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school food punishment インタビュー

school food punishment インタビュー

インタビュー・テキスト
タナカヒロシ
撮影:柏井万作

一歩間違えてたら、「才能ないから」とか言ってやめてたかもしれない。

―逆に意外に反応があったものは?

school food punishment インタビュー
蓮尾理之

蓮尾:そんなに意外なことは特にないですけど、曲作りとか、アレンジの作り込んだ部分を、バンドでやってると思われていたことくらいですかね。実際はバンドで出してるものがすべてではないので。僕が“パーセンテージ”で作ったトラックも、一回作り終わって、ここから先はお願いしますみたいにプロデューサーに投げてて。それをここは消して、ここは足してとか。そういうことをやっているのはプロデューサーやエンジニアなので。

内村:インディーズの頃もプロデューサーはいたんですけど、そこまで投げてなかったんです。当時のプロデューサーは、私たちの鼻を折らないように、そっとコントロールしてくれてたんだと思うんですよ。思い返せば確かに、っていうこともたくさんあって。こっそり助けてもらってたんだなって。本当はボキボキに折られたほうがよかったかもしれないけど、いまは折れてもダメにならずに、ちゃんとした芯ができてきたなとすごく感じていて。勘違いちゃんにならなくてよかったなと思って(笑)。

―そういうことに気付いて一皮剥ける人は多いですよね。

内村:そうですね。ここで嫌になっちゃう人も多いんだろうなって思いましたけど。私もすごい自信なくなっちゃったし。一歩間違えてたら、「才能ないから」とか言ってやめてたかもしれない。でも、すごくいい感じに折ってもらって、いい感じに復活できて。私たちはみんな26歳以上で、それなりに歳もいってるし、歳を重ねた分、折れることも、復活することも大変で。

自分がボキッと折れて、またバッと立ち直れば、何度だって変わっていける。変わることが楽しかったし、それができてよかったと思います。

―自分を否定することって、ものすごく勇気がいりますよね。

内村:でも、それができたっていうことが自分の自信になるというか。シングルをずっと書いてきて、タイアップだった『東のエデン』という作品に対しての部分もあったんですけど、「自分が変われば世界は変わる」っていうメッセージみたいなものがあって。それを表現しようとしてることと、自分が直面していることが、すごく連動していたんですよね。この1年、ちゃんと自分が変われば、何かが変わっていって。自分がボキッと折れて、またバッと立ち直れば、何度だって変わっていけるんだって。変わることが楽しかったし、それができてよかったと思いますね。

―それは曲で伝えたいことともリンクする?

内村:いままでは、曲でメッセージを伝えようと思ったことがなかったんです。例えば「悲しい」という感情ひとつとっても、それがどう悲しいのかってことにはいっぱい種類があって。それを的確な言葉に置き換えたいっていう気持ちがずっとあったんです。それがいまは、こんなことがあってよかったとか、こんなこと起きちゃったみたいなことがあるたびに、それを記録したいと思うようになったんですよね。“sea-through communication”とか、“after laughter”とかもそうだったんですけど、それは自分のなかの記録という面があって。そういうところを経て、これから人に伝えたいというほうに向かっていくんじゃないかなって。

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リリース情報

school food punishment<br>
『amp-reflection』
school food punishment
『amp-reflection』

2010年4月14日発売
価格:3,059円(税込)
Epic Records ESCL-3417

1. signal
2. goodblue
3. butterfly swimmer
4. future nova -album edit-
5. 電車、滑り落ちる、ヘッドフォン
6. light prayer
7. after laughter
8. 04:59
9. 駆け抜ける
10. futuristic imagination -album version-
11. line
12. パーセンテージ
13. sea-through communication

プロフィール

school food punishment

04年10月に結成。07年4月、1stミニアルバム『school food is good food』をリリース、それに伴う全国ツアーを行う。08年12月には、3rdミニアルバム『Riff-rain』をタワーレコード限定で先行リリース、タワーレコードJ-Indiesウィークリーチャートにて1位を記録、約一週間で完売となる。2010年4月、1stアルバム『amp-reflection』をリリース。メンバーは、内村友美(vocal & guitar)、蓮尾理之(keyboards)、比田井修(drums)、山崎英明(bass)の4人組。

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