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noodles×少年ナイフが語る、女性バンドと男性バンドの違いとは

noodles×少年ナイフが語る、女性バンドと男性バンドの違いとは

noodles『Metaltic Nocturne』
インタビュー・テキスト
黒田隆憲
撮影:永峰拓也 編集:飯嶋藍子
2017/06/21
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昨年結成25周年を迎えた女性3人組バンドnoodlesが、前作から2年半ぶりのオリジナルアルバム『Metaltic Nocturne』をリリースした。1950年代オールディーズ~ガールズポップに影響を受けたポップなメロディーと、1990年代グランジ~オルタナを通過したソリッドかつヘビーなギターサウンド、誰にも媚びないキュートでクールなyokoのボーカルは相変わらず健在で、四半世紀にも渡ってガールズバンドの指針となってきた貫禄すらうかがわせる。

そして、そんな彼女たちが尊敬してやまない存在といえば、少年ナイフ。1981年の結成以来、Nirvanaなど海外のカリスマ的なロックバンドたちから多大なるリスペクトを受け、今なお国内外で活躍し続ける偉大なバンドだ。

女性3人組で、海外でも積極的に活動するなど共通点も多いnoodles・yokoと少年ナイフ・なおこの対談を敢行。『Metaltic Nocturne』を紐解きながら、女性バンドと男性バンドとの違いや、長く活動を続ける秘訣、海外でのエピソードなど語ってもらった。二人のしなやかな生き方は、男性もきっと参考になるはずだ。

私たちのテーマが、「女でもなく、男でもなく、人間として音楽をやりたい」っていうものなんです。(yoko)

―お二人はいつ頃からのお知り合いなのですか?

yoko:今から5、6年前、私たちの企画イベントに少年ナイフをお誘いしたのがきっかけです。もちろん少年ナイフのことは、noodlesを結成した時から知っていましたし、かれこれ20年近く、ずっと一緒にやりたいなと思っていたんです。

左から:yoko(noodles)、なおこ(少年ナイフ)
左から:yoko(noodles)、なおこ(少年ナイフ)

―憧れの存在だったんですね。

yoko:そうですね。私たちからしたら少年ナイフは「外タレさん」みたいな感じで、もう存在自体が憧れです。というのも、私たちのテーマが、「女でもなく、男でもなく、人間として音楽をやりたい」っていうものなんです。そういうバンドって日本にあまりいないと思っていたんですけど、少年ナイフがまさにそういうバンドだなって。

なおこ:少年ナイフは、特にテーマとか何も考えないでやっているバンドなんですけど(笑)。noodlesは洋楽みたいな感じがするからとっても好きです。メロディーの音階とか、英詞の乗せ方とか、他の日本のバンドとは全く違う発想というか。それと、女の人だけでやっているバンドが私はすごく好きなので、そういう意味でも前から気になっていました。

―メロディーの音階というのは、具体的には?

なおこ:最近、日本で流行っているバンドのメロディーは割とどれも似ていて。リズムも「タン、タン、タン」って全拍が多いし、サビに行く前にキメが入ったり(笑)、裏声チックな歌声が入ったり。そういう形式があるように思う。でもnoodlesはそういう形式にハマらず、自分のやりたい音楽を貫いていて、そこが好きですね。

yoko:嬉しいです。私のルーツがオールディーズ、アメリカの古い音楽で。流行りとかではなくメロディーが切なくて、歪んでいるけど懐かしい、みたいな音楽がやりたかったので。

1人でも男の人が混じってたらアカンのですわ(笑)。(なおこ)

―なおこさんは、女の人だけでやっているバンドが好きなんですね。

なおこ:1人でも男の人が混じってたらアカンのですわ(笑)。特に私は、日本人の女性ボーカルが生理的に好きみたいで。多分骨格の違いなんだろうけど、可愛らしいというか、西洋の人とは発声がちょっと違うんですよね。

―なおこさんのそういった好みもあって少年ナイフは女性だけなのですか?

なおこ:私たちの場合は、女性だけでバンド組んだ方がいろいろ便利だからっていう。ツアーでホテルの部屋が一緒でも困らないし、話す話題も女の人同士の方が楽しいし。ほんと、それだけ。ただ、長くやっているうちに「女性だけでやっているバンド」ということで、いろんな人たちから面白がってもらえているし、それやったらこのまま女の人だけでやろうかなと(笑)。

yoko:私たちも、実は「女の子バンドをやらなくちゃ!」ってこだわったわけではなかったんですよ。たまたまバイト先で集まったのが女の子だったというだけで。女の子のバンドって今はたくさんいますけど、当時は少なくて、それで得した面もあるし、損するというか「ブッキングが難しい」って言われたことはあります。

なおこ:へえ! 少年ナイフはメリットばっかりでしたよ。女性だけっていうのが珍しがられて、結成当初からライブに誘われまくってました。海外でも、「女性だけのバンド」っていうことで面白がられてブッキングしやすかったんじゃないですかね。だからメジャーデビューするまで自分たちでブッキングを考えたことってなかったです。

―それって、関東と関西の違いもあるんですかね。

なおこ:あ、きっとあると思います。

yoko:え、あるんですか?

なおこ:関東の人は、オシャレで、形式とか様式を大切にしていると思う。関西は関西でも、京都の人はどちらかというとそんな感じやけど、大阪の人は実質主義者ばかりで(笑)。

何でも割り切って取り入れて、その上で「効率的にやったらええし」「おもろかったらええやん?」みたいな感じなので。ちょっとロマンがないとも言えるんですけど、そういう違いはあるんじゃないでしょうか。noodlesのメンバーはみんなオシャレやし、色白いし、美人やし。

一同:(笑)。

なおこ:私なんか色黒いし対極やけど、でも西洋の音楽に影響を受けているというところで、すごく似てるなって思います。

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リリース情報

noodles『Metaltic Nocturne』
noodles
『Metaltic Nocturne』(CD)

2017年6月21日(水)発売
価格:2,700円(税込)
QECD-10004 / BUMP-067

1. Heart Bop
2. Blood Waltz
3. Metaltic Nocturne
4. Twins Tree
5. I am me
6. wall flower
7. right hand arrow
8. 965
9. Last chance for a good look at the planet
10. moss green
11. madly madly

少年ナイフ『アドベンチャーでぶっとばせ!』
少年ナイフ
『アドベンチャーでぶっとばせ!』(CD)

2016年3月23日(水)発売
価格:2,500円(税別)
PCD-25196

1. Jump into the New World
2. Rock'n'roll T-shirt
3. Calabash
4. Dog Fight
5. Wasabi
6. Green Tangerine
7. ImI
8. Hawaii
9. Tasmanian Devil
10. Cotton Candy Clouds

イベント情報

noodles
『Metaltic Nocturne Tour』

2017年7月29日(土)
会場:大阪府 難波Mele
料金:3,240円(ドリンク別)

2017年7月30日(日)
会場:愛知県 名古屋 HUCK FINN
料金:3,240円(ドリンク別)

2017年9月2日(土)
会場:岡山県 ペパーランド
料金:3,500円(ドリンク別)

2017年9月3日(日)
会場:福岡県 Queblick
料金:3,500円(ドリンク別)

2017年9月30日(土)
会場:東京都 下北沢 CLUB Que
料金:3,240円(ドリンク別)

少年ナイフ
『712 Day Party 2017』

2017年7月8日(土)
会場:東京都 新代田FEVER

2017年7月9日(日)
会場:愛知県 名古屋 CLUB UPSET

2017年7月15日(土)
会場:大阪府 心斎橋SOMA

料金:各公演3,500円(ドリンク別)

プロフィール

noodles
noodles(ぬーどるす)

1991年結成。横浜を中心にライブ活動を始める。1995年、ベンテンレーベルより1stアルバム『重力泥棒』をリリース。1999年より、the pillows の山中さわおが代表を務める「デリシャスレーベル」に移籍。2003年3月に、THE BREEDERSの大阪公演で、オープニングアクトを務める。同年より海外での活動を開始し、NYでの『CMJ Music Marathon』に出演。2004年、テキサス州オースチンで行われている『SXSW』に出演し、初のUS Tourを行う。2009年には初の海外レコーディングをサンフランシスコで行い、アルバム『THE MUSIC MOVES ME』と、デリシャスレーベルの10周年を記念した初のベストアルバム『our first noodles』をリリース。国内外問わず幅広い活動を行っている。

少年ナイフ
少年ナイフ(しょうねんないふ)

Naokoを中心に大阪で結成。バンド名は、彼女が見つけたポケットナイフの銘柄。1983年に1stアルバム『Burning Farm』をZero Recordからリリース。同アルバムは1985年にアメリカのインディーズレーベル「K Records」からも発売された。そのオリジナルなサウンドはアメリカ、イギリス、ヨーロッパで人気を博し、1992年に日本、アメリカ、イギリスでメジャーデビュー。以後、アルバムリリースとワールドツアーをコンスタントに続けている。

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