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やついいちろう×松本素生 ザ・コレクターズに勇気をもらった話

やついいちろう×松本素生 ザ・コレクターズに勇気をもらった話

THE COLLECTORS『THE COLLECTORS live at BUDOKAN“MARCH OF THE MODS”30th anniversary 1 Mar 2017』
インタビュー・テキスト
兵庫慎司
撮影:沼田学 編集:矢島由佳子・山元翔一

2017年3月1日、結成30周年にして初の日本武道館ワンマン『“MARCH OF THE MODS” 30th anniversary』を大成功に終わらせたTHE COLLECTORS。本人たちにとっても、仲間のバンドマンたちにとっても、ファンにとっても、日本のロック史にとっても、記念すべき一夜になったこのライブの模様が、映像作品&ライブアルバムのパッケージで、6月7日にリリースされる。

これを機に、DJ / イベントプロデューサーとしても高い人気を誇る芸人・やついいちろうと、「THE COLLECTORSとサニーデイ・サービスについてなら、自分のバンドのこと以上に語れる男」と話すGOING UNDER GROUNDの松本素生に、この武道館ライブについて、そしてTHE COLLECTORSについて、語り合ってください! とオファーしたのが、以下のテキストである。お二人の愛と情熱と鋭さに満ちたトークをぜひ楽しんでいただければ、そしてこの作品にぜひ触れていただければ、と心より願う。

ライブハウスに立ってるときから、彼らに見えている世界は武道館だったんですよ。(やつい)

―それぞれのTHE COLLECTORS(以下、コレクターズ)との出会いからお話いただけますか?

松本:中3のときかな。“世界を止めて”のミュージックビデオが、テレビ埼玉で流れていて。当時、THE BLUE HEARTSを入り口に、洋楽含めいろんな音楽を聴くようになっていたんですけど、“世界を止めて”はとにかく曲がよくて好きになったのを憶えています。

やつい:僕、コレクターズとの出会いはものすごく遅いんですよ。ライブを観てびっくりしたのが最初です。対バンで、下北沢CLUB Queだったんですけど……。

左から:松本素生(GOING UNDER GROUND)、やついいちろう
左から:松本素生(GOING UNDER GROUND)、やついいちろう

松本:じゃあ2000年代初頭じゃないですか。

やつい:そうかな。僕はそれまで代表曲しか知らないような軽いリスナーだったんですけど、そのライブがすっげぇよかったんですよ。「イェーイ、みんな僕の彼女だよ」みたいな、大スターが出てきた感じでやってたんですけど、それがサマになってて、衝撃を受けちゃって。

松本:ギャップでしょ? ちっちゃいライブハウスにでかいスケール感で出てきて(下北沢CLUB Queのキャパシティーは300弱)。

やつい:そう、ライブハウスなのに武道館に出てきたみたいなノリだった。

松本:加藤(ひさし / THE COLLECTORSのVo.)さん、武道館のときも言ってたじゃないですか、「やっと身の丈に合うところでやれたぜ」って。

やつい:そう! 加藤さんがあれを言ったときに、あのCLUB Queでの光景が頭にバーンと浮かんでゾクッとしたんだよね。CLUB Queに立ってるときから、彼らに見えている世界は武道館だったんですよ。

松本:あの場にいた人みんな、「ほんとそのとおり!」って思ったと思いますよ。コレクターズはめちゃくちゃ売れたバンドってわけではないから、お客さんの入りが寂しいライブもあって。僕はその時期のライブも観てるんですけど、立ち振る舞いは一切変わらないんです。

やつい:毅然としてるんだよね。

THE COLLECTORSの武道館公演の様子(撮影:柴田恵理)
THE COLLECTORSの武道館公演の様子(撮影:柴田恵理)

俺、ずっと泣いてて、前半ほんとに記憶ないですもん。(松本)

―お二人はどういうことを感じながら、コレクターズにとって結成30年目にして初めての武道館ライブを観ていましたか?

松本:自分が初体験もすませてないときに聴いていた音楽で、今もやってる人って、コレクターズぐらいしかいないんですけど、それってすごいことだと思うんです。だから、今回の武道館に関しては、ほかの人のライブを武道館に観に行くのと、僕のなかでは意味合いが全然違って。

やつい:やっぱり続けることのすごさみたいなものって、言わないまでも、あのライブが物語っていたというか。30年やり続けて、満員の武道館で歌って、「身の丈に合ったとこでやっとやれたぜ」っていう……そのドラマ性だけでグッとくるものがありますよね。

左から:松本素生、やついいちろう

松本:俺、ずっと泣いてて、前半ほんとに記憶ないですもん。意識を取り戻したのって、“世界を止めて”(7曲目に演奏された)あたりじゃないかな。

やつい:一列後ろにいたけど、「泣いてんなぁ」と思った(笑)。

松本:涙を拭うとかじゃなくて、嗚咽っすね。もうダメだったなぁ……。ちょっと後ろを見たときに、うちのギター(中澤寛規)も号泣してたんですよ。12歳から今までで泣いてるところ見たのは、人の葬式くらいなんですけど、そいつがもうギャンギャン泣いてて。

やつい:思い入れの強い人が、いっぱい集まってたんだろうね。峯田(和伸 / 銀杏BOYZ)くんも来ていたし。

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リリース情報

THE COLLECTORS『THE COLLECTORS live at BUDOKAN“MARCH OF THE MODS”30th anniversary 1 Mar 2017』
THE COLLECTORS
『THE COLLECTORS live at BUDOKAN“MARCH OF THE MODS”30th anniversary 1 Mar 2017』(Blu-ray+2CD)

2017年6月7日(水)発売
価格:8,640円(税込)
COZA-1351~3
※オーディオコメンタリー、ドキュメンタリー映像、オープニングムービー収録
※ワッペン2種類、ラミネートパス封入

[Blu-ray]
1. OPENING
2. 愛ある世界
3. MILLION CROSSROADS ROCK
4. TOUGH(all the boys gotta be tough)
5. 夢みる君と僕
6. Stage Banter 1
7. たよれる男
8. プ・ラ・モ・デ・ル
9. 世界を止めて
10. Stage Banter 2
11. 悪の天使と正義の悪魔
12. 2065
13. ロックンロールバンド人生
14. 僕は恐竜
15. 未来のカタチ
16. Stage Banter 3
17. 僕の時間機械(タイムマシーン)
18. Dog Race
19. Space Alien(INSTRUMENTAL)
20. 青春ミラー(君を想う長い午後)
21. NICK! NICK! NICK!
22. Tシャツレボリューション
23. 百億のキッスと千億の誓い
24. ロマンチック・プラネット
25. TOO MUCH ROMANTIC!
26. 僕はコレクター
27. 恋はヒートウェーヴ(Love Is Like A)HEAT WAVE
28. OPENING MOVIE
29. DOCUMENT MOVIE
[CD1]
1. OPENING
2. 愛ある世界
3. Million Crossroads Rock
4. TOUGH
5. 夢見る君と僕
6. たよれる男
7. プラモデル
8. 世界を止めて
9. 悪の天使と正義の悪魔
10. 2065
11. ロックンロールバンド人生
12. 僕は恐竜
13. 未来のカタチ
[CD2]
1. 僕の時間機械(タイムマシーン)
2. Dog Race
3. インスト(Space Alien)
4. 青春ミラー
5. NICK! NICK! NICK!
6. Tシャツレボリューション
7. 百億のキッスと千億の誓い
8. ロマンチック・プラネット(アンコール)
9. TOO MUCH ROMANTIC!(アンコール)
10. 僕はコレクター(アンコール)
11. 恋はヒートウェーヴ(アンコール)

THE COLLECTORS『THE COLLECTORS live at BUDOKAN“MARCH OF THE MODS”30th anniversary 1 Mar 2017』
THE COLLECTORS
『THE COLLECTORS live at BUDOKAN“MARCH OF THE MODS”30th anniversary 1 Mar 2017』(DVD+2CD)

2017年6月7日(水)発売
価格:5,400円(税込)
COZA-1354~6
※オープニングムービー収録

[DVD]
1. OPENING
2. 愛ある世界
3. MILLION CROSSROADS ROCK
4. TOUGH(all the boys gotta be tough)
5. 夢みる君と僕
6. Stage Banter 1
7. たよれる男
8. プ・ラ・モ・デ・ル
9. 世界を止めて
10. Stage Banter 2
11. 悪の天使と正義の悪魔
12. 2065
13. ロックンロールバンド人生
14. 僕は恐竜
15. 未来のカタチ
16. Stage Banter 3
17. 僕の時間機械(タイムマシーン)
18. Dog Race
19. Space Alien(INSTRUMENTAL)
20. 青春ミラー(君を想う長い午後)
21. NICK! NICK! NICK!
22. Tシャツレボリューション
23. 百億のキッスと千億の誓い
24. ロマンチック・プラネット
25. TOO MUCH ROMANTIC!
26. 僕はコレクター
27. 恋はヒートウェーヴ(Love Is Like A)HEAT WAVE
28. OPENING MOVIE
29. DOCUMENT MOVIE
[CD1]
1. OPENING
2. 愛ある世界
3. Million Crossroads Rock
4. TOUGH
5. 夢見る君と僕
6. たよれる男
7. プラモデル
8. 世界を止めて
9. 悪の天使と正義の悪魔
10. 2065
11. ロックンロールバンド人生
12. 僕は恐竜
13. 未来のカタチ
[CD2]
1. 僕の時間機械(タイムマシーン)
2. Dog Race
3. インスト(Space Alien)
4. 青春ミラー
5. NICK! NICK! NICK!
6. Tシャツレボリューション
7. 百億のキッスと千億の誓い
8. ロマンチック・プラネット(アンコール)
9. TOO MUCH ROMANTIC!(アンコール)
10. 僕はコレクター(アンコール)
11. 恋はヒートウェーヴ(アンコール)

プロフィール

やついいちろう

1997年、エレキコミック結成。音楽好きで友人も多く、お笑い界一音楽業界に顔の広い(?)芸人とも言われている。友人でもある曽我部恵一の勧めでDJを始め、2005年『COUNT DOWN JAPAN』DJブースにて、フェスデビュー。以後、夏の『ROCK IN JAPAN』、冬の『COUNT DOWN JAPAN』にはゲストDJとして欠かさず出演。SNSやコミュニティ等でも「DJやついを見るために毎年フェスに行ってます!」「ベストアクト」との声も多い。エレキコミックとしての活動と並行し、音楽イベントのDJとしても全国を駆け回っている。

松本素生(まつもと そう)

1978年生まれ。埼玉県桶川市出身の3人組ロックバンド、GOING UNDER GROUNDのボーカルギター。バンド内の多くの楽曲の作詞・作曲を手がける。THE COLLECTORS、KinKi Kids(作詞のみ)、中村雅俊、松たか子、MEG、藤井フミヤなどに楽曲を提供。『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』等のイベントでDJとしても活躍する。2017年5月、GOING UNDER GROUNDとしてシングル『超新星/よそもの』をリリース。7月には東名阪でワンマンツアー『SUPERNOVA』の開催を控える。

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