博多っ子がオススメする、福岡で流行りの立ち呑み店5選

福岡はコンパクトな街です。中心部に小さなお店がギュッとひしめき合い、気になるお店をハシゴするのに徒歩で回れたり、タクシーなら目的地までワンメーターで行けることも多々。そんな「心地よい狭さ」は街の規模だけでなく、店のサイズ感でも実感できます。その好例が今人気のコバコ(小さな店)の立ち呑み専門店。日本酒、焼酎、ワインを角打ち感覚で楽しめて、個性派の店主による酒のセレクトも見所です。狭い空間だからこそ、スタッフや他のお客と仲良くなれるし、地元の面白いスポットの情報収集にも繋がるはず! 今回は福岡で駆けつけるべき、地元っ子おすすめの立ち呑み店をご紹介します。

本記事は『HereNow』にて過去に掲載された記事です。

朝から美酒に酔える、好立地な角打ち『住吉酒販 博多駅店』

『住吉酒販 博多駅店』は、福岡のターミナル駅である博多駅構内にあります。便利な立地に加え、朝8時からお酒を楽しめるのは、時間に限りがある旅行客にとって嬉しいポイント。ここ『住吉酒販』は、九州の地酒をメインに、全国各地からセレクトした日本酒や焼酎、ワインなどを取り扱う、地元でお馴染みの酒屋。店主が直接生産者のもとへ足を運び、生産背景に共感したもの、良いと思ったものだけを厳選し、その品揃えが常連客の楽しみとなっています。

博多駅店は、九州の地酒に特化した品揃え。例えば、日本酒なら福岡や佐賀を中心に約50種類、焼酎なら鹿児島、宮崎を中心に30種類ほど展開しています。可愛らしい博多水引(洗練されたデザインが特徴である水引)が付いたボトルが、その日店頭で呑める商品の目印。日によって種類が異なるので、その都度違う銘柄を楽しめます。

角打ちコーナーでのおすすめは、4種類を呑み比べできる「名物 イロハニ桝」(972円)と、つまみに最適な「ピリ辛鳥皮旨煮」(648円)。ここは会計システムが面白く、最初にスタッフから花札を10枚渡されるので、一品ごとに規定の枚数を提出し、会計時に合計枚数(花札1枚につき324円)を支払いましょう。縁起のいい花札が回ってきたら気分もハッピーに!

オーナーと生産者の関係性が密接なことから、稀少な銘柄を扱い、『住吉酒販』限定商品も販売。福岡が全国に誇る日本酒の一つに、山口酒造場の「庭のうぐいす」がありますが、その博多店限定ボトル「ulala」は、多くのファンのお目当てとなっている人気商品です。自宅用にはもちろん、お土産にも喜ばれるはずでしょう!

住吉酒販 博多駅店
住所: 福岡県福岡市博多区博多駅中央街1-1 博多デイトス1F
営業時間: 8:00~21:00(OS20:00)
定休日: なし
電話番号: 092-473-7941
Webサイト: http://sumiyoshi-sake.jp

日本酒から自然派ワインまで! 秀逸なセレクトが魅力の『とどろき酒店 薬院Stand!』

店主・轟木(とどろき)渡さんが全国から集めた、個性豊かなお酒が揃う『とどろき酒店』。本店は博多区三筑にありますが、天神から程近い薬院に立ち呑み可能な『とどろき酒店 薬院Stand!』をオープンし、今や地元っ子や県外客が集う話題の角打ちスポットになっています。

角打ち営業は夕方4時から。日替わりの自然派ワインと旬の日本酒、焼酎、クラフトビールをカジュアルに楽しめます。夕方は明るい時間からお酒を楽しむ人や、待ち合わせを兼ねてここで0次会を始める人も。夜は夜で、薬院エリアはおいしいごはん屋さんが多いことから、食事後の2軒目、3軒目として立ち寄ったり、隣にあるディープな麺処『つどい』とハシゴするのも定番の流れです。

取材日のグラスワイン(日替わり)は、長野県のワイナリー「Funky Chateau」のロゼ(700円)でした。実はこの生産者が、有名映画やCMを手掛ける音楽プロデューサーだと知ってビックリ。「POP感のある一杯だね」なんて感想を言いながら、生産背景などお酒にまつわる話をスタッフに聞いて、だんだん知識を深めていけるのも『とどろき酒店 薬院Stand!』で過ごす時間の醍醐味です。

酒屋が営む角打ちとあって、気に入ったお酒があれば、その場で購入可能。ワインだけで250種類以上、日本酒は100種類以上、焼酎は50種類以上揃っています。商品のコメントが書かれたラベルを参考に、ジャケ買いするのもありでしょう!

立ち呑みせずとも、鹿児島県の芋焼酎「大和桜」のソーダ割り(400円~)と、スペシャリティコーヒーの水出しコーヒー(400円)のテイクアウトも可能。「大和桜」の焼酎ソーダは癖がなくサッパリしているので、気持ちよくホロ酔いしたい人にぴったりですよ。

とどろき酒店
住所: 福岡県福岡市中央区薬院3-7-30
営業時間: 12:00~21:00(立ち呑みは16:00~)
定休日: 日祝日、最終月曜
電話番号: 092-753-8311
Webサイト: http://todoroki-saketen.com/
Instagram: https://www.instagram.com/todoroki_yakuin/
Facebook: https://www.facebook.com/%E3%81%A8%E3%81%A9%E3%82%8D%E3%81%8D%E9%85%92%E5%BA%97%E8%96%AC%E9%99%A2stand-210916019259137/

キャラ立ち名物店は、隠れ家アパートにあり!『酒場 みんなの黄ちゃん』

薬院六つ角の大通りから奥の奥に入った路地裏に『酒場 みんなの黄ちゃん』はあります。木造アパートの1室に店を構え、その建物自体が少し奥まった場所にあるので、ようやく辿り着いた時点でちょっとした感動を味わえるかもしれません。

扉を開けると「いらっしゃい」と迎えてくれる、女性店主の黄小晃(こう・しょうこう)さん。みんなから「黄(こう)ちゃん」の愛称で親しまれていて、福岡のみならず、東京や大阪、さらには海外にまでファンを持つ、天性の愛されキャラ。そんな彼女の魅力は、人懐っこさとお酒への探究心、そして「最高の一杯」と唸らせる商品のセレクト力にあります。

黄さんが取り揃えるのは、国内外の自然派ワインや全国地酒を中心に、最近はクラフトビールやクラフトジンも選りすぐりを提供しています。ちなみに、自家製のジンジャーウォッカを使ったカクテルがおすすめだとか。

おつまみもここならではのラインナップで、人気飲食店とコラボしています。例えば、福岡市早良区のフレンチレストラン『コキンヌ』に作ってもらった一品や、仙台の自然派ワインショップ&ビストロ『バトン』の特製キッシュを提供。その他、切り立ての生ハムなどもあり、お酒とのマリアージュが素晴らしく、どれも期待を裏切りません。

開店以降どんどん増え続けている壁の直筆イラストも見所の一つ。筆を起こしたのは、イラストレーターのエドツワキ氏や神山隆二氏、グラフィティアーティストのMOGNO6.、NONCHELEEEなど話題の面々。さらに全国からミュージシャンや有名人がお忍びで訪れ、狭いカウンターでお客と一緒に肩を並べて呑むこともしばしば。思いもよらない出会いが楽しめたり、誰かと繋がれる場所になったり、お酒以外の楽しさも体感できる隠れ家スポットです。

酒場 みんなの黄ちゃん
住所: 福岡県福岡市中央区警固1-3-6 警固フラット101
営業時間: 平日、土:18:30〜24時位、日祝:14:30〜夜
定休日: 水曜、不定休
電話番号: なし
Webサイト: https://www.instagram.com/minnano_kochang

ゲストハウス併設! 『泊まれる立ち飲み STAND BY ME』

福岡を象徴する公園『大濠公園』から徒歩圏内の場所に2017年オープンした、立ち呑み屋併設の『Hostel STAND BY ME』。1階がスタンド形式の居酒屋、2階と3階がドミトリーと個室の2タイプが用意されている宿泊施設になっているユニークなホステルです。

ここは別名「おせっかいホステル」と謳っているだけあって、個性的な仕掛けが満載。木札(4枚1,000円)が店内通貨となっていて、「お酒もおつまみも、ほぼ木札1枚。気軽に“1杯おごっちゃーよ”と、福岡の屋台で見かけるような、たまたま出会った人とのコミュニケーションも気軽に楽しめるんです」と女将の百田美穂さんは言います。

また、福岡の人気店の名物料理を一堂に集めたフードメニューも注目ポイント。『海鮮丼 日の出』の唐揚げや、『二○加屋長介』の雲仙ハムカツをはじめ、約20種類のあの味、この味をリーズナブルに楽しめます。この試みには、旅人や出張者がここでローカル情報を収集し、各店へ足を運ぶためのガイド役となれば、という思いが込められているのだそう。

店のガラス扉には画家・田中健太郎氏のイラスト、壁面にはグラフィティアーティスト・KYNE氏の作品を飾り、オリジナルTシャツではイフクカズヒコ氏とコラボするなど、若手アーティストのアート作品を積極的に発信しています。このように、アートや街の活性化を後押しする姿勢も、同店の“おせっかい”の一つなのです。

宿泊施設を併設しているので、ここを拠点に旅行を満喫するも良し、酔っぱらって眠たくなったらそのままチェックインするも良し。昼間から立ち呑み可能なので、旅のタイムスケジュールに合わせて自由に、地元の食文化とアートに触れてみてください。

泊まれる立ち飲み STAND BY ME
住所: 福岡県福岡市中央区大手門1-3-22
営業時間: 朝食7:00~10:00、ちょい呑み11:30~17:00(ランチタイム 11:30~15:00)、立ち呑み17:00~24:00、チェックイン16:00~(23:00最終受付)、チェックアウト11:00
定休日: 不定休
電話番号: 092-791-1974
Webサイト: http://stand-by-me.jp/
Facebook: https://www.facebook.com/Hostel-STAND-BY-ME-397174367341187/

【番外編】週末夜限定、コーヒースタンドがバーに変身!『STEREO COFFEE』

渡辺通りにある『STEREO COFFEE』は、心地良い音楽と一杯仕立てのハンドドリップコーヒーが楽しめるコーヒースタンド。昼間はネオンサインとタイル張りの外観をバックに写真を撮る人の姿がたびたび見られ、国内外の観光客や若いお客で賑わっています。そんな人気のコーヒースタンドが、週末の夜に特別なバータイムを展開! バー営業は、毎週金・土曜の夜10時から深夜1時の3時間。店のロケーションが大通りから一歩入った路地裏なので、そのひっそりとした佇まいが一層ムードを高めます。

カウンターに立つのは、愛称・カーネルこと、店長の野見山龍太さん。「昼間と違って、夜はゆるやかな時間が流れているので、カウンターでゆっくり話したり、音楽に浸ったり、心地良く過ごしてもらえたら」と野見山さん。彼は数々のイベントで手料理をふるまう料理人の顔も持ち(屋号名は『カーネル深夜食堂』)、バータイムにはお酒に合う創作おつまみを提供しています。これが美味しいのなんの……。

ビール、ウィスキー、焼酎、カクテルなどアルコール全般が揃う中、特に気になるのが、高砂のクラフトビール専門店『ビアソニック』から仕入れたとっておきのクラフトビール(900円~)。取材日に登場したのは、山梨県で醸造する『Far Yeast Brewing』と『ビアソニック』のオリジナル商品。ナイスなパッケージを裏切らない、フルーティーで爽やかな味わいです。香辛料たっぷりのラー油をかけたエスニック風味の煮物を肴に、乾杯!

店内にはレコードの数々やJBLのヴィンテージのスピーカーが配され、とりわけ1階奥は良質な音に包まれた最高の音響空間。BGMもセンスが良くて、週末の夜をうっとり、まったり、いい気分に浸ることができるのです。

STEREO COFFEE
住所: 福岡県福岡市中央区渡辺通3-8-3
営業時間: 8:00~22:00(バー営業は毎週金・土曜の22:00~翌1:00)
定休日: 水曜日
電話番号: 092-231-8854
Webサイト: http://stereo.jpn.com/coffee
Instagram: https://www.instagram.com/stereo_coffee/


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