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音楽家という役割を引き受けた、Yogee New Waves角舘の決意

音楽家という役割を引き受けた、Yogee New Waves角舘の決意

Yogee New Waves『Sunset Town e.p.』
インタビュー・テキスト
小田部仁
撮影:小田部伶

壁ができて暗くなっても、目を凝らせばきっと光っている方角は見えるわけで、あとはその壁をぶち破るだけなんですよ。

―今角舘さんは、大卒だと働き始めて2年目ぐらいの年齢ですけど、会社とかだと後輩とかもできてきて、徐々に社会っていうものの重みを知り始める時期だと思うんです。

角舘:はい。そうかもしれない。

―大学時代の友達とか、就職してから雰囲気の変化はありました?

角舘:自分の仲いいやつらは変わらないです。

―へぇー。

角舘:変わっちゃう人たちって自問自答が足りないんじゃないのかな。僕は元々、自分がどんな人間で、どんなものが好きかっていうのをわかってない人とはあんまり友達になれなくて。今、鎌倉の銀行で働いてる友達とかと、土日に一緒に飲んで浜辺を6時間ぐらい散歩したりするんですけど、そいつは不満なんて言わないし、希望めいたことばっかり言ってます。そういうのってたまんないですよね。やっぱり不満を言う奴っていうのは当事者意識がなくて、自分で当事者意識がある奴は希望を語るんですよ。僕はそういう奴らが好きです。不満を言うやつは嫌いなんだよな(笑)。

―なんでこういうことを訊いたかというと、今の20代は「絶望を知っている世代」みたいなことをよく言われるし、特に表現者は敏感にその閉塞感みたいなものを感じている気がする。その感覚を角舘さんは持っているのかなって。

角舘:それはわかります。ただ、ふたつのタイプの人がいるとも思ってます。壁ができて暗くなっても、目を凝らせばきっと光っている方角は見えるわけで、あとはその壁をぶち破るだけなんですよ。そこでどうにかしてサバイブしようと戦っている奴らが、今の時代を生きている奴らだと思うんです。でも、「なんかこの壁が嫌だから近寄らない」って、暗闇でうじうじしている奴らもいて。さっきも言ったけど、熱くなったらいいんじゃないかと思います。トライアンドエラーをビビってる奴らが多すぎるけど、チャレンジしてミスればいいのにと思う。それが全部糧になるはず。

角舘健悟

背負っている奴らって、やっぱり美しくて、愛おしい。

―このインタビューの前に、名古屋と大阪のライブが、角舘さんの喉の病気でキャンセルになって。それもさっき話に出た「愛の試練」のひとつでもあったかと思うのですが、今は大丈夫ですか?

角舘:まじで焦りました。風邪が扁桃炎になって、扁桃炎が扁桃腺周囲膿瘍という膿がたまる病気に悪化して、頸部周囲膿瘍というのになっちゃって。場合によっては死に至るらしいんですよ。夜中に毎晩40度の高熱が出る病気で、ヤバかったですね。動けなくなるし、飯も食えなくなるし。

―喉ってきついですよね。よりにもよってボーカリストなのに。歌えなくなる可能性も考えました?

角舘:そうなんですよ。病名とか知らされる前は特にナーバスになってて。僕はこれからどうしようか、とか色々考えてたんですけど、面白い思考にたどり着いたんです。

―面白い思考?

角舘:自分は別にボーカリストじゃなくてもいいのかもって。昔からドラムをやっていたので、ドラマーになるのもありだし、作曲家になってもいいのかなとか。意外とそういう考え方にすぐ結びついたんですよね。次の選択肢を自分の中にきちんとストックしてたんだなって思いました。でも、何があってもやっぱり何かしら音楽に携わりたいって思ってるんだということにも気付きましたね。

―自分のことがよりはっきりと見えてきた?

角舘:そうですね。僕は、早く大人になりたい男の子なんだなってことも再認識しました。自分が成長していく中で見えてきた「サウンドグッド」なものを、しっかりと音楽に落とし込んで聴かせるものにしたい。

―しっかりと「大人になりたい」というところにリアリティーがあるな、と思います。

角舘:逆に大人になっちゃったなぁ、っていうのも思うんですけどね。急に体の変化が起きちゃった少女のような気持ち。それは寂しくもあり、嬉しくもありっていう変な感覚なんですけど。でも、自分は大人になることを選んだんだと思います。背負っている奴らって、やっぱり美しくて、愛おしい。それを嘲笑う奴らはやっぱり悪でしかないと思う。

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リリース情報

Yogee New Waves『SUNSET TOWN e.p.』(CD)
Yogee New Waves
『SUNSET TOWN e.p.』(CD)

2015年12月2日(水)発売
価格:1,620円(税込)
Roman Label / BAYON PRODUCTION / ROMAN-003

1. Like Sixteen Candles
2. Sunset Town
3. Night is Coming
4. Lemon Tea
5. Sunset Town(Dorian remix)
※デジパック仕様、ポスター、セルフライナーノーツ封入

イベント情報

『WWW×BAYON COUNTDOWN 2016』

2015年12月31日(木)OPEN 20:30 / START 21:30
会場:東京都 渋谷 WWW
出演:
Yogee New Waves
never young beach
D.A.N.
EMCと思い出野郎
and more
ラウンジDJ:
マイケルJフォクス
and more
料金:前売3,000円 当日3,500円(共にドリンク別)

『Yogee New Waves presents Dreamin' Night 3』
2016年3月12日(土)OPEN 18:00 / START 19:00
会場:東京都 代官山 UNIT
出演:
Yogee New Waves
髭 (HiGE)
料金:前売3,000円 当日3,500円(共にドリンク別)

リリース情報

Yogee New WavesトートバッグL「RAKUEN BAG」
Yogee New Waves
トートバッグL「RAKUEN BAG」

新時代のクールなシティポップ感を落とし込んだステンシル風ビッグトート
価格:3,024円(税込)

プロフィール

Yogee New Waves
Yogee New Waves(よぎー にゅー うぇいぶす)

2013年6月、角舘健悟(Vo,Gt)と矢澤直紀(Ba)を中心に活動開始。楽曲制作に勤しむ。SUMMER SONICの『でれんのサマソニ2013』の最終選考に選出され、選考ライブがまさかのバンド初ライブとなる。9月には前田哲司(Dr)、松田光弘(Gt)が加入。2014年4月にデビューep『CLIMAX NIGHT e.p.』を全国流通でリリース。その後『FUJI ROCK FES'14』のRookie A Go Goに出演。9月には1stアルバム『PARAISO』をリリースし、年間ベストディスクとして各媒体で多く取り上げられる。2015年は、『VIVA LA ROCK』『ROCK IN JAPAN』『BAYCAMP』『SWEET LOVE SHOWER』『りんご音楽祭』『ボロフェスタ』などの野外フェスに出演を果たす。2015年5月に松田が脱退し、現在は3人で活動中。

関連チケット情報

2019年4月13日(土)
ORANGE RANGE presents ”テレビズナイト019”
会場:ミュージックタウン音市場(沖縄県)
2019年4月14日(日)
SLOW DAYS
会場:服部緑地野外音楽堂(大阪府)
2019年6月8日(土)
Yogee New Waves
会場:YEBISU YA PRO(岡山県)
2019年6月22日(土)
Yogee New Waves
会場:Live House 浜松 窓枠(静岡県)
2019年6月29日(土)
Yogee New Waves
会場:studio NEXS(新潟県)
2019年6月30日(日)
Yogee New Waves
会場:仙台 darwin(宮城県)
2019年7月5日(金)
Yogee New Waves
会場:ダイアモンドホール(愛知県)
2019年7月6日(土)
Yogee New Waves
会場:金沢EIGHT HALL(石川県)
2019年7月12日(金)
Yogee New Waves
会場:ペニーレーン24(北海道)
2019年7月14日(日)
Yogee New Waves
会場:なんばHatch(大阪府)
2019年7月21日(日)
Yogee New Waves
会場:桜坂セントラル(沖縄県)

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