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やついいちろう×松本素生 ザ・コレクターズに勇気をもらった話

やついいちろう×松本素生 ザ・コレクターズに勇気をもらった話

THE COLLECTORS『THE COLLECTORS live at BUDOKAN“MARCH OF THE MODS”30th anniversary 1 Mar 2017』
インタビュー・テキスト
兵庫慎司
撮影:沼田学 編集:矢島由佳子・山元翔一

コレクターズがいなかったら、GOING UNDER GROUNDはもうやめてました。(松本)

―命の恩人、なんですか?

松本:コレクターズも山あり谷ありのバンドマン人生で、事務所がつぶれたりとか、いろいろありましたけど……俺たちも、何度か「これもう終わりだな」っていうタイミングがあって。実際に「もう終わろう」って思ったときもあったんですけど、そのとき、加藤さんとコータローさんが「やれよぅ!」って言ってくれたんです。

二人は、マジで相談に乗ってくれて……「どうやったら事務所をやめても、バンドを解散せずに続けていけますか?」っていうのを、1年ぐらいかけて話を聞かせてもらって。自分たちだけになったとき、ほんとに何やったらいいかわかんないし、何が必要かもわかんないから、1から全部教えてもらったんです。契約のことからお金のことまで、「ここはこうしろ、ああしろ」って。

やつい:相談に乗れるってことは、そういうのを乗り越えてきてるってことだよね。

松本:コレクターズがいなかったら、GOING UNDER GROUNDはもうやめてました。ドラム(河野丈洋)がやめるときに渋公(渋谷公会堂)でライブをやったんですけど、最初はそこでバンドやめようかなと思ってたんです。続けることを決めたのは……コータローさんと加藤さんが、どちらも声をかけてくれたから。これはもう一生頭上がらない。

左から:松本素生、やついいちろう

松本:バンドマンにとっての「冬の時代」とか「厳しい時期」って、周りが言うより、本人はもっと厳しいんですよ。俺たちも「もう今、風が吹いたら折れる」っていう瞬間がいっぱいあったし、コレクターズもいっぱいあったと思うんです。それがあるから、武道館が“愛ある世界”から始まったときは、もう冷静ではいられなかった。

TOSHI-LOWを始め、増子直純(怒髪天)、山中さわお(the pillows)らが参加した、コレクターズ30周年記念バージョン

松本:俺、映画とかでも、基本、同業者の話には感動しないんです。わかりやすく言うと、『アンヴィル!』(2009年公開の『アンヴィル!夢を諦めきれない男たち』)という映画があって。

―かつて一世を風靡した、でも今は落ちぶれているメタルバンドの現在を追ったドキュメンタリーですよね。

松本:あれ、「何も感動しないね」って話をコータローさんとしたのを憶えていて。なぜなら俺たちは当事者だから、「こんなん当たり前でしょ」って感じで。でもコレクターズの武道館には、その当たり前を上回るドラマがあった。だから同業者としてもめちゃくちゃ感動したんです。

こないだ飲んだとき、コータローさん、「区長になろうかな」って言ってたんですよ(笑)。(やつい)

―30年同じ人とバンドを続けるというのは決して簡単ではないし、ロマンのあることだと、以前の、峯田さんとダイノジ・大谷さんのコレクターズについての対談時(峯田和伸×ダイノジ大谷 同じ仲間と30年夢見続けることへの憧れ)にも言っていて。ただ、コレクターズはそれをさらに更新していきそうですよね。武道館を観ていて、「明日からどうするんだろう?」っていう感じがまったくしなかった。

松本:達成感がなかったじゃないですか?

やつい:確かになかったね。似合ってたしね。

―この先、コレクターズはどうなっていくと思いますか?

松本:武道館を観て、もうコレクターズは何をやっても応援できるし、これからもずっと好きだろうなと思ったんですよ。きっと、バラエティーに出ようが何しようが、ずっとこのまま。それに、「昔はよかったよな」なんて思うことも一切ないだろうなと。

やつい:なさそうだよね。

左から:松本素生、やついいちろう

松本:コレクターズって、ほんとにいろんなタイミングとかが噛み合って、最高のアルバムを1枚作ったら、すぐドームぐらいまで行くと思うんですよ。加藤さんとコータローさんがいろんなものを引き受けて、「いっちょ神輿に乗ってみますか!」みたいなことになったら、すぐにそれくらいの規模になると思う。だから、音楽シーン界隈、ロックシーン界隈じゃないところの神輿に乗ってほしいなって思うんですよね。

やつい:もう何やってもブレないもんね。だから、何やってもいいってことでしょ?

松本:そうそう。

やつい:こないだ飲んだとき、コータローさん、「区長になろうかな」って言ってたんですよ(笑)。

松本:言ってた、言ってた。「どうすっかなあ。おまえ、豊島区に引っ越して来い」って。

やつい:「豊島区、俺が回してるから」って、ずっと言ってますからね。

松本:コレクターズは、理想の先輩なんですよ。加藤さんの口の中でほどけるしゃべりも、「ほんとに区長になったらいいのに」って思わせるコータローさんも、コレクターズの魅力なんですよね。

左から:松本素生、やついいちろう

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リリース情報

THE COLLECTORS『THE COLLECTORS live at BUDOKAN“MARCH OF THE MODS”30th anniversary 1 Mar 2017』
THE COLLECTORS
『THE COLLECTORS live at BUDOKAN“MARCH OF THE MODS”30th anniversary 1 Mar 2017』(Blu-ray+2CD)

2017年6月7日(水)発売
価格:8,640円(税込)
COZA-1351~3
※オーディオコメンタリー、ドキュメンタリー映像、オープニングムービー収録
※ワッペン2種類、ラミネートパス封入

[Blu-ray]
1. OPENING
2. 愛ある世界
3. MILLION CROSSROADS ROCK
4. TOUGH(all the boys gotta be tough)
5. 夢みる君と僕
6. Stage Banter 1
7. たよれる男
8. プ・ラ・モ・デ・ル
9. 世界を止めて
10. Stage Banter 2
11. 悪の天使と正義の悪魔
12. 2065
13. ロックンロールバンド人生
14. 僕は恐竜
15. 未来のカタチ
16. Stage Banter 3
17. 僕の時間機械(タイムマシーン)
18. Dog Race
19. Space Alien(INSTRUMENTAL)
20. 青春ミラー(君を想う長い午後)
21. NICK! NICK! NICK!
22. Tシャツレボリューション
23. 百億のキッスと千億の誓い
24. ロマンチック・プラネット
25. TOO MUCH ROMANTIC!
26. 僕はコレクター
27. 恋はヒートウェーヴ(Love Is Like A)HEAT WAVE
28. OPENING MOVIE
29. DOCUMENT MOVIE
[CD1]
1. OPENING
2. 愛ある世界
3. Million Crossroads Rock
4. TOUGH
5. 夢見る君と僕
6. たよれる男
7. プラモデル
8. 世界を止めて
9. 悪の天使と正義の悪魔
10. 2065
11. ロックンロールバンド人生
12. 僕は恐竜
13. 未来のカタチ
[CD2]
1. 僕の時間機械(タイムマシーン)
2. Dog Race
3. インスト(Space Alien)
4. 青春ミラー
5. NICK! NICK! NICK!
6. Tシャツレボリューション
7. 百億のキッスと千億の誓い
8. ロマンチック・プラネット(アンコール)
9. TOO MUCH ROMANTIC!(アンコール)
10. 僕はコレクター(アンコール)
11. 恋はヒートウェーヴ(アンコール)

THE COLLECTORS『THE COLLECTORS live at BUDOKAN“MARCH OF THE MODS”30th anniversary 1 Mar 2017』
THE COLLECTORS
『THE COLLECTORS live at BUDOKAN“MARCH OF THE MODS”30th anniversary 1 Mar 2017』(DVD+2CD)

2017年6月7日(水)発売
価格:5,400円(税込)
COZA-1354~6
※オープニングムービー収録

[DVD]
1. OPENING
2. 愛ある世界
3. MILLION CROSSROADS ROCK
4. TOUGH(all the boys gotta be tough)
5. 夢みる君と僕
6. Stage Banter 1
7. たよれる男
8. プ・ラ・モ・デ・ル
9. 世界を止めて
10. Stage Banter 2
11. 悪の天使と正義の悪魔
12. 2065
13. ロックンロールバンド人生
14. 僕は恐竜
15. 未来のカタチ
16. Stage Banter 3
17. 僕の時間機械(タイムマシーン)
18. Dog Race
19. Space Alien(INSTRUMENTAL)
20. 青春ミラー(君を想う長い午後)
21. NICK! NICK! NICK!
22. Tシャツレボリューション
23. 百億のキッスと千億の誓い
24. ロマンチック・プラネット
25. TOO MUCH ROMANTIC!
26. 僕はコレクター
27. 恋はヒートウェーヴ(Love Is Like A)HEAT WAVE
28. OPENING MOVIE
29. DOCUMENT MOVIE
[CD1]
1. OPENING
2. 愛ある世界
3. Million Crossroads Rock
4. TOUGH
5. 夢見る君と僕
6. たよれる男
7. プラモデル
8. 世界を止めて
9. 悪の天使と正義の悪魔
10. 2065
11. ロックンロールバンド人生
12. 僕は恐竜
13. 未来のカタチ
[CD2]
1. 僕の時間機械(タイムマシーン)
2. Dog Race
3. インスト(Space Alien)
4. 青春ミラー
5. NICK! NICK! NICK!
6. Tシャツレボリューション
7. 百億のキッスと千億の誓い
8. ロマンチック・プラネット(アンコール)
9. TOO MUCH ROMANTIC!(アンコール)
10. 僕はコレクター(アンコール)
11. 恋はヒートウェーヴ(アンコール)

プロフィール

やついいちろう

1997年、エレキコミック結成。音楽好きで友人も多く、お笑い界一音楽業界に顔の広い(?)芸人とも言われている。友人でもある曽我部恵一の勧めでDJを始め、2005年『COUNT DOWN JAPAN』DJブースにて、フェスデビュー。以後、夏の『ROCK IN JAPAN』、冬の『COUNT DOWN JAPAN』にはゲストDJとして欠かさず出演。SNSやコミュニティ等でも「DJやついを見るために毎年フェスに行ってます!」「ベストアクト」との声も多い。エレキコミックとしての活動と並行し、音楽イベントのDJとしても全国を駆け回っている。

松本素生(まつもと そう)

1978年生まれ。埼玉県桶川市出身の3人組ロックバンド、GOING UNDER GROUNDのボーカルギター。バンド内の多くの楽曲の作詞・作曲を手がける。THE COLLECTORS、KinKi Kids(作詞のみ)、中村雅俊、松たか子、MEG、藤井フミヤなどに楽曲を提供。『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』等のイベントでDJとしても活躍する。2017年5月、GOING UNDER GROUNDとしてシングル『超新星/よそもの』をリリース。7月には東名阪でワンマンツアー『SUPERNOVA』の開催を控える。

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