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プロはどうやって聴いている?知って得する音楽リスニングガイド

曽我部 恵一

「好きな音」に出会うために
簡単にできる4つのこと

簡単な制作スペースもある事務所や、自宅で音楽を聴くときは主にスピーカーを使い、移動中は主にiPhoneの音楽プレイヤーを利用しているという曽我部さん。「いい音」で音楽を聴くために、曽我部さんはどのような工夫をされているのでしょうか? リスニング環境を整える方法は、必ずしもお金をかけることだけが手段ではありません。自分にとって心地いいリスニング環境でミュージシャンが鳴らす音を受け取ることこそが、音楽を聴くことの醍醐味であると、曽我部さんは教えてくれました。自分にとって「心地いい音」を見つけるために、素人でもすぐに実践できる4つのコツを訊いてみました。

ヘッドホンで細かい音にも耳を傾けよう

スピーカーでは聴こえない細かい音や低音まで聴こえてくるのがヘッドホンのいいところ。ボーカルも真っ直ぐ耳に届いてきます。

曽我部:ヘッドホンで聴くのとスピーカーで聴くのでは、音楽に対する距離感がまったく違いますよね。スピーカーはその日の空の色とか、その場の空気も含めた空間全体を聴いている感じだけど、ヘッドホンはミュージシャンとリスナーが1対1で向き合う感じがします。その分、すごい細かいところまで聴こえてくるから、スピーカーでは聴こえてこなかった音の発見があるのも面白いですよね。それとヘッドホンの場合、やっぱり耳が疲れないものを選ぶのは大事だなと思います。耳の形はみんな違うから、好みのものを見つけてほしいですね。

ヘッドホンのケーブルを変えてみよう

再生機器とヘッドホンを繋ぐケーブルも、音質に大きな影響を与えます。オーディオテクニカ「ATH-MSR7」を触りながら、このケーブルが着脱式であることに気付き、2つ目のポイントを話してくれました。

曽我部:これ、間のケーブルを取り外しできるのがいいですね。オーディオケーブルって、10万円とかするものもあれば、100円で売っているものもあるんですけど、ケーブルを変えるだけでかなり音が変わります。当然高価なケーブルの方が音の品質はいいんですけど、ケーブルによって音のキャラクターがあって、僕はなるべく何も色付けされないものが好きなんですよね。定番メーカーですけど、僕は「BELDEN」のケーブルを使うことが多いです。いろいろ試してみると面白いですよ。

たまには爆音で聴こう

昔はスピーカーを爆音で鳴らして、翌朝隣人から貼り紙をされたり、壁をドンドン叩かれたりしていたという曽我部さん。いまの若者に、こんな提案も。

曽我部:我々の世代は、「隣人に怒られるかもしれないけど、もっと音量を上げちゃおう」とか、そのリスクを抱えていたからこその盛り上がりもあったと思うんですよ(笑)。いまはそういう時代じゃないけど、単純に音楽って大きな音で聴いた方が楽しいし気持ちいいから、ヘッドホンで爆音で聴いてみるといいんじゃないですかね。僕も今では子どもがいるので、夜中はヘッドホンで爆音で聴いてますよ(笑)。

家具の位置を変えて、音の鳴り方を調整しよう

スピーカーで音楽を聴く際、曽我部さんが大切にしているのが「部屋の鳴り」。音は壁に当たると反響するため、家具などの配置を適度に調整することで、よりよいリスニング環境を作れるそうです。

曽我部:何もないガランとした部屋だと音が鳴りすぎちゃうんですけど、ソファや本棚があると、音が吸音されていく。あまり吸音しすぎると、今度は音に元気がなくなるので、好みの具合に調整するといいと思います。あとは、音の反響。普通の部屋は四角い形をしているので、スピーカーの音が壁にあたって、またスピーカーの方に戻ってきてしまう。だから家具の位置を調整することで、音の反響をうまく拡散するようにしています。僕の場合、空を見ながら音楽を聴きたいから、まず窓の前にスピーカーを置く。それから家具の位置を変えたり、吸音材を壁に貼ったりして調整していますね。

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