200人超えのシンバル演奏『Arv100』の7画面インスタレーション展示、菊地成孔×大谷能生によるJAZZ DOMMUNISTERSのプログラムが行われる。

王城ビルではそのほか、磯村暖キュレーションによるMES、三好彼流、齋藤帆奈の3人展『Polyparallax』や、アーティストが所狭しと表現、物販、飲食などを展開する『アー横』、『活弁天映画祭』などさまざまな表現が交差。

歌舞伎町能舞台では、やなぎみわによる展示と新作公演を実施。WHITEHOUSEでは建築コレクティブGROUPによる1975年にMoMAで開催された『Shinjuku: Phenomenal City』展を軸に新宿の100年について考える展示、建築家・伊東豊雄のトークなどが行われる。

デカメロンでは下司悠太によるDJと味噌仕込みが同じ空間に共存するワークショップが開かれ、自分で仕込んだ味噌は持ち帰り可能。東京砂漠はかつて会田誠が立ち上げたアートサロンバー「芸術公民館」として3日間限定復活し、会田誠らが日替わりバーテンダーとして来場者を迎える。THE FOUR-EYEDでは、ぼく脳による『フォー横闇市場』を開催。

チケット販売中。詳細はオフィシャルサイトを確認しよう。

アーティスト
やなぎみわ／安田登／金沢霞／渡邉尚／JanMah／DOMMUNE／宇川直宏／∈Y∋／COSMICLAB／VMO／Merzbow／菊地成孔／大谷能生／飴屋法水／新種のImmigrationsB x 野宮真貴／MES／三好彼流／齋藤帆奈／唐組／稲荷卓央／福本雄樹／原田つむぎ／山本十三／佐藤舞希子／三野新／尹苑／麻生子八咫／下司悠太／GROUP／吉見俊哉／卯城竜太／伊東豊雄／会田誠／岡田裕子／岡啓輔／布施琳太郎／トモトシ／平山匠／THE COPY TRAVELERS／〇九一四／KANE-ZANMAI 金三昧／存在飯店／コウシンキョク／高瀬川モニタリング部／山中suplex／玄人の乱／風のひと、／Pylon Shop／satokai publishing:-)／ヌトミック／村上豪（パンクロッカー労働組合・赤い暴動バンド）／青い風よ（Aokid＋酒井風＋よだまりえ）／今尾拓真（Ft. 菊池航, 田上碧）／素人の乱残党ラジオ／Modern Angels／トモ都市美術館／浅間温泉だらず荘／モテギミユ／透明輻射／芳賀菜々花／ぼく脳ほか

キュレーター
Chim↑Pom from Smappa!Group、山本裕子、涌井智仁、池田佳穂、磯村暖