「美しい」だけじゃない、シシド・カフカの本当の魅力

国籍も背景も煙に巻かれたアーティスト名。はっとするほどの美貌から繰り出される、パワフルでエモーショナルなドラムボーカルの演奏スタイル。活動範囲も音楽業界だけに留まらず、モデルや役者の活動もこなし、早くも「一体何者なんだ?」と注目を集め始めているミュージシャン、シシド・カフカが、満を持してデビューシングル『愛する覚悟』をリリースする。

まずはフォトジェニックな美貌に気をとられてしまいそうだが、演奏家としての彼女はまさに叩き上げで、10代から先輩ミュージシャン達に揉まれてきた実力は折り紙つきだ。ほぼブラック一色で身を固めたクールなビジュアルも含めて、なかなか付け入る隙がなさそうにも感じるが、実際に話してみると実に快活でクレバーな女性。しかしその一方で、繊細さから生まれる葛藤も見え隠れする。自らを「器用貧乏」と言い、葛藤しながらも一歩ずつ自分の世界観を広げていくうちに、彼女の言う短所はマルチな才能という魅力に変わりつつあるようだ。その魅力を紐解いていけばいくほど、予想もしなかったような表情を見せてくれるシシド・カフカ。これは目が離せなくなりそうだ。

バンドマンとしてのいろんなことは、すべてThe Newsに叩き込まれました。

―こうしてソロアーティストとしてデビューされるわけですが、シシドさんの出自はやっぱりバンドマンですよね。自分はバンドマンだっていう自負もきっと強いんじゃないかと思ったんですが、どうでしょうか。

シシド:そうですね。これまでずっとバンドの中でドラムを叩いてきましたし、ドラマーとしていろんなバンドに関わらせてもらってきたので、私の中にある音楽の大半を占めている形は、やっぱりバンドで作られたサウンドなんです。だから、アーティストと言われるよりも、バンドマンとかミュージシャンと言われた方がしっくりくる感じはありますね。

シシド・カフカ
シシド・カフカ

―どのようにしてミュージシャンとしてのキャリアをスタートさせたんですか。

シシド:高校生のときからバンドはやっていたんですけど、スタート地点と呼べるものは、やっぱりThe Newsっていうバンドに入ったことかな。The Newsは『いかすバンド天国』というテレビ番組がまだ始まったばかりの頃に出演していた女性のトリオバンドで、みなさん私のふたまわりくらい年上なんですけど、そのバンドの3代目ドラマーとして活動していた時期があるんです。そこでの活動がきっかけで、ダイアモンド☆ユカイさんや、頭脳警察のPANTAさん、マルコシアス・バンプの秋間経夫さんといった方々とも交流させていただけるようになって。バンドマンとしてのいろんなことは、すべてThe Newsに叩き込まれました。

―若くして、ミュージシャンとしての大先輩にあたる方々に揉まれてきたんですね。

シシド:確かに、「揉まれた」っていう表現が適切かもしれないですね(笑)。ホントにかわいがってくださって、たとえばバンドのリハーサルでセッションするときに「まずはドラムソロから始めて」と言われて、私が叩き始めると、The Newsの二人は楽器を置いてしまうんですよ。グルーヴが出てくるまで、私がドラムを叩いているところをずっと見ているんです(笑)。それで30分以上ドラムソロを続けたこともありましたね。

主役にはなりきれないけど、本当は目立ちたいっていう願望をすごくクリアに叶えてくれるツールがドラムだったんです。

―それはかなりシビアですね(笑)。そもそもどんなきっかけでドラムを始めたんですか? 見た目からいえば、もっと目立つポジションが似合いそうですけど。

シシド:小学校6年生のときにある音楽番組を見ていたんですけど、ボーカル、ギター、ベースと画面に現れていく中で、ドラマーだけが1度も映らなかったのがすごく印象に残ってしまって。でもそういう、実際は派手なアクションを起こしているのにあまり目立たないっていうスタンスが、主役にはなりきれないけど、本当は目立ちたいっていう私の願望をすごくクリアに叶えてくれるツールになりそうな気がして、そこで私はドラマーになろうと思ったんです。

―あまり目立つタイプではなかったんですか。

シシド:できれば目立ちたいと思っていながら、自分はそういうタイプじゃないって子供の頃から感じていたんです。どう考えてもその器じゃないなって(笑)。それで裏方の仕事をやるようになったんですけど、一方では裏でインカムをつけて動いている私を見てほしいとも思ってて(笑)。内心ではそういう気持ちがずっとせめぎ合っていました。

―音楽そのものに関心を持つようになったのもドラムがきっかけ?

シシド:そうですね。でも、意識的に音楽を聴くようになったのは、それこそThe Newsに入ってからで。高校のときに組んでいたバンドは、とりあえずボーカルがやりたい曲をやるっていう感じだったんです。当時は青春パンクとかが流行っていた時期で、私も下北沢のライブハウスで最前列にいたりして(笑)。でも、ちゃんと音楽を聴いてなにかを得ようとしたのは、The Newsに入ってからだと思います。

シシド・カフカ

いきなり自分のことを考えすぎたせいで、まわりが見えなくなっちゃったんでしょうね。

―それはシシドさんが自己表現に目覚めた時期とも一致しているのでしょうか。

シシド:それはもう少しあとかな。表現したいというか、自分の思いを人に伝えようと考えるようになったのは、歌い始めてからですね。ドラムとしてバンドに関わっているときは、やっぱりボーカルを軸として考えていたんですけど、実際に自分がボーカルとしてステージに立ったときに「あ、その軸が今は私なんだ」と気づいて。振り向かせるまでもなくみんなが私を見ていて、ハッとしたんです。そこで「私ってなにが伝えたいんだろう?」「そもそも私ってどんな人なんだ?」と考えるようになって。

―自分の内面と向き合ったんですね。

シシド:私はそれまで、ホント感覚的に生きてきたんです。しかもそれでうまくやれていると感じていたから、そうやって一度立ち止まって自分を省みるのは初めてだったし、なかなか体力のいる作業でしたね。

―そのようにご自身と向かい合ってみて、どんな発見がありましたか。

シシド:まずは拒絶から始まりました(笑)。たぶん、いきなり自分のことを考えすぎたせいで、まわりが見えなくなっちゃったんでしょうね。それまでなんとも思わなかったことが気になりだして、学校にも行きたくなくなったり。でも、そこでなにかが掴めたのかどうかは、今もよくわからないです。たとえば、いまは作詞っていう作業を、自分がなにを考えているのかを言葉で見つけていくものだと捉えていて。わからないものをわからないと歌ってもいいと思えたことが、自分を楽にしてくれたんです。だって、考えれば考えるほど、私には人に教えられるようなことなんてなにもなくて(笑)。

シシド・カフカ

―リスナーって、つい詞のイメージとアーティストの実像を重ねてしまいがちだと思うんですけど、そこに抵抗を感じたりはしませんか。

シシド:まあ、私が書いたものですからね。それが私のすべてだとは言いませんけど、少なくとも自分の一面であることには変わりないから、それも間違いではないと思います。作詞には毎回かなり苦しんでますね。最後の言葉がうまくハマったときの達成感みたいなものはありますけど、それまではずっと(頭を抱えて)こんな感じで(笑)。

―つまり、アーティストとしてのシシド・カフカさんと、ご本人のパーソナリティーは限りなく近いものなんですね。すごくタフな女性像をイメージしていたんですが、こうして実際にお話を訊くと繊細な一面も感じられて、ちょっと意外でした。

シシド:(笑)。今回の『愛する覚悟』っていうシングルに入っている曲たちには、ある意味では強がりを見せているところもあって。根本には弱さがあるんですけど、言葉の選び方や切り取り方で見栄を張っているというか。ただ、私に強いイメージを抱かれているというのは、きっとドラムボーカルっていう演奏スタイルによるところが大きいんだろうと思います。確かにこのスタイルは私にとっての武器だから、そういう強気な面が前に出ているのかもしれませんね。

ステージでドラムを叩きながら歌ってみたら、すごくしっくりきたんです。「これで私は大丈夫だ。いける」って。

―ドラムは叩かずにピンボーカルで活動することは考えなかったんですか。

シシド:最初はドラムを叩くのも止めてハンドマイクで歌っていたんですけど、せっかくドラムを叩けるんだから、歌いながらやりなよと言われて。それで実際にステージでドラムを叩きながら歌ってみたら、すごくしっくりきたんです。「これで私は大丈夫だ。いける」って。

―おお、逆にそれが自信に繋がったんですね。

シシド:やっぱりドラマーとして活動していたときって、すごく自信があったんですよ。私は誰よりもかっこいいと思ってやってた。だからこそ、歌を始めるときにドラムと距離を置いたんです。じゃないと、どうしても自信があるドラムに逃げてしまいそうで。

―まずはボーカリストとしての自分に向かい合おう、と。

シシド:そう、ボーカリストとしての自分を確立させたかった。でも、ドラムと歌を同時にやってみたら、思ってもいなかったようなプラスアルファがあって、ドラムの捉え方にも変化があったんです。このスタイルならではの可能性がたくさん見えてきて。ドラマーでもボーカリストでもなく、ドラムボーカリストとしてのスタイルを発見できた。演奏面でやれることがシンプルになる分、歌がストレートになったんです。

―制約を設けたことが、かえって演奏の視野を広げたんですね。

シシド:単純な話、こうしてドラムボーカルというスタイルを私がしっかりと確立できたら、そんな私がハンドマイクで歌ったときにむしろ新しく感じられるかもしれないですよね(笑)。そういうちっちゃいことから、普通のバンド形態ではできないアイデアが無限に生まれていくような気がしていて。

シシド・カフカ

黒って何色と混ざっても存在感を残せるんですよね。たぶんそういうところに惹かれてるんじゃないかな。

―シシド・カフカという名前についてもぜひ訊かせていただきたいです。

シシド:これは渡辺潤平さんという、すごく好きなコピーライターさんにお願いしてつけていただいた名前なんです。カフカというのは、チェコ語でコクマルガラスという意味で。私がいつも黒い服を着ているから、彼の中にカラスのイメージがあったらしくて(笑)。

―カラスのイメージと指摘されて、ご自身ではどう感じましたか。

シシド:もともとカラスに悪い印象はまったくないですね。カラスって羽根も光の加減で綺麗に見えるし、頭のいい動物だから、自分がカラスみたいだと言われたら「でしょ?」って言いたくなるくらいで(笑)。

―なるほど(笑)。今日も黒い服を着ていてすごくよく似合っていますが、シシドさんは黒のどんなところに愛着を感じているんですか?

シシド:それも自分と向き合った頃に考えたことがあって(笑)。まず、自分にとって落ち着く色だっていうのが大前提です。あと、黒って何色と混ざっても存在感を残せるんですよね。たぶんそういうところに惹かれてるんじゃないかな。いろんなところにちょっとずつ色を残したくなるというか、自分のことを覚えていてほしいっていう気持ちの強さが黒に表れているような気がします。ちょっと濁らせたいっていうか(笑)。

―ペンキまみれでドラムを叩く“デイドリームライダー”のMVも印象的でしたね。

シシド:実はあれも最後は黒のペンキで真っ黒にしようと思ってたんです(笑)。どんどん色を足していくうちに、カフカの色になるっていうイメージでした。

最初は音楽以外の活動に時間を費やすのが嫌で、わめきながらやっていたときもありました(笑)。

―シシドさんはミュージシャンだけではなく、モデルなどもされていますよね。ミュージシャン以外の活動にはどのような意識で臨んでいるのでしょうか。

シシド:お話をいただけたお仕事は喜んでやらせていただいてますけど、あくまでも自分の軸にあるのは音楽なんです。演技も1回やらせていただいたんでけど、やっぱりその場によって他では味わえないスパイスはあって。しかもそれって音楽にも取り入れられるものだったりするんですよね。考え方ひとつでなんでもそうなる。だから、どんなお仕事も音楽にちゃんと還ってくるっていう気持ちでやらせてもらってます。

―すぐにそういう気持ちで取り組めるようになったんですか。

シシド:まったく(笑)。最初は音楽以外の活動に時間を費やすのが嫌で、わめきながらやっていたときもありました(笑)。でも、やっぱりその現場に行って面白いと思えるものを発見していくうちに、だんだんと気持ちも変わってきて。あと、普段は音楽の場にしかいないから、別の世界で活躍されている方と出会えるきっかけになるんですよね。そういう方との会話ってすごく刺激的ですし、自分にとってはプラスに働くことが多くて。でも、そう思えるようになるまでには、少し時間がかかりました(笑)。

―そういえば、山口百恵さんの“ロックンロール・ウィドウ”をカバーされてますよね。シシドさんは彼女のどんなところに魅力を感じているのでしょうか。

シシド:声の深さと表情、あとは色っぽさですね。女性像としても憧れているところがあって。

―シシドさんにとっても、女性であることがアーティストとしてのアイデンティティーになっているのでは?

シシド:女ならではのドラムを叩いてきたつもりだし、それを尊重してくださる方とこれまで一緒にやらせてもらってきたから、そこに迷いが生まれたことはないですね。女だから出せる音って絶対にあるし、そういうところに私は面白みを感じているんです。

―きっと周囲もシシドさんのそういうところに魅力を感じているんでしょうね。

シシド:それが自分でわかれば、もっと伸ばし所がわかるんですけどね(笑)。これは小さい頃から感じていたことなんですけど、自分にとっての好きなこと、できること、似合うことって、ぜんぶ違うような気がしていて。さっき言ったように、自分は主役でいたいと思うのと同時に、本当は裏方向きだと感じている自分もいて。で、そんな自分に似合うのは大道具みたいな仕事だろうとも思ってる(笑)。あるいは、まわりに自分はこうありたいと伝えているつもりなのに、それとはまったく違うイメージで捉えられていたり。そのずれで苦しい思いをしたことがけっこうあって。

―ちょっと意味は違うかもしれないけど、シシドさんってなんでもできそうに見えるのかもしれないですね。

シシド:器用貧乏ってまさに私のことで(笑)。だからそう思われてもしょうがないような気もするんです。でも、自分が本当にやりたいことに向かおうとすると、どうしても不器用なやり方しかできなかったりして、そのあたりがあべこべなんですよね(笑)。

シシド・カフカ

知りたいと思ったことに躊躇なく飛び込んでいく覚悟が自分には必要だと思っています。

―音楽以外にも、なにか本気で取り組んでみたいと思ったものは過去にありましたか。

シシド:私、事務作業がすごく得意なんですよね。それこそ、向いていると思ってて。こなしていくうちにゲーム感覚になってくるんですよね。って、質問はそういうことじゃないか(笑)。

―(笑)。それでもいいんですけど、もっと創作に関わるもので他にあれば。

シシド:そうだな。写真を暗室で焼く、プリンターっていう仕事がありますよね? あれはやってみたかった。私、写真の大学に行ってたんですよ。写真は撮るよりも焼く作業の方がずっと好きだったんですよね。で、その専門の仕事があると知ったときに、これはいいなって(笑)。まあ、そのときにはもうバンドに打ち込んでいたので、あまりきちんと勉強は出来なかったんですけど。その人の要望に対して、技術で返していける仕事っていいですよね。

―なるほど。でも、やっぱりシシドさんにとっては音楽が常に突出しているんですね。

シシド:それ以外の道を自分に残してこなかったから(笑)。もちろん立ち止まりそうになったことは何度もありました。特に歌い始めてからは悩みましたね。歌詞での自己表現に何度もつまずいたから、音楽はともかく、そういう表現行為そのものが自分に向いているのかどうかをすごく考えてしまって。でも、好んで始めたことなんだから、やっぱり自分はここで成功することを考えるべきだと思って。どこかで別のことを学び始めるタイミングだってあったかもしれないけど、結果として私はそれを考えなかったんだから。

―そういう悩ましい時期はもう通過できましたか。

シシド:そんなことはないです(笑)。まだ自分を認められるような段階ではないですね。未熟さを感じるばかりです。

―そこでシシドさんはこれからなにを体得したいと考えているのでしょう。

シシド:技術以外のことを言えば、肝と、物事を大きく捉えられるゆるさですね。あとは覚悟。まだ知らないことばかりで二の足を踏むことも多いから。知りたいと思ったことに躊躇なく飛び込んでいく覚悟が自分には必要だと思っています。

―こうしてリリースを間近に控えて、覚悟を決める時期がきたと。

シシド:そうですね。いまは突き進んでいくしかないし、悩みを抱えたときに自分と喧嘩してくれる人がたくさんいるので(笑)。私は自分から「なんでもやっちゃおうよ!」って言えるようなタイプではないから、どうしても新たな挑戦をするときにはなにかと衝突が起こりがちなんですけど、それでも私と真正面からぶつかってきてくれる方がまわりにいるのは、私にとってすごく大きなことで。だから、夢は大きくいきたいですね。日本に留まる理由もないと思っていますし。自分がどこまで認められるかを知りたいから。

―それは自信の表れと受け取っていい?

シシド:そういうことにしておきましょう(笑)。

リリース情報
シシド・カフカ

2012年9月19日発売
価格:1,600円(税込)
TECI-280

1. 愛する覚悟
2. サバイバル
3. a.notice
[DVD収録内容]
・“愛する覚悟”PV
・“デイドリームライダー”PV

シシド・カフカ
『愛する覚悟』通常盤(CD)

2012年9月19日発売
価格:1,200円(税込)
TECI-281

1. 愛する覚悟
2. サバイバル
3. a.notice
4. デイドリームライダー

プロフィール
シシド・カフカ

ドラマー/ボーカリスト。6月2日生まれ、175cm。メキシコで生まれ、アルゼンチンで中学時代を過ごす。14歳のときにドラムを叩き始め、18歳でプロミュージシャンの仲間入り。大島賢治(THE HIGH-LOWS)、平出悟(UVERworldプロデューサー)と出会い、ドラムボーカルとしての才能を開花。同時に、モデル、役者としても活動中。2012年5月16日「デイドリームライダー」で配信デビュー後、大きな話題を呼んだ。精力的にライブ活動も行っており、パワフルでアグレッシブな演奏と、ルックスからは想像できないエモーショナルなボーカルで観客を魅了している。



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