月に一度だけ開くお店『只本屋』店主オススメの京都のゲストハウス5選

京都・東山五条にある只本屋は、フリーペーパーの専門店。実は只本屋はゲストハウスの一角をお借りして毎月、月末の土日のみオープンしています。東京から京都に移住し、このゲストハウスでロングステイしながら、本屋をやっているという只本屋の店主・山田毅が、京都をさらに楽しむことのできるゲストハウスを紹介します。

※本記事は『HereNow』にて過去に掲載された記事です。

京都のいいところの1つは、旅行者がいっぱいいることだと思います。彼らは新しい体験や経験をしようと京都に来ている。だからどんな旅であれ、気持ちが前向きというか、そういうパワーに溢れていて、京都という街にはそういう空気が充満しているんです。

京都には、彼らを受け入れてくれるホテルや宿坊、ゲストハウスが数多く存在しています。どこも個性的でオリジナリティーに溢れていて、京都らしい。そのなかから僕がオススメしたいゲストハウスを紹介します。

五条ゲストハウス

『五条ゲストハウス』は、鴨川から清水寺へと登っていく五条坂沿いにあるゲストハウスです。元々旅好きでバックパッカーとして世界を回っていたオーナーが、2003年に元料理旅館だった建物をリノベーションしてゲストハウスをはじめました。

『五条ゲストハウス」のいいところは、“ゲストハウスらしさ”があるところ。僕が思う“ゲストハウスらしさ”は、旅行者というよりは旅人・バックパッカーと呼ばれる人々が集まってきて、国や言語の壁を越えての交流があったり、一期一会の関係を楽しむ、そんな雰囲気です。ここにはその雰囲気がまだ残っています。マネージャーの梶川さんにお話を伺うと、いまでも住み込みで2、3ヶ月働きながら京都を楽しんでいる海外のスタッフもいて、お客さんの8割が海外の方だそうです。

建物も元料理旅館ということで、変わったつくりで面白みがあります。1階に大きな共有スペースがあり、カフェとしても交流の場としても機能しています。2階が宿泊場所になっていて、お部屋はすべて和室で布団スタイル。海外の方が布団で寝ているのは、ちょっと不思議な光景です。

祇園や清水寺や三十三間堂など、徒歩圏内で利便性もよく、五条坂では、毎年行われる陶器祭りなどを間近で楽しむこともできます。「ゲストハウスの魅力はやっぱりゲストにありますよね」と梶川さんが言うように、雰囲気は、そのときどきのゲストによって変わるのだそう。みんなでテーブルを囲むようなときもあれば、思い思いに時間を過ごすときもあるようです。

五条ゲストハウス
住所:京都市東山区五条橋東3丁目396-2
TEL:075-525-2299
URL:http://www.gojo-guest-house.com

Len

『Len』は、東京で人気の古民家ゲストハウス『toco.』、『Nui.』を運営するBackpackers’Japanが、3号店目として開いたゲストハウスです。京都の中心街からもほど近い、河原町通りに建つ五階建てのビルに『Len』はあります。只本屋からもほど近く、自転車で通りかかるたびに、ガラス越しに見える1階のカフェから楽しそうな雰囲気が溢れ出しています。

元照明屋さんの店舗及び倉庫物件だった5階建てのビルの1階は、近くの方も気軽に利用できる開放感のあるカフェで、夜にはバーになります。そして2階から上がゲストハウス。「Lenの魅力はやっぱり1Fのカフェです」とおっしゃるのが、スタッフの藤城さん。京都の街と地続きで繋がっているようなカフェでは、お客さんだけでなく近所の方の利用も多く、ここならば普通にカフェとして待ち合わせやちょっとした休憩に利用したいな、とも思います。

部屋は清潔感のある現代的なつくりで、和室が苦手な方もここならば安心。館内の随所に作り手のこだわりが見えて、部屋の水回りは北海道から持ってきた木材が使われていて、すごく綺麗です。2階には宿泊者専用のキッチンや共有スペースがあるので、ビジネスやちょっとした旅行にも重宝しそう。

旅行のときの宿は、寝るだけという人も多いかもしれませんが、一時とはいえその宿が自分の空間になると落ち着きますよね。『Len』は個室や、女性専用ルームもあるので、どんな人でも安心して泊まることができます。

Len 京都河原町
住所:京都市下京区河原町通り松原下ル植松町709−3
TEL:075-361-1177
URL:http://backpackersjapan.co.jp/kyotohostel/
Facebook:https://www.facebook.com/lenkyoto

錺屋

『錺屋(かざりや)』は、元々ゲストハウスで働かれていた京都出身の女性オーナー・上坂さんが、2009年に独立してはじめられたゲストハウスです。五条通り沿いの元薬屋だった京町家を改装して作られたこのゲストハウスは、外観からも趣が感じられ、古いものや建物が好きな方は高揚すること間違いなし。

館内には、個室が3部屋と女性専用のドミトリーがあり、中庭には紅葉や朝顔など、季節ごとに表情を変える植物が迎えてくれます。茶室もあって、ゲストハウスにいながら京都の四季を楽しむことができます。さらに素敵なのが、すごくレトロなキッチン。ここがめちゃくちゃ可愛い! 部屋の床の間の生け花や、洗面台など、随所にみえる繊細さがすごく心地いいゲストハウス。女性にオススメです。

場所は京都駅からタクシーで1メーターの場所であり、地下鉄も近く、歩いてどこへでも行けて、立地は最高。価格もリーズナブルで、京都を楽しむにはもってこいのゲストハウスです。

ゲストハウス錺屋(かざりや)
住所:京都府京都市下京区五条通室町西入南側東錺屋町184
TEL:075-351-1711
URL:http://kazari-ya.com/index.html

Oil Street Guest House and Space

京都御所の西側の比較的静かな住宅街一角にあるゲストハウスが『Oil Street Guest House and Space』。京都って、神社仏閣もいいですが、こういう何でもない街の中を歩くのも京都の醍醐味のひとつだと思います。

『Oil Street Guest House and Space』の魅力はとにかく空間を広くとっているところです。大きな京町家の一階は、オーナーの山元さんの住居でもありますが、ソファーと大きなテーブルのおかれたリビングは広く、ゆったりとした時間が流れています。部屋数は2階の2部屋で、それぞれの部屋に独立したバスルームがついています。ゲストハウスってシャワーなどが共有のことも多いですが、ここは他の人に縛られることがないと言う点でも魅力的です。

1室にかかる値段は少しお高いですが、5名まで泊まれるのでみんなで割り勘すればとてもリーズナブル。少し贅沢な旅にも、みんなでわいわいする旅でも、どちらでも楽しめるゲストハウスです。

下鴨神社や京都御所など、歩いていける場所も多く、銀閣寺や金閣寺などへのアクセスもいいので、ゆったりと静かな京都旅には絶好の場所です。看板犬のブリトーがいることも、このゲストハウスの魅力。犬好きにはすごくオススメです。

Oil Street Guest House and Space
住所:京都府京都市上京区水落町87−2
TEL:075-432-8867
URL:http://oilstreetkyoto.com/

常松庵

『常松庵』は、五条坂を登った東大路通りと五条通りがぶつかるエリアにあります。大通りを少し入ったところにあるこのゲストハウス、門構えからは想像のできない世界が奥に広がっています。母屋と離れという構造になっていて、母屋には3部屋、離れにはドミトリーがあり、4部屋の和室があります。ここの庭は中庭と呼ぶにはあまりにも広く、緑に溢れ、池があり、お稲荷さんの社まであるんです。大通りからあまり離れていないのですが、とても静かで街の喧騒から解放された空間は、とても心地がいいです。

実はこのゲストハウスの一角に只本屋があるんです。只本屋の代表である私がこのゲストハウスにロングステイしているということもあり、長年倉庫として使われていた長屋の一角を月末だけお貸しいただいています。

庭作りが好きなオーナーの大門さんは、「この場所にあった人が来てくれると嬉しい」といいます。多くの人に来てほしいというよりは、この空間の良さをわかってくれる人たちが集まってくれたら嬉しいとのこと。ロケーションもよく、徒歩10分圏内に清水寺、三十三間堂など有名な神社仏閣がたくさんあり、さらに祇園、河原町までも徒歩圏内ですが、ゲストハウスの中でもゆっくり過ごせてしまう、オススメのゲストハウスです。

京都 東山常松庵
住所:京都市東山区慈法院庵町594-1
E-mail:joshoan0811@gmail.com
只本屋

月に一度だけ開くフリーペーパーのお店。毎月末の土日にだけ清水寺のお膝元・東山五条で、全国各地の魅力溢れるフリーペーパーを取り揃える。少ない営業日ながら、ただの本屋としてだけではなく、フリーペーパー製作者やクリエイターともつながれるなど、カルチャースペースとしても注目されている新しい本屋。


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