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めざすは楽しい悪ふざけ 近藤良平(コンドルズ)インタビュー

めざすは楽しい悪ふざけ 近藤良平(コンドルズ)インタビュー

インタビュー・テキスト
萩原雄太
撮影:小林宏彰
2010/12/17

学ランで統一された衣装で、今やコンテンポラリーダンスの代名詞ともいえる存在にまで上り詰めたコンドルズ。日本のみならずアメリカ、ヨーロッパなどにおける絶賛、『サラリーマンNEO』での「サラリーマン体操」や、NHK朝の連続テレビ小説『てっぱん』での振付け、さらにはバンド活動に至るまで、その活動は国境もジャンルも超えて、多くのファンに支持されている人気カンパニーだ。そんな彼らの待望の新作『ロングバケーション』がいよいよ2011年1月29日、30日に彩の国さいたま芸術劇場大ホールにて上演される。結成から15周年となる同公演にかける意気込みを、主宰者で希有なダンサーでもある近藤良平に聞いた。

(インタビュー・テキスト:萩原雄太 撮影:小林宏彰)

コンドルズが持っている「誇り」とは

─『ロングバケーション』というタイトルが付けられた今回の舞台ですが、このタイトルに込められた意味を教えてください。

近藤:今回の公演の直後、2011年の2月から彩の国さいたま芸術劇場が改修のため休館になってしまうんです。それと掛けて『ロングバケーション』がいいかな、と思ったのがきっかけですね。あとは僕の世代的にキムタクの『ロンバケ』かな(笑)。

─彩の国さいたま芸術劇場で、コンドルズはもう5年にわたり公演を行っていますね。やはり思い入れの強い劇場なのでしょうか?

めざすは楽しい悪ふざけ 近藤良平(コンドルズ)インタビュー
近藤良平

近藤:ピナ・バウシュやローザスなど、海外の著名なカンパニーが公演を行っている劇場ということもあり、日本のダンスカンパニーとして、その劇場から「公演してください」というお話を頂けることはとても嬉しいですね。なので、「コンドルズ的」な誇りを持って公演をしています。


─「コンドルズ的」な誇りとは、どんなものでしょう?

近藤:土足で踏み込んでいくような感じ、ですかね。立派で上等な場所をあえて汚すように踏み込んでいく。それが、味でもあります。だから、いつも怒られてしまいそうなギリギリのラインなんですけど(笑)。

創作方法は「連想ゲーム」

─今回の新作は、どのような舞台になりそうでしょうか?

近藤:いつもタイトルから舞台を発想するんです。『ロングバケーション』といっても、キムタクが出演したドラマのイメージもあるし、特定の作品ではなくても、例えば「休日」から連想して「日曜日のお父さん」のように思い浮かぶイメージもたくさんあります。そういったイメージを連想ゲームのように発想していくことで、舞台が立ち上がっていくんです。バラバラのイメージが最終的につながっていく感じですね。

めざすは楽しい悪ふざけ 近藤良平(コンドルズ)インタビュー
コンドルズ ©HARU

─タイトルから何を連想できるかが勝負になるんですね。

近藤:そうですね。さいたまで冬に創作するのは今回初めてなので、逆に夏休みのイメージに憧れるような、ほのかに夢見がちな作品になるんじゃないかと思います。

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イベント情報

コンドルズ埼玉公演2011新作
『ロングバケーション』

2011年1月29日(土)14:00 / 19:00
2011年1月30日(日)16:00
会場:埼玉県 さいたま市 彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
構成・映像・振付:近藤良平
出演:
青田潤一
石渕聡
オクダサトシ
勝山康晴
鎌倉道彦
ぎたろー
古賀剛
小林顕作(映像出演)
田中たつろう

橋爪利博
平原慎太郎
藤田善宏
山本光二郎
近藤良平
料金:前売4,500円 当日5,000円 学生席2,500円

プロフィール

近藤良平

振付家、ダンサー。1968年生まれ。ペルー、チリ、アルゼンチン育ち。20ヶ国以上で公演、ニューヨークタイムズ紙絶賛、渋谷公会堂公演も即完満員にした男性学ランダンスカンパニー・コンドルズ主宰。現在、NHK連続TV小説「てっぱん」オープニング振付、NHK総合『サラリーマンneo』内「テレビサラリーマン体操」振付レギュラー出演中。TBS系列『情熱大陸』出演。NODA・MAPの『THE BEE』で鮮烈役者デビュー。三池崇史監督映画『ヤッターマン』振付。コンドルズバンドプロジェクト・ストライクではベースを担当。

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