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『クリエイターのヒミツ基地』 Volume12 セミトランスペアレント・デザイン

シンプルで、透明感のある事務所

事務所風景

セミトラの事務所があるのは、「住みたい街ランキング」でも上位にランクインする三軒茶屋駅のほど近く。真っ白な壁と壁際に設けられたデスクは、2006年に引っ越してきたときにあしらってもらったものだそうです。透明感あふれる事務所に置かれたヒミツ道具の数々を、特別に紹介してもらいました。

Macbook Pro

Macbook Pro

「もうデスクトップの時代じゃないよね」ということで購入したこのMacbook。デザインに必要不可欠なのはもちろん、プレゼンにも欠かせません。というのも、紙にプリントしてしまうと繊細な色や明暗などが飛んでしまうことが多く、「なるべくモニターで見てもらうようにしてますね」とのこと。

「申し訳ないのは、すごく大事にカスタマイズしている人たちもいるじゃないですか。僕にとっては、道具として愛でているという感じじゃなくて、インターネットへのインターフェースとして必要な道具という感じなんです。『オールド・スクール感があるかな』と思って17インチのものを選んだんですけど、解像度が高過ぎるので、事務所では小さいモニターに繋いで使っています。ウェブサイトって、モニターが小さい人を基準に作らなきゃいけないですから」

ヘッドホン

ヘッドホン

セミトラでは「誕生日にプレゼントがもらえる」という習慣があるそう。田中さんが36歳の誕生日祝いにもらったヘッドホンは、アニメ『けいおん!』にも登場して話題になったAKGのフラッグシップモデル。作業中はヘッドホンをつけて「いろいろ聴いてます」とのこと。「ほんとに音が良いんですよ。今までリマスター盤が発売されたって聞いても、『別に買いなおさなくていいでしょ』と思ってたんですけど、良い音を聴くとリマスター盤が買いたくなる。あるものがきっかけとなって、また購買意欲がわくというのは、とてもいいですよね」

CCDカメラ

CCDカメラ

『tFont/tTime』のインスタレーションに不可欠なのが、Tフォントを読み込むためのCCDカメラ。これはシャッターを開放して撮影できる天体撮影用のものです。「カメラ本体はネットで調べて見つけたんですけど、結構いろんな種類があるんですよね。このワテックというメーカーのCCDカメラは、インスタレーションで使っている人が結構多いんですよ。最初はプログラムを組むことでtFontが読めるようにしようかとも思ったんですけど、モノとして展示されているほうが全然いいですよね」

ブラウン管のモニター

ブラウン管のモニター

セミトランスペアレント・デザインがインスタレーションを行うたびに使用しているのが、ブラウン管のモニター。テレビについている企業エンブレムのようにして入っている「セミトラ」のロゴは、田中さんのデザインによるもの。

「僕らはスクリーンデザイナーなので、デザインを映し出すスクリーンについていろいろ考えるんです。ブラウン管ってフラットじゃないので、粒が出たり、画面がちょっと歪んだりして面白いんですよね。印刷物であれば紙によって質感が変わるのと同じように、ウェブの場合も出力機によって表情が変わる。紙でいうところの『風合いのある紙』といった感じで、ブラウン管のモニターを選んでいます」

ペンタブレット

ペンタブレット

実験的に使ってみているというペンタブレット。セミトラのスタッフでは、常用している人もいるそうです。では、使ってみた印象は?「デザインっていうのは、ツールによって左右されるところが大きいと思うんですよね。同じ道具を使っていると、ついそのクセで描いちゃうことがあるんです。マウスではなくペンタブレットを使ってみることで、これまでの自分のクセから逃れることができ、まったく新しいデザインが生み出せるんじゃないかという可能性を感じています」

お話を伺っていると、道具選びと生み出される作品とが、切っても切れない関係にあることがわかります。道具によって、生み出される作品は変わります。皆さんも、田中さんのヒミツ道具を参考に、あなただけのヒミツ道具を見つけてみてください。

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