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期待の新鋭RAMMELLSが語る「誰も窮屈にならないための歌を」

期待の新鋭RAMMELLSが語る「誰も窮屈にならないための歌を」

RAMMELLS『Authentic』
インタビュー・テキスト
金子厚武
撮影:永峰拓也 編集:矢島由佳子
2017/12/05
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男女混成バンドRAMMELLSがメジャーデビュー作『Authentic』を完成させた。ブラックミュージックをベースとした洗練されたアレンジメントと、それをあえてぶち壊すかのような真田徹のギターを組みわせた楽曲は、時代の機運を掴みつつ、あくまでオリジナル。初ライブからわずか2年でのメジャーデビューというスピード出世も納得の仕上がりだ。

CINRA.NETではインディーズデビュー以前から彼らのことを追いかけてきたが、今回の取材ではボーカリストである黒田秋子のパーソナリティーに注目。「こうあるべき」という定型化された枠組みに違和感を持ち、「誰も窮屈にならないように」と願う彼女のメッセージは、「現代社会における女性のあり方を再考する」という近年の音楽シーンの世界的な流れともシンクロするものである(それはもちろん、男性のあり方を再考することでもある)。黒田と真田との対話から、RAMMELLSというバンドが秘める可能性を感じ取ってもらいたい。

もう売れてる友達がいっぱいいる。でも、みんな売れたからって偉そうにすることもないし、「騒ぐほどじゃない」と思った。(真田)

—メジャーデビューについて、どのように捉えていますか?

真田(Gt):僕は、今はインディーズもメジャーもそんなに関係ない時代かなと思っています。ただ、僕たちの世代(現在26歳)って、音楽に興味を持ち始めた頃はまだCDがいっぱい売れてた時代だったので、メジャーというフィールドへの憧れはあって。そういう意味では嬉しいし、「やっとか」という感じです。

左から:村山努、真田徹、黒田秋子、彦坂玄
左から:村山努、真田徹、黒田秋子、彦坂玄

—「初ライブから2年でメジャーデビュー」という、そのスピード感についてはいかがですか?

真田:僕は遅かれ早かれこのバンドでメジャーデビューすると思ってました。なので、「まだインディーズだったんだ」と思われるくらいまでインディーズで売れてからメジャーにいくか、先にメジャーデビューしてそこから頑張るのか、その二択な気がしていて、後者だったっていう。早いとかはそんなに……まあでも、2年って早いか。

黒田(Vo,Key):私は、思ったよりも早かったイメージかな。

—実際に、同世代のバンドのなかでも、メジャーに進んだバンド、インディーズで活動を続けるバンド、それぞれですよね。ライナーノーツを読むと、“swim”は「癖ありの面白い同世代が周りに多くて、この世代で自分達が今音楽をやれていることが楽しくてしょうがない!」ということを歌詞で表したとのことですが、同世代が共有しているのはどんな感覚だと思いますか?

黒田:“HERO”で<持て余すはタブー>という歌詞を書いたんですけど、「持て余しちゃいけない」というのは、絶対のルールとしてあるなと思います。ライブにしても、なににしても、自分の持ってるものを常に出し切る。そういう人が同世代には多いし、自分も「それが当たり前」という感じでいたいんです。

—常に全力で楽しむというか、「自分である」ということを大切にしているバンドが多い印象があります。

黒田:そうですね。「誰にも洗脳されてない」っていう人たちが多いと思う。それも面白いなって。

真田徹、黒田秋子
真田徹、黒田秋子

—それこそ一昔前のメジャーだと、「大人に洗脳されちゃう」みたいなイメージがあったかもしれないけど、今はメジャーにいっても、本当に自分たち次第ですよね。

真田:僕はもともと、その一昔前のメジャーのイメージを持っていたんですけど、今回、自分たちのやりたい音楽のまま、アルバムを完成させることができました。だからこの先も、「媚びずにどこまでいけるか」みたいなことは楽しみです。周りのバンドもみんなそうなんじゃないかな。

—“CHERRY”について、ライナーノーツには「同僚や仲間の成功を見たとき、心から応援して心から成功を喜んでお祝いする反面、自分は少し焦ったり悔しかったりする。そんな焦ったり悔しがる友人を最近間近で見て、優しくて切なくて甘酸っぱい気持ちになったことを曲にしました」と黒田さんの言葉がありましたが、この「友人」って……。

黒田:すごく回りくどいですよね(笑)。

—あ、じゃあやっぱり真田くんのこと?

黒田:そうですね(笑)。これ、あんまり言ってないんですけど、この曲は最初(真田)徹が歌詞を書いていたんです。その歌詞を見て、河西くんと健人(SuchmosのYONCEとOK)のことを書いた歌詞なんだろうなと思って。そういう徹の姿を見た私の目線で、ちょっと書き直したんです。

真田:他にも、もう売れてる友達がいっぱいいるので、そういう人たち全体への……最初どういう歌詞だったっけ?

真田徹

黒田:「画面の向こうのあいつが」みたいな。

真田:でも、僕の周りのみんなは売れたからって偉そうにすることもないし、「騒ぐほどじゃない」みたいなことを思って書いた気がする。

黒田:最初のままでもよかったんですけど……あまりにもバレバレだったんですよ(笑)。「ストレート過ぎるだろ」と思って、私っていう第三者の視点の歌詞に変えたんです。

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リリース情報

RAMMELLS『Authentic』
RAMMELLS
『Authentic』(CD)

2017年12月6日(水)発売
価格:2,500円(税込)
CRCP-40537

1. image
2. 2way traffic
3. swim
4. slow dance
5. authentic
6. CHERRY
7. AMY
8. playground
9. HERO
10. daybreak

イベント情報

『RAMMELLS アルバム「Authentic」発売記念ミニライブ&特典会』

2017年12月9日(土)
会場:福岡県 タワーレコード福岡パルコ店
※ミニライブ&特典会

2017年12月10日(日)
会場:東京都 タワーレコード池袋店
※ミニライブ&特典会

プロフィール

RAMMELLS
RAMMELLS(らめるず)

ギターの真田徹がSuchmosのYONCEらと組んでいたOLD JOEの解散後、大学時代の先輩である黒田秋子(Vo,Key)、村山努(Ba)を誘って2015年8月に結成。2016 年に彦坂玄をドラムに迎え、ライブ活動を本格的にスタートする。新人バンドの発掘・応援を行うEggs、CINRAなどでも結成当時から取り上げられ、『Eggs×CINRA presents exPoP!!!!!』等のイベントに参加。また2016年にインディーズリリースしたミニアルバム『natural high』は福岡エリアのCDショップが推薦する「よか音」に選出されたのに加え、同アルバムに収録の“HOLIDAY”がハウステンボス「秋の女子旅」のCMに起用されるなど、既にディーラーやFM局、CMクリエイター界でも話題の存在となっている。メンバー全員がソングライティングを担当出来るのもバンドの大きな特徴であり強みだ。

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