松岡正剛、ロングインタビューによる最初で最後の自伝『世界のほうがおもしろすぎた』刊行

松岡正剛の自伝『世界のほうがおもしろすぎた――ゴースト・イン・ザ・ブックス』が本日8月18日に刊行された。

昨年8月に逝去した編集工学者・松岡正剛。「若者の教祖」「知の巨人」「博覧強記」などあらゆるレッテルを嫌い、「生涯一編集者」であることに徹した松岡の歩みは理科少年の時代に抱いた自己同一性への疑問に始まっていたという。

松岡にとって最初で最後の「自伝」となる同書には、十数時間におよぶインタビュー、付録として未発表稿および年譜が掲載される。

発売にあわせて、ブックファースト新宿店、丸善日本橋店、ジュンク堂書店池袋本店、ジュンク堂書店吉祥寺店、ジュンク堂書店大阪本店、丸善松本店、ジュンク堂書店大宮高島屋店、magmabooksなどで「松岡正剛ブックフェア」を開催予定。詳細は「セイゴオちゃんねる」で順次発表される。

【本文より】
「遅ればせ」ということを、わりに早くから自覚していたんです。あえて遅滞する、遅延するということです。ふつう遅れるというのは、とろいこと、才能が発揮しにくいとか、コミュニケーション能力がないということです。でもぼくは「遅ればせ」がいいんだと思ってやってきた。こういう感覚は若いころからありました。おそらくぼくが編集に関心をもったことにも関係していたんだろうと思います。

世界のほうがおもしろすぎた | 晶文社 セイゴオちゃんねる


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