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「美しい」だけじゃない、シシド・カフカの本当の魅力

「美しい」だけじゃない、シシド・カフカの本当の魅力

インタビュー・テキスト
渡辺裕也
撮影:西田香織

ステージでドラムを叩きながら歌ってみたら、すごくしっくりきたんです。「これで私は大丈夫だ。いける」って。

―ドラムは叩かずにピンボーカルで活動することは考えなかったんですか。

シシド:最初はドラムを叩くのも止めてハンドマイクで歌っていたんですけど、せっかくドラムを叩けるんだから、歌いながらやりなよと言われて。それで実際にステージでドラムを叩きながら歌ってみたら、すごくしっくりきたんです。「これで私は大丈夫だ。いける」って。

―おお、逆にそれが自信に繋がったんですね。

シシド:やっぱりドラマーとして活動していたときって、すごく自信があったんですよ。私は誰よりもかっこいいと思ってやってた。だからこそ、歌を始めるときにドラムと距離を置いたんです。じゃないと、どうしても自信があるドラムに逃げてしまいそうで。

―まずはボーカリストとしての自分に向かい合おう、と。

シシド:そう、ボーカリストとしての自分を確立させたかった。でも、ドラムと歌を同時にやってみたら、思ってもいなかったようなプラスアルファがあって、ドラムの捉え方にも変化があったんです。このスタイルならではの可能性がたくさん見えてきて。ドラマーでもボーカリストでもなく、ドラムボーカリストとしてのスタイルを発見できた。演奏面でやれることがシンプルになる分、歌がストレートになったんです。

―制約を設けたことが、かえって演奏の視野を広げたんですね。

シシド:単純な話、こうしてドラムボーカルというスタイルを私がしっかりと確立できたら、そんな私がハンドマイクで歌ったときにむしろ新しく感じられるかもしれないですよね(笑)。そういうちっちゃいことから、普通のバンド形態ではできないアイデアが無限に生まれていくような気がしていて。

シシド・カフカ

黒って何色と混ざっても存在感を残せるんですよね。たぶんそういうところに惹かれてるんじゃないかな。

―シシド・カフカという名前についてもぜひ訊かせていただきたいです。

シシド:これは渡辺潤平さんという、すごく好きなコピーライターさんにお願いしてつけていただいた名前なんです。カフカというのは、チェコ語でコクマルガラスという意味で。私がいつも黒い服を着ているから、彼の中にカラスのイメージがあったらしくて(笑)。

―カラスのイメージと指摘されて、ご自身ではどう感じましたか。

シシド:もともとカラスに悪い印象はまったくないですね。カラスって羽根も光の加減で綺麗に見えるし、頭のいい動物だから、自分がカラスみたいだと言われたら「でしょ?」って言いたくなるくらいで(笑)。

―なるほど(笑)。今日も黒い服を着ていてすごくよく似合っていますが、シシドさんは黒のどんなところに愛着を感じているんですか?

シシド:それも自分と向き合った頃に考えたことがあって(笑)。まず、自分にとって落ち着く色だっていうのが大前提です。あと、黒って何色と混ざっても存在感を残せるんですよね。たぶんそういうところに惹かれてるんじゃないかな。いろんなところにちょっとずつ色を残したくなるというか、自分のことを覚えていてほしいっていう気持ちの強さが黒に表れているような気がします。ちょっと濁らせたいっていうか(笑)。

―ペンキまみれでドラムを叩く“デイドリームライダー”のMVも印象的でしたね。

シシド:実はあれも最後は黒のペンキで真っ黒にしようと思ってたんです(笑)。どんどん色を足していくうちに、カフカの色になるっていうイメージでした。

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リリース情報

シシド・カフカ<br>
『愛する覚悟』初回限定盤(CD+DVD)
シシド・カフカ

2012年9月19日発売
価格:1,600円(税込)
TECI-280

1. 愛する覚悟
2. サバイバル
3. a.notice
[DVD収録内容]
・“愛する覚悟”PV
・“デイドリームライダー”PV

シシド・カフカ<br>
『愛する覚悟』通常盤(CD)
シシド・カフカ
『愛する覚悟』通常盤(CD)

2012年9月19日発売
価格:1,200円(税込)
TECI-281

1. 愛する覚悟
2. サバイバル
3. a.notice
4. デイドリームライダー

プロフィール

シシド・カフカ

ドラマー/ボーカリスト。6月2日生まれ、175cm。メキシコで生まれ、アルゼンチンで中学時代を過ごす。14歳のときにドラムを叩き始め、18歳でプロミュージシャンの仲間入り。大島賢治(THE HIGH-LOWS)、平出悟(UVERworldプロデューサー)と出会い、ドラムボーカルとしての才能を開花。同時に、モデル、役者としても活動中。2012年5月16日「デイドリームライダー」で配信デビュー後、大きな話題を呼んだ。精力的にライブ活動も行っており、パワフルでアグレッシブな演奏と、ルックスからは想像できないエモーショナルなボーカルで観客を魅了している。

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