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最初は戸惑った?bonobosがクラウドファンディングの是非を語る

最初は戸惑った?bonobosがクラウドファンディングの是非を語る

CAMPFIRE
インタビュー・テキスト
金子厚武
撮影:永峰拓也 編集: 山元翔一、川浦慧

(野音は)単純に「いいライブができた」じゃなくて、その一歩上を実現させてくれる場所。きっと何かミラクルが起きる。(田中)

―では、野音のライブに向けての話をしたいと思うのですが、日比谷野音はみなさんにとってどんな場所なんでしょう。

:野音に関しては、「絶対に今やらなきゃ」ってことではないんですけど、でもバンドがずっと続くかなんて誰にもわからないし、できるときにやっておいた方がいいなって。あのステージで演奏するのって、俺は特別だと思っているので、あれを今の五人で経験したい。

森本:やりたいときにできる場所ではなくて、ホントにバンドの調子がいいときにしか回ってこないんですよね。振り返ってみると、毎回の野音が節目節目になっていたなと思います。

森本夏子

現体制になって再録されたbonobosの代表曲

―田中さんにとっては、初の野音ワンマンですね。

田中:「アーティストがかっこよく見える会場」っていろいろあると思うんですけど、野音はその中のひとつで、そこに自分が立つとなると、楽しみでもあり、プレッシャーもあって、「かっこいいね」って思ってもらえるように、努力しないとなって気持ちです。

でも、単純に「いいライブができた」じゃなくて、その一歩上を実現させてくれる場所のような気もしていて。神頼みじゃないけど、僕らが一生懸命やれば、きっと何かミラクルが起きるとも思ってるんで、その意味では、ものすごく期待もありますね。

田中佑司

―ちなみに、過去に野音で観たライブで思い出深いものってありますか?

田中:1998年か1999年くらいに観たTHEATRE BROOKですね。ROVOがずっと野音でやってる『MDT FESTIVAL』も何回か行ってます。あとPolarisが2004年に野音でやってて、DVDになってるんですけど、そのときのライブPAが、いつもbonobosのPAをやってくれてる西川一三さんで。しかもそのDVDをドラムの梅ちゃん(梅本浩亘)も持ってて、「あそこに立つんだね」って話をしました。

―蔡さんも「野音は特別」とおっしゃいましたが、「野音マジック」とも言われるあの特別な雰囲気って、何が一番の要因なんでしょうね。

:最近は野外フェスも増えましたけど、演奏時間は40~50分で、時間帯も選べないじゃないですか? でも、野音は全部あるっていうか、明るいうちに始まって、徐々に日が暮れていって、完全に夜になる。天気がよければすごくいいし、雨が降っても別のよさがあったり、どうなろうとも全部が味方をしてくれる場所というか。あとはスタッフと一緒に照明とか飾り付け、舞台セットも作れるから、野音公演ってバンドのキャラクターがはっきり反映されやすいっていうのもあるんじゃないですかね。

左から:田中佑司、蔡忠浩、森本夏子

野音ではまた五人に戻って、「さあ、何ができるか?」っていう、それが楽しみでもあり、挑戦でもあるので、ぜひ見届けてほしいです。(田中)

―昨年はアルバム『23区』のリリースとツアーを、そして今年6月にはビルボード公演を行いました。この一連の流れを経て、6年ぶりの野音公演はどんなものになりそうでしょうか?

:バンドってでかい音で演奏する方が気持ちいいんですけど、いざ人様からお金をいただくとなると、自分たちが気持ちいいだけではダメじゃないですか? だからビルボードでは、クオリティーの高い演奏をするために、中音をどんどん下げて、7~8分くらいの音量で、高品質な演奏を2時間キープするのを目標にしていたんです。

ただ、野音はまたちょっと別で、その日は単純に楽しんでほしい。夏祭りっぽい感じがいいなって思います。「集大成」みたいな感じじゃなくて、お祭りとして、お客さんと一緒に楽しめたらなって。

森本:野音の何がいいって、音量制限がないんですよね。野外のライブでどこまでも広がるような音が出せるような環境って、他にないと思うし、一番気持ちいいと思うから、それをみんなにも体感してもらいたいし、時間の移り変わりも楽しんでほしいです。

森本夏子

田中:ビルボードは武嶋(聡 / サックス)さんと川崎(太一朗 / トランペット)さんに入ってもらって、あの二人が入ることでの効果を改めて思い知らされたんです。でも、野音ではまた五人に戻って、「さあ、何ができるか?」っていう、それが楽しみでもあり、挑戦でもあるので、ぜひ見届けてほしいです。

―野音だから大編成でやるというわけではなく、あえてメンバーのみなんですね。

:そうなんです。そこは潔癖な理由があって、いまのメンバーになってからの初の野音ワンマンなので、この五人だけでやりたい。4年くらい経ったら、「どっちでもよかったね」ってなるのかもしれないけど(笑)、今この瞬間はそこにこだわりたいなって。

左から:森本夏子、蔡忠浩、田中佑司

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プロジェクト情報

bonobos、現体制初の日比谷野音ワンマンを映像化プロジェクト!

クラウドファンディングプロジェクトの支援募集は2017年9月10日 23:59まで。

イベント情報

bonobos 日比谷野外音楽堂 ワンマンライブ

2017年8月12日(土)
会場:東京都 日比谷野外大音楽堂

プロフィール

bonobos
bonobos(ぼのぼ)

レゲエ・ダブ、エレクトロニカ、サンバにカリプソと様々なリズムを呑み込みながらフォークへと向かう、多彩なアレンジと卓越した演奏能力にボーカル蔡の心に触れる歌声が混ざりあう、天下無双のハイブリッド未来音楽集団。

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