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園子温×神楽坂恵×アラーキーが語る映画『恋の罪』

園子温×神楽坂恵×アラーキーが語る映画『恋の罪』

テキスト・構成
宮崎智之(プレスラボ)
撮影:小林宏彰

発情する女優・神楽坂恵の誕生の日

また、当日は写真家の荒木経惟による『月刊NEOムービー 神楽坂恵アラキネマバージョンDVD』の発売を記念し、同氏も登壇した。かねてから荒木の大ファンで撮影されるのを熱望していたという神楽坂。園監督も「ちょっと悔しいです。さすが荒木さんだなって。写真を見ながら、こういう面があるんだって気づかされて、次の映画でこんな感じで撮ろうかなって思いました」と多くの着想を得たようだ。荒木の登場により、トークショーはさらにヒートアップしていく。

―ここで写真家・荒木経惟さんにご登場いただきたいと思います。

荒木:今日は、神楽坂さんのお誕生日だということで。

―おめでとうございます。

神楽坂:ありがとうございます!

荒木:いやさ、誕生日だって言ってたけどね、今日が誕生の日みたいだね、女優の。

神楽坂:そうですか。

荒木:まあ、座ろう。だいたいアタシが撮っててもさ、素人っぽい感じからダーッと変わってくじゃない。『恋の罪』にしろそうだし。ちょうど、今が一番いいときかもね。

―『アラキネマ』を拝見していて、神楽坂さんの表情がワンカットごとに違っていて、すごく印象深かったです。

荒木:だんだん綺麗になっていったでしょ。そういう変わっていける要素を持っているんだから、かなりいい線いくよ。ねえ、そうでしょ監督?

:はい、そうです。

荒木:私も『恋の罪』を見ましたけどね、神楽坂さんもこんな可愛い顔して、発狂してんですよ。女3人の中で一番発狂してた。言葉を換えると発情だね。

『恋の罪』より ©2011「恋の罪」製作委員会
映画『恋の罪』より ©2011「恋の罪」製作委員会

―女の狂気みたいな…。

荒木:うん、中にあるのものが外に出て行っちゃってるような時期だね、今は。だからいいんですよ。でも、監督自身が一番発情してた。そこが良かったね。

3/3ページ:アラーキーも絶賛した「ソーセージ」のシーンとは?

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作品情報

『恋の罪』

2011年11月12日(土)テアトル新宿ほか全国ロードショー
監督・脚本:園子温
出演:
水野美紀
冨樫真
神楽坂恵
児嶋一哉(アンジャッシュ)
二階堂智
小林竜樹
五辻真吾
深水元基
内田慈
町田マリー
岩松了(友情出演)
大方斐紗子
津田寛治
配給・宣伝:日活

プロフィール

園子温

1987年、『男の花道』でPFFグランプリを受賞。ぴあスカラシップ作品として制作された『自転車吐息』(90)は、ベルリン映画祭正式招待のほか、30を超える映画祭で上映。以後、『自殺サークル』(02)、『奇妙なサーカス』(05)、『紀子の食卓』(06)、『ちゃんと伝える』(09)など衝撃作を続々と誕生させ、各国での受賞作多数。09年『愛のむきだし』で、第59回ベルリン映画祭「カリガリ賞」「国際批評家連盟賞」、第9回東京フィルメックス「アニエスベー・アワード」を受賞した。ヴェネチア国際映画祭に出品した『ヒミズ』で主演の2人が、最優秀新人俳優賞にあたるマルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞したのも記憶に新しい。

神楽坂恵

1981年、岡山県生まれ。04年グラビアアイドルデビューし、07年に自身の著書を通してアイドル活動を卒業。本格的に女優としての活動を始める。『遠くの空へ消えた』(07/行定勳監督)、『プライド』(09/金子修介監督)、『13人の刺客』(10/三池崇史監督)などに出演後、園監督作『冷たい熱帯魚』(11)での熱演に注目が集まった。荒木経惟撮影の写真集『月刊NEO 神楽坂恵 THE LAST』が発売中。

荒木経惟

1940年東京都生まれ。千葉大学工学部写真印刷工学科卒業。「さっちん」で第1回太陽賞受賞。400冊以上の写真集を出版し、「天才アラーキー」の名で親しまれる。写真の他、「映画でもなくスライドでもない,全く新しい写真表現」とする「アラキネマ」にも取り組む。その最新作『月間NEOムービー 神楽坂恵 緊縛恋愛/アラキネマバージョン』は9月29日よりイーネットフロンティアより発売中。

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