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SAN CISCO × Czecho No Republic 日豪バンド対談

SAN CISCO × Czecho No Republic 日豪バンド対談

インタビュー・テキスト
金子厚武
撮影:柏井万作

ツアーとかフェスで何度も顔を合わせるようなバンドとは仲もいいし、お互いがお互いを支え合って協力し合ってるから、すごくいいシーンができてると思う。(ジョーディ)

―昨日のライブを見て、SAN CISCOとCzecho No Republicには共通点がすごく多いなって思ったんですよね。

スカーレット:サウンドも似てるし、アップビートだし、すごくポップでキャッチー。あとはチェコにはマイがいて、SAN CISCOには私がいるっていうところもね(笑)。

ジョーディ:どっちもポップミュージックだってことだよね。チェコにはオーストラリアのインディーシーンとの共通点も感じたから、こっちに来てもすんなり溶け込めるんじゃないかな。

―チェコは「オーストラリアの音楽シーン」っていうとどういう名前が浮かぶ?

八木:THE VINESとかJETとか、あとTAME IMPALAは好きですね。『フジロック』で見て、すごくよかった。

スカーレット:TAME IMPALAは出身が近くて、私たちがバンドを結成したフリーマントルから、彼らのいるパースは車で20分ぐらいなの。

―実際に交流もあるんですか?

ジョーディ:もちろん。ツアーとかフェスで何度も顔を合わせるようなバンドとは仲もいいし、お互いがお互いを支え合って協力し合ってるから、すごくいいシーンができてると思う。オーストラリアには「Triple J」っていうラジオ局があって、そこがすごく若手のバンドを育てる姿勢を持ってて、自分たちがここまで来れたのも彼らのおかげみたいなところがあるんだ。自分たちに限らず、若手のいいバンドを紹介してくれるラジオステーションだから、すごくありがたい。


オーストラリアは他の国からちょっと離れてるから、コンプレックスみたいなものがあって、「国が支援しないと」って思うのかも。(スカーレット)

―SAN CISCOはもともとどうやって結成されたんですか?

ジョーディ:最初はそれぞれ別のバンドをやってたんだけど、みんな解散しちゃって、シャッフルするみたいな感じで新しいバンドができて。最初はKING GEORGEっていう、もっとフォークっぽいバンドだったんだけど、それがSAN CISCOになったんだ。

ジョーディ

八木:KING GEORGEの曲を聴く方法ってあるんですか?

ジョーディ:インターネットを探せばあるかもな……それこそ、僕のソロの曲もどこかにあると思うよ。すっごい昔のだから、たぶん笑えると思うけど(笑)。

八木:何歳ぐらい?

ジョーディ:13歳とか14歳のときに書いた曲でコンペティションに優勝して、レコーディングの権利を得たから、それでちょっとしたEPを自分名義で作ったんだ。そのEPでまた別のコンペティションに応募したら、また優勝して、「じゃあ、今度はバンドで録ろう」ってことで、スカーレットとジョシュ(Gt)に声をかけたから、それがSAN CISCOのスタートとも言えるね。

―そうやってコンペティションできっかけを得て、活動を広げていくみたいなことって、オーストラリアではわりとスタンダードな活動方法なんですか?

スカーレット:若い人が音楽をやることを、政府が応援してくれるプログラムがあるの。海外に行って演奏するためのお金、例えば『SXSW』(世界最大級の音楽見本市)に行ってライブをするとしたら、足代をカバーできるぐらいの支援金が出たりとか。

タカハシマイ

八木:だから、若いバンドが世界に出ていけるんですね。

スカーレット:オーストラリアは他の国からちょっと離れてるから、コンプレックスみたいなものがあって、「国が支援しないと」って思うのかも。特に私たちがいる西海岸の方って、周りに何もないから、特に力を入れてるのかもしれない。

ジョーディ:実際、アメリカやヨーロッパに行くのは時間もお金もかかるし、儲けなんてほとんどないんだけど、地道に活動してファンを広げることが、長い目で見たら絶対バンドにとっていいことだと思うから、そこは意識的にやってるところですね。僕らはバンドを始めたときから、「欧米でもファンを広げていけるように頑張ろう」って話をしてて。

―チェコも海外でやりたい気持ちは強いバンドなんじゃないですか?

八木:名前からしてチェコだし(笑)、影響を受けたのも、MGMTとかVAMPIRE WEEKENDとか海外のバンドが多いので、ぜひやりたいですね。話を聞いてて、オーストラリアがすごく羨ましいなって思ったので、オーストラリアにもぜひ行きたいです。

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リリース情報

SAN CISCO<br>
『San Cisco』日本盤(CD)
SAN CISCO
『San Cisco』日本盤(CD)

2014年3月5日(水)発売
価格:2,376円(税込)
SICP-4073

1. ビーチ
2. フレッド・アステア
3. オークワード
4. ハンター
5. ワイルド・シングス
6. ノー・フレンズ
7. ライアル
8. メタファーズ
9. ミッション・フェイルド
10. ステラ
11. ロケット・シップ
12. ネパール
13. アウトロ
14. ジョンズ・ソング(ボーナストラック)
15. トースト(ボーナストラック)
16. ガールズ・ドゥー・クライ(ボーナストラック)
17. ゲット・ラッキー (Live at Triple J)(ボーナストラック)

Czecho No Republic<br>
『NEVERLAND』(CD)
Czecho No Republic
『NEVERLAND』(CD)

2013年10月30日(水)発売
価格:3,024円(税込)
COCP-38214

1. ネバーランド
2. MUSIC
3. Call Her
4. レインボー
5. Don't Cry, Forest Boy
6. 1人のワルツ
7. トリッパー
8. 絵本の庭
9. 幽霊船
10. ダイナソー
11. 国境
12. ショートバケーション
13. エターナル

CINRA.STOREで取扱中の商品

Czecho No Republic<br>
『Czecho No Republic LOGO マグカップ』
Czecho No Republic
『Czecho No Republic LOGO マグカップ』

価格:1,944円(税込)
メジャー初アルバムを記念したオリジナルマグ

CINRA.STOREで取扱中の商品

Czecho No Republic<br>
『Czecho No Republic』[iPhone5ケース]
Czecho No Republic
『Czecho No Republic』[iPhone5ケース]

価格:3,024円(税込)
マットな手描き感がかわいい!

プロフィール

SAN CISCO(さんしすこ)

平均年齢19歳、ジョーディ、スカーレット、ニック、ジョシュの4人により2009年にオーストラリアで結成されたガレージ・バンド。ヴァンパイア・ウィークエンドやストロークスを彷彿とさせる軽やかなガレージ・ロックと、ドリーミー・ポップを兼ね合わせたサウンドで、一気にシーンの注目を集め、2011年には早くもオーストラリアの音楽賞「Triple J Unearthed」の年間バンド大賞にノミネートされる。アメリカのSXSWやロラパルーザなどの大型フェスにも早くも出演し、8月にはUKでレディング/リーズ・フェスティバルなどの出演も果たした。2014年3月5日には初フル・アルバムとなる『サン・シスコ』を日本でもリリースした。

Czecho No Republic(ちぇこ のー りぱぶりっく)

武井優心(Vo,Ba)、山崎正太郎(Dr)の2人を中心に2010年3月結成。「チェコ」という語感の響きの良さ、志向する音楽の方向性などからCzecho No Republic(チェコ・ノー・リパブリック)とバンド名を命名。2011年2月に八木類(Gt,Cho,Syn)が加入。端正なルックスと唯一無二のドリーミー&キャッチーな音楽性により、2012年は大型フェス出演や『第4回CDショップ大賞』の受賞など各方面から注目を集める。2013年モデルとしても活動するタカハシマイ(Cho,Syn,Gt,Per)、砂川一黄(Gt)が正式加入。10月に5人組として新しい生命を吹き込んだメジャーデビューアルバム『NEVERLAND』をリリース。

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