早朝からオープンする、いま沖縄で注目のベーカリー5選

沖縄には地元に根づいた、リーズナブルかつ高いクオリティーのベーカリーがいくつもあり、その中には早朝からオープンしているお店もあります。

今日も沖縄の青空の下でのびのびと試行錯誤を繰り広げ、個性的で新しいパンを生み出すパン職人たち。今回は、いま沖縄で注目のベーカリー5店を紹介します。

※本記事は『HereNow』にて過去に掲載された記事です。

世界遺産の『識名園』から徒歩5分。『いまいパン 真地本店』(那覇市)

琉球王家最大の別邸跡として世界文化遺産に登録された那覇市にある『識名園』のほど近く。朝7時30分からオープンする『いまいパン 真地本店(Boulangerie Patisserie Imai Pain)』は、東京、フランス、マレーシアで修行を積んだオーナーの今井さんが、結婚を機に夫婦で沖縄に移住してオープンさせたベーカリーです。

毎朝4時から仕込みを開始するという商品の数々は、デニッシュやサンドイッチのほか、自家製ケーキ、焼き菓子まで幅広いラインナップ。

1日70〜80種類のパンを焼き上げ、自家製ケーキや焼き菓子も含めると、100種類以上の商品を焼いているというから驚きです。

人気の「塩パン」にはフランス産の塩を使用。沖縄産の食材もふんだんに取り入れており、一部のパンには県産の小麦ブランド「島麦かなさん」、焼き菓子には伊江島産のラム酒や沖縄産の黒糖、豆乳パンには那覇の老舗豆腐屋・長堂豆腐の豆乳を使っています。

新作パンが次々と店頭に並ぶのもこのお店の特徴。スタッフからのアイデアをどんどん取り入れて、イベントなどで試作品を限定販売しながら、そのラインナップを増やしています。

取材時(2019年8月)には、タイ料理屋で働いていたスタッフのアイデアで、「エビチリパン」を週末限定で販売中。

そのほかにも店主の奥さまが描いたイラストによる店名ロゴをクッキーにかたどった「ラムレーズンウィッチ」、沖縄県立芸術大学に通うスタッフがデザインした「琉球国王の黒糖サブレ」「琉球王妃の紅芋サブレ」なども。

世界文化遺産『識名園』ではお土産を販売していないことから、地元の和菓子店『丸吉塩せんべい』とコラボして開発した「識名園るうまんぺい(浪漫餅)」は、塩せんべいの塩味をアクセントに効かせた上品な味。アーモンド、ココナッツ、カレーの3種類があります。

2018年には那覇市古島に2号店である『いまいパン 古島店』をオープン(朝11時から営業)。フレッシュなアイデアで丁寧につくられたパンを頬張る贅沢な時間が、一日のはじまりを清々しく快適にしてくれるでしょう。

いまいパン 真地本店
住所 :沖縄県那覇市真地12-4
電話 :098-836-3008
開館時間 :7:30~19:30
定休日 :月曜
駐車場 :なし
URL : https://imaipain.com/

県内に4店舗の大人気ベーカリー。『パン・ド・カイト那覇西町店』(那覇市)

2017年にオープンした『パン・ド・カイト那覇西町店』は、名護本店を筆頭に沖縄県内に4店舗を構える大人気のベーカリー『Pain de Kaito』の4号店。

『Pain de Kaito』は各店舗ごとに店長やスタッフのアイデアを取り入れたパンを開発しているため、バゲット、ルヴァン、カンパーニュやクロワッサンなどの定番商品を除いては全店舗ともにパンの種類が異なります。

『パン・ド・カイト那覇西町店』は、パリのベーカリーをイメージしたスタイリッシュでモダンな内装。

お客さまから注文を伺い、ガラスケース越しにスタッフがパンを取りわける接客スタイルは、「お客さまとスタッフの距離を縮め、生の声を伺うために取り入れた」と店長の名嘉さんは言います。

『パン・ド・カイト那覇西町店』には、1日50種類以上のパンが少量多種で店頭に並びます。

特徴はハード系の生地のパンが多いこと。ハード系のパン生地だけでも3種類以上あり、全粒粉の生地には独特のモチモチ感と小麦本来の甘さが特徴的な北海道産の小麦粉「キタノカオリ」を100%使用。

ほんのり甘いバターが香るブリオッシュ生地をベースに、アーモンドパウダーを練りこんだクッキー生地を被せたメロンパンも人気メニューのひとつ。

厚みのあるソーセージがインパクトを放つ、全粒粉バゲットの「ベシャメルドッグ」も人気。自家製ラスクは、紅茶、黒糖、キャラメルバゲットの3種類があり、お土産にも最適です。

老舗コーヒー豆専門店『沖縄セラードコーヒー』の豆で淹れたコーヒーをテイクアウトできるのも嬉しいところ。パンと一緒にテイクアウトすれば、クオリティーの高いモーニングが楽しめます。

友人たちとのランチやピクニックには、限定販売のサンドイッチオードブルを(2営業日前までに要予約)。3,000円税込で5〜6名が楽しめるリーズナブルなセットメニューです。

パン・ド・カイト那覇西町店
住所 :沖縄県那覇市西2-11-8 グレンディールコート西町 1F
電話番号 :098-975-9499
開館時間 :8:00~19:00
定休日 :年末年始
駐車場 :あり(4台)
URL : https://www.paindekaito.co.jp/

クチコミでじわじわ人気沸騰中。『hoppepan(ほっペパン)』(宜野湾市)

那覇市より少し北、宜野湾市の国道58号線沿いにある『hoppepan(ほっぺパン)』は、朝8時オープン。具材やトッピングを工夫した彩り豊かな少量多種のパンを1日に80種類以上提供する、注目のベーカリーです。

こじんまりとした店内のため、混雑時は店の外にまで行列ができ、駐車場も満車に。大々的に看板を出したり、宣伝しているわけではありませんが、クチコミで人気は日に日に高まっています。

19歳のとき、福岡から沖縄に移住した店長の青木淳さん。ある日ふと「パン屋なら自分にでもできるかも」と思い立ち、那覇のベーカリーで修行をした後、2013年に夫婦で『hoppepan(ほっぺパン)』をオープンしました。

ちなみに「ほっぺ」とは、以前飼っていた猫の名前「ホッペ」と、ほっぺたが落ちるくらい美味しいパンをつくりたいという思いから。パンを包装するビニール袋に、飼い猫のホッペをイメージしたイラストが描かれていて、お客さまからもカワイイと評判のようです。

一番人気は「栗のリスティックバターサンド(上の写真中央)」。注文を受けてからオムレツを焼き上げる「オムレツサンド」も人気で、岩塩とからしマヨネーズによるシンプルな味付けと、とろ〜り玉子とチーズが溢れ出すオムレツに魅せられるファンがあとを絶ちません。

「自分たちが食べたいと思ったパンを、自分たちが楽しんでつくっている」と笑顔で話す、店長の青木さん。店長夫婦やスタッフらの心意気が、80種類以上のパンやほっこりする店内の雰囲気に表れているようです。

hoppepan(ほっぺパン)
住所 :沖縄県宜野湾市伊佐3-8-25 1F
電話番号 :098-988-4493
営業時間 :8:00~19:00
定休日 :水曜、木曜
駐車場 :6台(看板のある駐車スペースのみ)
URL: https://www.instagram.com/hoppe_pan/

オーガニックにこだわりながら、100種類以上の品揃え。『ぱん工房おとなりや』(読谷村)

沖縄本島中部の読谷村、残波岬から3kmの場所にある『ぱん工房おとなりや』は朝8時からオープン。

地元の人たちにおいしいパンを手軽に食べてもらいたいと、リーズナブルな価格帯でオーガニック素材のパンを提供。1日65種類以上、焼き菓子なども含めると100種類以上の品揃えでお客さんを楽しませています。

店長の齋藤隆之さんは、大阪出身の沖縄育ち。読谷高校を卒業したのち一人旅で北海道へ。そこでパン職人の修行を積み、2009年、ここ読谷村に夫婦で『ぱん工房おとなりや』を開業しました。

一番人気はハード系のライ麦パン。切り株の形をしたパン「琉球松」も人気で、沖縄県産の黒糖で食パン生地をフレンチトーストにした一品。南国の果物ドラゴンフルーツをのせたデニッシュも彩り鮮やかで目を引きます。

オーガニックへのこだわりは細部にわたり、小麦には農薬や化学肥料を一切使っていないオーガニックな沖縄のブランド「島麦かなさん」のほか、北海道や九州産の小麦を使用。バターケーキには、トランス脂肪酸を含まないショートニングを使い、健康に気づかった原材料を仕入れています。

パンの具材に使われる季節ごとの野菜、果物は、なんと友人の母親が栽培するオーガニック野菜・果物をパンと物々交換して手に入れているそう。

パンを乗せる木のトレーも店長と友人たちによる手づくり。手書きの店頭ポップにも一つひとつ詳しく説明が書かれており、あえてひと手間かけたサービス精神には脱帽です。

ぱん工房おとなりや
住所 :沖縄県中頭郡読谷村字瀬名波633-2
電話番号 :098-958-6260
営業時間 :8:00~18:30(売り切れ次第終了)
定休日 :木曜、日曜
駐車場 :あり
URL : http://asian1026.blog51.fc2.com/

毎月新作パンが登場する『PANCHORI-NA(パンチョリーナ )』(名護市)

沖縄本島北部の名護市の住宅街で、朝7時からオープンしている可愛らしい外観のお店が『PANCHORI-NA(パンチョリーナ )』。

東京や広島、沖縄などで10年間、パンづくり修行を経験したオーナーの高橋隆造さんが名護市出身の奥さまと出会い、この店をオープンしたのが、2011年10月のこと。いまでは地元の人たちに親しまれるベーカリーとして、リピーターも増え続けています。

パンの原材料には、北海道やフランス産の小麦粉を主に使用。具材となる野菜や果物には、名護市で無農薬野菜を栽培するベアーズネイチャーファームから仕入れるなど、できる限り地産の素材を使っています。

一番人気の「カレーフランキー」は、パンから大きくはみ出したロングソーセージに4種類のスパイスをまぶして、パンの表面にコーンフレーク、メキシカンマヨネーズをかけてオーブンで焼いたもの。チーズを穴に入れたちくわをパン生地で包んだ「ししまる」など、食べていて楽しくなるパンがいくつもラインナップされています。

『PANCHORI-NA(パンチョリーナ )』では、1日80種類以上のパンを販売しており、新作メニューも月に1種類以上のペースで店頭に並んでいるそう。夏期には、東村産ゴールドバレルパインを使ったデニッシュなど、沖縄の旬の果物や野菜を取り入れた新作メニューも登場します。

「食材やこだわりについて、あまり表立っては伝えていなくて。純粋にパンの味を楽しんでもらえれば、それが一番いいなと」と話す、店長の高橋さん。

美ら海水族館への道中に、休憩がてらサクッと寄り道したい、ほのぼのする名護市のベーカリーです。

PANCHORI-NA(パンチョリーナ )
住所 :沖縄県名護市大中3-1-17
電話番号 :0980-52-7172
営業時間 :7:00~19:30(売り切れ次第終了)
定休日 :日曜日、第2・第4月曜、年末年始、夏休み休暇あり
駐車場 :あり


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