特集 PR

ユニコーンABEDONと泰永優子が、「遊べる」斬新なMVを熱弁

ユニコーンABEDONと泰永優子が、「遊べる」斬新なMVを熱弁

ユニコーン『OH! MY RADIO+Live Tracks [UC30 若返る勤労]』
インタビュー・テキスト
麦倉正樹
撮影:きくちよしみ 編集:川浦慧

ユニコーンにとって約6年ぶりのCDシングル『OH! MY RADIO+Live Tracks [UC30 若返る勤労]』に収録された新曲“OH! MY RADIO”のミュージックビデオは、一風変わった作品となっている。再結成後のトレードマークであった揃いのツナギを脱ぎ捨て、カジュアルなスーツを着用したメンバーが、ちょっと不思議な空間で演奏を披露するこのビデオ。メンバーが本格的なミュージックビデオ撮影に臨むのは、2009年の“WAO!”以来という本作には、実はある仕掛けが施されているのだ。シルバー三面紙ジャケット仕様となった初回生産限定盤のパッケージを使ってビデオを眺めると、万華鏡のようにキラキラとした世界になるよう、周到に計算された1本である。

ちなみに、本作の監督にクレジットされているのは、同曲で奥田民生とツインボーカルを響かせているABEDON、演出には、これまで数々のミュージックビデオを監督している映像監督の泰永優子。果たして、このアイデアと組み合わせは、どのようにして生まれたのか。そして、このミュージックビデオから始まる新しいユニコーンとは? ABEDONと泰永優子の2人に話を聞いた。

基本的にうちのバンドは、僕を筆頭に、MVを作るのが好きじゃないんですよね。(ABEDON)

—ユニコーンの新曲“OH! MY RADIO”のミュージックビデオ(以下、MV)は、「監督:ABEDON、演出:泰永優子」というクレジット表記になっています。これは、どういう役割分担なのでしょう?

ABEDON:基本的にうちのバンドは、僕を筆頭に、MVを作ったりするのがあんまり好きじゃないんですよね。撮影のために何回も衣装を着替えたりとか、そういうのを20代のときに散々やって、あんまり好きじゃなくなってしまって。

でも、曲を作ったらプロモーションしなくちゃいけないし、MVがあったほうが話題になるから、そうもいかないじゃないですか。だったら、僕ら抜きでやってよっていうことで、メンバーのお面を作って、それを別の人がつけてMVに出てもらったりとか、いろいろしていたんですけど……。(参考記事:ユニコーンのおふざけは何歳になっても止まらない。3本のMV公開

—あの企画は、何だったんですか?

ABEDON:たまたま、ああいうお面を作る技術がありますよっていう話を聞いて……それがあれば、僕らがいなくてもいいし、なんて画期的なんだろうと(笑)。それでやってみたんです。

ただ、ユニコーンが去年デビュー30年を迎えて、そこでひと区切りついたというか、節目ではあると思うんですよね。なので、見せ方的にも楽曲的にも、ここからまた変わりたい気持ちがバンドの流れのなかでもあって。そこで今回はひとつ、メンバーみんなでやってみようかということになりました。

ABEDON
ABEDON

—それで今回は、久々にメンバーが出演するMVになったと。

ABEDON:そう。ただ、新しいMVを撮るとなって、誰か新しい監督さんを入れた場合……たとえば、有名な監督さんに何か言われても、うちのメンバーは、多分誰も言うことを聞かないんですよ。

泰永:そうなんですね(笑)。

ABEDON:それだったらメンバーが監督したほうがいいんじゃないかっていう話になって。僕が前回のライブ映像『D3P.UC』(2017年リリース)の監督をやった流れもあって、今回も僕が監督することになったんですけど、僕がすべてをやるのは不可能じゃないですか。

アイデアはいっぱいあるんですけど、技術的なことも含めて、それをどうやって形にしていったらいいのかはわからないわけで。それを具現化してくれる方がいるとすごく助かるので、泰永さんを紹介していただいたという。それが始まりですね。

—今回が初めてのタッグとなるわけですが、そういう話がいきなりきて、泰永さんは、どんなふうに感じたのでしょう?

泰永:すごく光栄でした。しかも、ABEDONさんと一緒に作るという話を聞いて、そんなことあるんだって思って。というのも、MVって、監督とアーティストの距離が近いようで、意外とそうでもないんですよね。だから、実際に曲を作って演奏している方と一緒にMVを作ることができるというのは、私にとってもすごくありがたい話だし、貴重な機会だと思いました。

泰永優子
泰永優子

ABEDON:やっぱり、クリエイターって、いろんなタイプの人がいると思うんだけど、自分のスタイルにこだわる人は、今回は合わないかなと思ったんです。もちろん、僕もそういうものは尊重するべきだと思っているんですけど、今回の場合は、僕もいろいろ映像のアイデアがあったから、それをちゃんと吸収してくれるぐらい懐のでかい人がよくて。

泰永さんにお会いして、僕がいろいろ考えたアイデアをお話させてもらったら、それを聞きながら「それは、こういうことですね」ってスラスラと整理してまとめてくれて。そのときに「この人はいいな」と思いましたね。

泰永:嬉しいです(笑)。そもそも私は、映像作家として「巻き込まれにいくタイプ」というか、ミュージシャンの方に、うまく「巻き込まれていける」タイプなんですよね。その方のカラーに合わせながら、そのなかで自分に何ができるかを考えていくほうなので。だから今回も、ABEDONさんのアイデアにうまく乗っかって、それを全力で楽しもうと思って。なので、最初からもう、ABEDONさんの頭のなかを具体化することに全力を注ぎました。

—「巻き込まれにいくタイプ」ですか。たしかに、泰永さんのこれまでの作品もそういう部分があるのかもしれない。

泰永:やっぱりMVって、音楽を作っている人の頭のなかを表現するのが正解なのかなと思っていて。ただ、さっきも言ったように、通常の監督とミュージシャンの距離感だと、そこまで踏み込めなかったりするところもあって。メンバーの方と一緒にMVを作るなんて機会は滅多にないので、今回は貴重な経験でした。

Page 1
次へ

リリース情報

ユニコーン『OH! MY RADIO+Live Tracks [UC30 若返る勤労]』初回生産限定盤(CD+DVD)万華鏡風紙ジャケット仕様
ユニコーン
『OH! MY RADIO+Live Tracks [UC30 若返る勤労]』初回生産限定盤(CD+DVD)万華鏡風紙ジャケット仕様

2018年6月27日発売
価格:3,780円(税込)
KSCL 3066-3067︎

[CD]
1. OH! MY RADIO
2. ハヴァナイスデー(TOUR 2017「UC30 若返る勤労」 2017.12.6 at 福岡 DRUM LOGOS)
3. ヒゲとボイン(TOUR 2017「UC30 若返る勤労」 2017.12.6 at 福岡 DRUM LOGOS)
4. はいYES!(TOUR 2017「UC30 若返る勤労」 2017.12.9 at BLUE LIVE HIROSHIMA)
5. 鳥の特急便(TOUR 2017「UC30 若返る勤労」 2017.12.9 at BLUE LIVE HIROSHIMA)
6. パープルピープル(TOUR 2017「UC30 若返る勤労」 2017.12.12 at Zepp Tokyo)
7. SAMURAI 5(TOUR 2017「UC30 若返る勤労」 2017.12.13 at Zepp Tokyo)
8. すばらしい日々(TOUR 2017「UC30 若返る勤労」 2017.12.16 at Zepp Sapporo)
9. R&R IS NO DEAD (TOUR 2017「UC30 若返る勤労」 2017.12.19 at 仙台 PIT)
10. 雪が降る町 (TOUR 2017「UC30 若返る勤労」 2017.12.21 at Zepp Nagoya)
[DVD]
1. ハヴァナイスデー(TOUR 2017「UC30 若返る勤労」 2017.12.6 at 福岡 DRUM LOGOS)
2. ヒゲとボイン(TOUR 2017「UC30 若返る勤労」 2017.12.6 at 福岡 DRUM LOGOS)
3. はいYES!(TOUR 2017「UC30 若返る勤労」 2017.12.9 at BLUE LIVE HIROSHIMA)
4. 鳥の特急便(TOUR 2017「UC30 若返る勤労」 2017.12.9 at BLUE LIVE HIROSHIMA)
5. パープルピープル(TOUR 2017「UC30 若返る勤労」 2017.12.12 at Zepp Tokyo)
6. SAMURAI 5(TOUR 2017「UC30 若返る勤労」 2017.12.13 at Zepp Tokyo)
7. すばらしい日々(TOUR 2017「UC30 若返る勤労」 2017.12.16 at Zepp Sapporo)
8. R&R IS NO DEAD (TOUR 2017「UC30 若返る勤労」 2017.12.19 at 仙台 PIT)
9. 雪が降る町 (TOUR 2017「UC30 若返る勤労」 2017.12.21 at Zepp Nagoya)

ユニコーン
『OH! MY RADIO+Live Tracks [UC30 若返る勤労]』通常盤(CD)

2018年6月27日発売
価格:2,700円(税込)
KSCL 3068︎

[CD]
1. OH! MY RADIO
2. ハヴァナイスデー(TOUR 2017「UC30 若返る勤労」 2017.12.6 at 福岡 DRUM LOGOS)
3. ヒゲとボイン(TOUR 2017「UC30 若返る勤労」 2017.12.6 at 福岡 DRUM LOGOS)
4. はいYES!(TOUR 2017「UC30 若返る勤労」 2017.12.9 at BLUE LIVE HIROSHIMA)
5. 鳥の特急便(TOUR 2017「UC30 若返る勤労」 2017.12.9 at BLUE LIVE HIROSHIMA)
6. パープルピープル(TOUR 2017「UC30 若返る勤労」 2017.12.12 at Zepp Tokyo)
7. SAMURAI 5(TOUR 2017「UC30 若返る勤労」 2017.12.13 at Zepp Tokyo)
8. すばらしい日々(TOUR 2017「UC30 若返る勤労」 2017.12.16 at Zepp Sapporo)
9. R&R IS NO DEAD (TOUR 2017「UC30 若返る勤労」 2017.12.19 at 仙台 PIT)
10. 雪が降る町 (TOUR 2017「UC30 若返る勤労」 2017.12.21 at Zepp Nagoya)

イベント情報

UNICORNファンクラブツアー 『UCFC ビジーファイブ2018』

2018年8月23日(木)
会場:福岡県 イムズホール

2018年8月25日(土)
会場:広島県BLUE LIVE HIROSHIMA

2018年8月26日(日)
会場:広島県 BLUE LIVE HIROSHIMA

2018年8月29日(水)
会場:宮城県 仙台 SENDAI GIGS

2018年8月31日(金)
会場:北海道 札幌Zepp Sapporo

2018年9月4日(火)
会場:愛知県 名古屋 Zepp Nagoya

2018年9月6日(木)
会場:大阪 Zepp Osaka Bayside

2018年9月7日(金)
会場:大阪 Zepp Osaka Bayside

2018年9月12日(水)
会場:東京 Zepp Tokyo

2018年9月13日(木)
会場:東京 Zepp Tokyo

プロフィール

ユニコーン
ユニコーン

1986年に広島で結成。翌1987年にメジャーデビュー。1989年のアルバム「服部」でABEDONが正式加入してからは、全員が楽曲制作に携わりボーカルも取るようになる。また、担当以外の様々な楽器も使いこなすフレキシブルなスタイルで、独自の路線を突き進む。「大迷惑」「働く男」「雪が降る町」「すばらしい日々」など、名作と呼ばれつつもイマイチ売上に繋がらなかった数々の曲を残して1993年9月に解散。解散後は、バンドやソロでそれぞれが活動していたが、2009年年始に突如、再始動を発表。シングル「WAO!」で鮮烈な復活を果たし、名作アルバム「シャンブル」を発表、大成功をおさめた。その後も、アルバムリリースや全国ツアーなど、コンスタントに活動。来年、再結成10周年イヤーを迎える。ライブでは、圧巻のステージを見せたかと思えば、独特の寸劇が始まったりするなど、個性豊かな5人の異才達からなる、日本を代表する唯一無二のロックバンドである。

泰永優子(やすなが ゆうこ)

映像ディレクター。映像ユニット、ニコグラフィックスとしてMV等の演出を手がけ、2011年から”caviar”に所属。ポップなキャラクター演出を得意とし、CM、WEB映像、MV制作等を中心に活動している。

関連チケット情報

2019年4月6日(土)〜5月12日(日)
ユニコーン
会場:三郷市文化会館 大ホール(埼玉県)
2019年4月28日(日)〜4月29日(月)
ユニコーン
会場:ホクト文化ホール 大ホール(長野県)
2019年5月25日(土)〜5月26日(日)
UNICORN
会場:広島文化学園HBGホール(広島県)
2019年6月2日(日)〜6月22日(土)
UNICORN
会場:富士市文化会館ロゼシアター 大ホール(静岡県)
2019年6月10日(月)
ユニコーン
会場:茨城県立県民文化センター 大ホール(茨城県)
2019年6月15日(土)〜6月25日(火)
ユニコーン
会場:ロームシアター京都 メインホール(京都府)

SPECIAL PR 特集

もっと見る

BACKNUMBER PR 注目のバックナンバー

もっと見る

PICKUP VIDEO 動画これだけは

Kitri“細胞のダンス”

ピアノ連弾ユニットKitriによる、大橋トリオプロデュースのメジャーデビューEP『Primo』から“細胞のダンス”のshortMVが公開。暗闇にひっそりと佇むピアノと、それを淡々と演奏する彼女達が作り出す不安定な世界観に徐々に引き込まれていく。跳ねる鍵盤はまさに細胞のダンス。映し出される手元と差し込む光、黒と赤のコントラストが美しい画面から目を離せない。(高橋)

  1. こんまりのNetflix番組がアメリカで話題。こんまりメソッド巡る議論も 1

    こんまりのNetflix番組がアメリカで話題。こんまりメソッド巡る議論も

  2. 野村周平&桜井日奈子がプールでずぶ濡れ 『僕の初恋をキミに捧ぐ』新写真 2

    野村周平&桜井日奈子がプールでずぶ濡れ 『僕の初恋をキミに捧ぐ』新写真

  3. 『サマソニ』ヘッドライナー3組目はThe Chainsmokers、料金は値下げ 3

    『サマソニ』ヘッドライナー3組目はThe Chainsmokers、料金は値下げ

  4. 高杉真宙×竹内愛紗 御曹司と女子高生のラブコメ漫画『高嶺と花』ドラマ化 4

    高杉真宙×竹内愛紗 御曹司と女子高生のラブコメ漫画『高嶺と花』ドラマ化

  5. 『カメラを止めるな!』が『金曜ロードSHOW!』でテレビ初放送 5

    『カメラを止めるな!』が『金曜ロードSHOW!』でテレビ初放送

  6. 宇多田ヒカルのシングル『Face My Fears』本日発売&『初恋』サブスク解禁 6

    宇多田ヒカルのシングル『Face My Fears』本日発売&『初恋』サブスク解禁

  7. King Gnuが泥臭さと共に語る、若者とロックバンドが作る「夢」 7

    King Gnuが泥臭さと共に語る、若者とロックバンドが作る「夢」

  8. ザギトワ&メドベージェワが魔法少女に、『マギレコ』新テレビCM 8

    ザギトワ&メドベージェワが魔法少女に、『マギレコ』新テレビCM

  9. 『ヒグチユウコ展 CIRCUS』 約20年の画業辿る500点超展示 9

    『ヒグチユウコ展 CIRCUS』 約20年の画業辿る500点超展示

  10. 中村佳穂という「歌」の探求者。魂の震えに従う音楽家の半生 10

    中村佳穂という「歌」の探求者。魂の震えに従う音楽家の半生