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カネコアヤノが見せた尖った横顔 かわいいと言って舐めないで

カネコアヤノが見せた尖った横顔 かわいいと言って舐めないで

カネコアヤノ『ひかれあい』
インタビュー・テキスト
金子厚武
撮影:木村和平 編集:山元翔一
2017/04/25
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シンガーソングライター・カネコアヤノの名前を知っている人は、決して少なくはないだろう。自主制作の『印税生活』を経て、デビュー作『来世はアイドル』を発表したのが今から3年前の2014年5月。個性的な歌詞やフォーキーな世界観が話題を呼んだが、今にして思えば、当時の彼女はまだ本当の彼女ではなかったと言っていいかもしれない。

2016年に以前の事務所を離脱、フリーランスでの活動をはさみ、プロダクション「we are」に移籍。舞台『光の光の光の愛の光の』や映画『退屈な日々にさようならを』への出演や、新たなバンドメンバーとの出会いを経た現在の彼女は、本人いわく「カネコアヤノ シーズン2」。新作『ひかれあい』は、まさにそんな「惹かれ合い」の記録であり、「光り合い」によってキラキラと輝き始めたカネコアヤノの現在地を示している。

CINRA.NETでの初取材となる今回は、『ひかれあい』のリードトラック“とがる”の<かわる!かわる!かわってく景色を受け入れろ>という歌詞にちなんで、「変化」をキーワードにこれまでの歩みを振り返ってもらった。超引っ込み思案だった少女が理想の仲間と出会うまでの過程を紐解くことで、同時に彼女の尖った部分も垣間見えるはずだ。

初対面の人としゃべれないから、いつもお母さんの後ろにずっと隠れているような子どもで。

―今日は「変化」をキーワードにこれまでの歩みをお訊きできればと思うのですが、まずカネコさんは変化に対して積極的な方ですか? それとも、慎重派?

カネコ:積極的だと思います……たぶん。

―それは昔からですか?

カネコ:いや、最近そう思うだけで、昔はすごくシャイで、引っ込み思案だったんです。でも去年、事務所が変わって『hug』を出したくらいから、変わっていくことって楽しいなと思うようになって。

カネコアヤノ
カネコアヤノ

―小さい頃はどんな感じだったんですか?

カネコ:ほんとにヤバいですよ。初対面の人としゃべれないから、いつもお母さんの後ろにずっと隠れているような子どもで。小学校の入学式で、自分の名前が書いてある机に座らなきゃいけないときに、私だけ一人で席に座れなくてお母さんが横に立ってたんですよ。今よく一人で歌えてるなって思います(笑)。

―自分で曲を書いて歌うようになったのはいつからですか?

カネコ:ギターは一応中3からやっていて、中高とずっとバンドをやりたかったんですけど、周りに一緒にやる人がいなくて。そのうちライブハウスに行くようになって、そこで知り合った友達に誘われてバンドを組んだのをきっかけに、なんとなく曲を作り始めました。それが高3のとき。結局そのバンドはすぐ消滅しちゃったんですけど、その後も誰に聴かせるでもなく曲は作っていました。

―自主制作の『印税生活』が2012年発表で、このときカネコさんは大学2年生ですよね。

カネコアヤノ『印税生活』収録曲

カネコ:そうですね。大学に入ったら音楽をやっている友達ができたので、そのうちの一人に作った曲を聴かせたんですけど、その人と前の事務所のマネージャーが幼馴染だったんですよ。それで「いいじゃん」って話になって、前の事務所に所属することになり、気づいたらレコーディングして、ライブして……みたいな。

なにをやっても続かないタイプだったんですけど、音楽は未だに続いています(笑)。

―それで2014年に『来世はアイドル』で全国デビューすると。中3でギターを始めたのにはどんなきっかけがあったんですか?

カネコ:チャットモンチーとかが好きで、中1のときにお母さんに「ギターやりたい」って言ったんですけど、そのときは「ダメ」って言われて。でも中3になったとき、いきなり「ギターやる?」って言ってきて、「今さら?」と思いつつ始めました。私、それまではなにをやっても続かないタイプだったんですけど、音楽は未だに続いています(笑)。

―でも、高校時代はライブを観るほうにハマっていたと。

カネコ:なんでだろう……憧れだったんですかね? 「バンドやりたいな、私も」っていう気持ちがあったんだと思う。でも、一緒にやる相手が見つからなくて、一人でやるっていう選択肢はそのときなかったから、「観に行くほうが楽しいじゃん」ってなったんじゃないかな。

カネコアヤノ

―そんなカネコさんがソロで活動するようになったのは、さっきの事務所の話がきっかけなんですか?

カネコ:そうですね。事務所に入るときに、「このタイミングでやらないと音楽は一生やらないわ」って思ったんです。それで、とりあえず一人でもやってればなんとかなるかもってことで始めました。だから、事務所に入ったタイミングが最初の「変わろう」と思ったタイミング。別に他にやりたいこともなかったし、大学もなんとなく行ってただけだったから、「ここでやらないと」って思ったのはすごく覚えてますね。

カネコアヤノ『来世はアイドル』収録曲

―音楽以外にやりたいことはなかったということですが……。

カネコ:ほんとになかったですねー。

―(笑)。でも、大学では詩の勉強をしていたそうですね。

カネコ:はい。でも、詩に興味を持ったのも、歌詞を書き始めてからだし、詩を書くのが好きだなって自覚したのも、一人で曲を作り始めてからなんです。

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リリース情報

カネコアヤノ『ひかれあい』生産数量限定盤
カネコアヤノ
『ひかれあい』生産数量限定盤(CD)

2017年4月26日(水)発売
価格:1,400円(税込)
WRCA-14

1. とがる
2. 天使とスーパーカー
3. 朝になって夢からさめて
4. とがる(弾き語り)
5. 天使とスーパーカー(弾き語り)
6. 朝になって夢からさめて(弾き語り)

イベント情報

『カネコアヤノ「ひかれあい」発売記念インストアイベント』

2017年4月29日(土)
会場:東京都 タワーレコード新宿店 7Fイベントスペース

2017年5月2日(火)
会場:東京都 ココナッツディスク吉祥寺店

2017年5月20日(土)
会場:愛知県 名古屋PARCO 西館 1Fイベントスペース

2017年5月21日(日)
会場;大阪府 タワーレコード難波店 5Fイベントスペース

※4月29日(土)の公演のみバンドセット

『カネコアヤノ ツアー2017“ひかれあい”』

2017年5月3日(水・祝)
会場:群馬県 高崎 club FLEEZ
料金:一般1,500円 高校生以下500円(共にドリンク別)
※要学生証

2017年5月6日(土)
会場:静岡県 浜松 FORCE
料金:一般2,500円 学生2,000円(共にドリンク別)
※高校生以下無料

『COMIN'KOBE』

2017年5月7日(日)
会場:兵庫県 神戸 ワールド記念ホール、神戸国際展示場 1号館・2号館・3号館ほか
入場無料(要チケット)

『廃校グルーヴ』

2017年5月13日(土)
会場:香川県 高松 モモの広場
料金:2日券11,000円 1日券6,000円 13日夜の部券3,000円

2017年5月14日(日)
会場:島根県 EAD CAFE
料金:前売2,500円 当日3,000円(共にドリンク別)

『いつまでも世界は...』

2017年5月28日(日)
会場:京都府 京都市内エリア

2017年6月4日(日)
会場:岡山県 ラウンジ・カド
料金:前売2,800円(ドリンク別)

2017年6月5日(月)
会場:広島県 ヲルガン座
料金:前売2,500円(ドリンク別)

2017年6月10日(土)
会場:宮城県 仙台 teato
料金:前売2,800円(ドリンク別)

2017年6月11日(日)
会場:新潟県 EDITORS CAFE
料金:前売2,000円(ドリンク別)

2017年6月17日(土)
会場:沖縄県 那覇 G-shelter
料金:前売2,000円 当日2,500円(共にドリンク別)

2017年6月18日(日)
会場:沖縄県 那覇 BABYBABY
料金:前売2,000円(ドリンク別)

2017年6月24日(土)
会場:北海道 苫小牧 ELLCUBE
料金:前売1,500円 当日2,000円(共にドリンク別)

2017年6月25日(日)
会場:北海道 札幌 キノカフェ

2017年7月1日(土)
会場:愛知県 名古屋 K.Dハポン
料金:前売2,500円(ドリンク別)

2017年7月7日(金)
会場:大阪府 心斎橋 LIVE HOUSE Pangea
料金:前売2,500円(ドリンク別)

2017年7月9日(日)
会場:東京都 代官山 晴れたら空に豆まいて
料金:前売3,000円(ドリンク別)

プロフィール

カネコアヤノ
カネコアヤノ

シンガーソングライター。これまでミニアルバム1枚、フルアルバム2枚をリリース。弾き語りとバンド形態でライブ活動も展開中。音楽活動にとどまらず、舞台 / 映画 / モデルなど多方面で活動する。2016年4月には初の弾き語りアルバム『hug』を、さらに11月にEP『さよーならあなた』を発表。そして、2017年4月26日には2nd EP『ひかれあい』をリリースする。

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