特集 PR

ザ対談小屋・東京カランコロン食堂!第1回:ファンタジスタ歌麿呂
メンバー全員即答で「avex traxがいい!」って決めたんです。だって、派手だし、一番面白いでしょ? バブル全盛みたいなイメージで。(いちろー)

―「フユ盤」のコンセプトも夏の時点からあったんですか?

いちろーいやいや、なかったですよね? 突如でしたよね? 歌磨呂さんの思いつきでしたよね?(笑)

ファンタジスタ歌麿呂「ナツ盤」のときのアイデアって、さっき話したようにちょっとテクニカルなことだったんですよ。で、冬盤のときに最初に出したアイデアも、撮影した素材をミニチュアにしてホームパーティーみたいにして撮影するっていう、やっぱりテクニカルなもので。でも、テクニカルなテイストでイメージを限定させると見る人もそれに慣れて見方に観念が生まれてしまうと思って、180度回転させてもっと感覚的な言葉では説明しきれないような方向にしてもいいかもって思って。それで、「思いっきりトレンディドラマみたいのにしませんか?」みたいなことを言ったら、「いいね!」ってなった(笑)。

せんせい歌磨呂さんが「別のアイデア思いついた!」とか言って、鉛筆で私ら5人がこういう風に立ってるイラストを作ってきて。見た瞬間「これいい!! これにしよう!」って(笑)。

いちろーもう、絵の感じがやばかったっすね(笑)。

『きらめき☆ドラマティック』2012年11月21日リリース

せんせいもうそのままでもいいぐらい。めちゃくちゃよかった。

ファンタジスタ歌麿呂90年代初頭のトレンディドラマみたいな格好をして立ってるだけなんだけど、ヌケがあって、「おおっ!」みたいになるんですよね。今の時代だからこそできるものだし。エンドのテロップで、「つづき」って書かないで「To Be Continued」って綴っちゃう、みたいな90年代初頭のトレンディ感はやっぱり胸に突き刺さるんですよね。

―いちろーさんは、この頃のインタビューで「バブリーな感じ」ということをよく言ってましたよね。それともリンクしたアートワークだったと思います。

いちろーバブリー感は出していきたいと思ってましたね。エイベックスというレーベルにもそういうイメージがあるじゃないですか? で、僕らがもともといたシーンというか、DIYだったりインディペンデントな感じでやってるバンドのシーンの人たちって、お客さんが潔癖なんですよ。お金をかけたり、派手にやることに対して嫌悪感を抱くというか。俺、メジャーデビューしてそこが一番びっくりしたとこだった。「そんなに!?」みたいな。お客さんの反応から知った、エイベックスに対する悪いイメージ(笑)。

せんせいすごかったよね(笑)。

いちろー「そんな悪い!?」と思って。だって、俺はレキシとか、氣志團とか、the pillowsとか、いいアーティストが沢山いるの知ってるから。

ファンタジスタ歌麿呂そんなにだったんだ(笑)。

せんせいさん

いちろーでもエイベックス内でレーベルの名義を選べるって話をされたときに、メンバー全員即答で「avex traxがいい!」って決めたんです。だって、派手だし、一番面白いでしょ? バブル全盛みたいなイメージで。

ファンタジスタ歌麿呂経費使いまくってるみたいな?(笑)

いちろーそうそう(笑)。どうせメジャーに行くなら、全部を派手にやりたいっていうのがあって。ほんとこの2枚はそれが如実に出ててよかったなって思ってますね。

―ここまで吹っ切ってやると逆に痛快さに変わるっていうね。

いちろー思いっ切り出しちゃうのが驚きとか、ギャグになり始めてる。うちらの思い描いてたことに、ようやくなってきてる感がありますね。それは本当にこのアートワークのおかげもあるし、やってよかったなって思います。これだけいいものができて、この2枚のクオリティーと遊び心がちゃんとお客さんに伝わったから、ちょっと状況が変わったと思うんです。これがヘボいやつだったらやばかったですよ(笑)。

―「思わず笑っちゃう感じ」を大事にするって、東京カランコロンのバンドの主張としてあるじゃないですか。それって以前からあったものなんですか?

東京カランコロン

いちろーわりとあるよね?

せんせいうん。でも別に私らは「このバンドはこういう風な感じでいこう」と話し合って決めたわけじゃなくて。自分たちが楽しくなかったらやる意味ないし、楽しくないならやめるっていう気持ちで取り組んでるから、自然とそうなった感じだと思う。

ファンタジスタ歌麿呂見てるとみんな、めっちゃ仲いいですもんね。

いちろーツアーとかでも、5人でいたらぺちゃくちゃずっと喋ってますね(笑)。「なんか食べに行こう」とかそんなんばっかり言って。

せんせい確かに。ウチらは5人が一緒にいるんですよね。みんなが気を遣って仲良くしてるわけじゃなくて、ちゃんと言いたいことも言うし。でも、それを引きずらないんですよね。

PAGE 1 > 2 > 3 > 4

『ザ対談小屋・東京カランコロン食堂!』連載もくじへ

SPECIAL PR 特集

もっと見る

BACKNUMBER PR 注目のバックナンバー

もっと見る

PICKUP VIDEO 動画これだけは

ミツメ“セダン”

8月1日にリリースするニューシングル”セダン”のMV。今回は須田洋次郎さん監督作のノスタルジックな作品で、前編8mmフィルムで撮影されたホームビデオタッチです。メンバー監督の作品ということもあるのか、旅先の記録をしたような、ゆったりしたメンバーや風景が捉えられています。ミツメのMVは初期のものから最高なので、映像集ほしいです。(川浦)

  1. 『デザインあ展』が科学未来館で開催。体験型作品も多数の会場内をレポート 1

    『デザインあ展』が科学未来館で開催。体験型作品も多数の会場内をレポート

  2. 吉岡里帆主演『健康で文化的な最低限度の生活』 生活保護描く新ドラマ 2

    吉岡里帆主演『健康で文化的な最低限度の生活』 生活保護描く新ドラマ

  3. ドラマ『恋のツキ』に安藤政信&欅坂46・今泉佑唯が出演 恋物語をかき乱す 3

    ドラマ『恋のツキ』に安藤政信&欅坂46・今泉佑唯が出演 恋物語をかき乱す

  4. ケンドリック・ラマーの黒塗り広告が突如、霞ヶ関駅&国会議事堂前駅に出現 4

    ケンドリック・ラマーの黒塗り広告が突如、霞ヶ関駅&国会議事堂前駅に出現

  5. 夏帆「ドッキドキ」 TOWA TEI「SRATM」新曲“ダキタイム”PVに出演 5

    夏帆「ドッキドキ」 TOWA TEI「SRATM」新曲“ダキタイム”PVに出演

  6. SNSでイラストの支持を集めた雪下まゆが語る、作風への葛藤 6

    SNSでイラストの支持を集めた雪下まゆが語る、作風への葛藤

  7. アニメキャラ100の名言が新宿地下を占拠 『Netflix “アニ名言”ジャック』 7

    アニメキャラ100の名言が新宿地下を占拠 『Netflix “アニ名言”ジャック』

  8. 『華氏451度』『一九八四年』などSF作がTシャツに 早川書房×トーハン企画 8

    『華氏451度』『一九八四年』などSF作がTシャツに 早川書房×トーハン企画

  9. 細田守が語る、映画『未来のミライ』で描きたかった現代の家族像 9

    細田守が語る、映画『未来のミライ』で描きたかった現代の家族像