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Superflyが語る、生き方の変化。愛の感じ方や自分を労わること

Superflyが語る、生き方の変化。愛の感じ方や自分を労わること

Superfly『Bloom』
インタビュー・テキスト
黒田隆憲
編集:矢島由佳子
2018/06/11

昨年デビュー10周年を迎えたSuperflyが、6月6日、23枚目となるシングル『Bloom』をリリースした。表題曲は、作詞をいしわたり淳治、作曲を蔦谷好位置が担当し、昨年11月のデビュー10周年記念ライブ『Superfly 10th Anniversary Premium LIVE "Bloom"』にて初披露されたもの。愛を「花の種」にたとえ、大切に育み咲かせることの喜びを、雄大なオーケストラアレンジに乗せて高らかに歌うラブソングである。続く“Fall”は一転、TBS系ドラマ『あなたには帰る家がある』の主題歌として書き下ろされた、スリリングで疾走感あふれる4ビートのジャズナンバー。「魔が差す」をテーマに越智志帆が綴った妖しくも艶やかな歌詞は、Superflyとしての新境地ともいえるものだ。

思えば2015年のアルバム『WHITE』は様々な作家を起用し、Superflyのパブリックイメージに真っ向から挑んだ意欲作だった。あれから3年、休養を経て生み出された、振り切れまくった2つの新曲には、もはや「なにを歌ってもSuperflyになる」という自信がみなぎっている。

トレードマークだったロングヘアーをバッサリと切り、ベリーショートで颯爽と現れた志帆。本作についてはもちろん、志帆の生き方の変化や、Superflyのこれからについてなど、じっくりと訊いた。

以前は、「愛」ってもっと壮大なものだと思っていました。

—新曲“Bloom”は、Superflyデビュー10周年を記念して制作された楽曲だそうですね。

志帆:はい。楽曲そのものは2年くらい前にあったんですけど、当時はシングルとして出す予定がなかったんです。ただ、なぜかずっと気になっていたんですよね。お休みをしていた時期も、この曲が頭の中でリフレインしていて。きっと、シンプルで優しい曲だったからでしょうね。鼻歌で口ずさんだりして、自分がそれに癒されていたんだと思います。

だからきっと、他の人の気持ちにも優しく寄り添ってくれるんじゃないかなって。それで、シンプルなバンドアレンジだったものを、オーケストラアレンジに変えてレコーディングすることにしました。

—歌詞はいしわたり淳治さんですが、この曲のイメージについてどういう話をしましたか?

志帆:今からちょうど10年前に“愛をこめて花束を”(作詞:越智志帆・多保孝一・いしわたり淳治)をリリースしたんですけど、あの曲から10年のときを経て、精神的にも少し大人になったり、いろいろ価値観が変わったりもしたので、その10年の成長を描けたらいいなと思いました。ここに書かれている歌詞は実体験でもなんでもないんですけど、「愛」の歌にはしたいと思っていましたね。

—この10年間で、志帆さんの「愛」に対する気持ちはどんなふうに変わりました?

志帆:以前は、「愛」ってもっと壮大なものだと思っていました。でも最近は、「なんて素朴で身近なものなんだろう」と感じるようになりましたね。「わりとすぐそばにあるものなのかな?」って。それは恋愛だけじゃなくて、家族や友達に対してもそう。愛って、いろんな意味があると思うんです。

最近、食べ物にも愛を感じるんですよ。私、毎日土鍋でご飯を炊くんですね。できあいのものも美味しいけど、こういうなんてことのないご飯を「美味しい」って思えるのは、愛情を食べているからなんだなと思うようになって。土鍋でご飯を炊いて、水分量を間違えると焦げちゃうんだけど、そのお焦げも可愛いって思える(笑)。

—なるほど、わかるような気がします(笑)。

志帆:そういえば、一時期よく友人にご飯を作っていて。その人が「志帆ちゃんの作ってくれるご飯、好き」って言ってくれたから、「なにが美味しかった?」って訊いたら、「目玉焼き」って言われたんです。……結構、手の込んだ料理を他にもいろいろ作ったんだけどなって、一瞬思ったんですけど(笑)、「あの目玉焼きは真似できないんだよね」って。なんか、それが嬉しくて。そのことを、今日土鍋で炊いたご飯で作ったおむすびを食べながら思い出していたんですよね。

Superfly
Superfly

—そういう「愛」を捉える感覚や対象が変わったのって、お休みを経たからというのもありますか?

志帆:それもあると思います。それまでは歌うためのコンディションを整える目的で、食べ物や飲み物を摂取していたところもあったんですけど、そうではなくて、休んでいるあいだは本当に自分が欲するもの、「美味しいな」って思うものを食べていたんです。

そうしたら、食べ物を「美味しい」って、心から思えるようになって。「30年間、一体なにを食べてたんだ?」って思いますけど(笑)、美味しいご飯を体に取り入れていると、物事の感じ方もいろいろ変わってくるんですよね。

—音楽に対する向き合い方、歌い方などにも変化はありました?

志帆:プロのアーティストとしてやっている以上、結果を出していかなきゃいけない責任の伴う立場ですし、そのことを自ら進んで課していたところがあるんですよね。「もっと上にいかなきゃ!」とも思っていたし、人が喜んでくれることが嬉しくて、気がついたら自分のことを忘れて突っ走っていたようなところもあって。

でも、「それって果たして、自分自身は本当に喜んでいるのかな?」と思うと、たまに自信がなくなることもあったんです。今は、心の奥底からちゃんと自分が喜んでいると思えるものを作りたいなと思うようになりました。自分のことを忘れてしまうほど頑張ったり、自分を無視したりするのはやめようって。

Superfly

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リリース情報

Superfly『Bloom』初回盤(2CD+DVD)
Superfly
『Bloom』初回盤(2CD+DVD)

2018年6月6日(水)発売
価格:4,320円(税込)
WPZL-31444~6

[CD][DISC 1]
1. Bloom
2. Fall
3. ユニゾン
4. Force -Orchestra Ver.-
[CD][DISC 2]
『Superfly 10th Anniversary Premium LIVE "Bloom"』オーケストラ・アレンジ盤
[DVD]
『Superfly 10th Anniversary Premium LIVE "Bloom"』ライブ映像

Superfly『Bloom』初回盤(2CD+Blu-ray)
Superfly
『Bloom』初回盤(2CD+Blu-ray)

2018年6月6日(水)発売
価格:5,400円(税込)
WPZL-31447~9

[CD][DISC 1]
1. Bloom
2. Fall
3. ユニゾン
4. Force -Orchestra Ver.-
[CD][DISC 2]
『Superfly 10th Anniversary Premium LIVE "Bloom"』オーケストラ・アレンジ盤
[Blu-ray]
『Superfly 10th Anniversary Premium LIVE "Bloom"』ライブ映像

Superfly『Bloom』通常盤(2CD)
Superfly
『Bloom』通常盤(2CD)

2018年6月6日(水)発売
価格:2,916円(税込)
WPCL-12862~3

[CD][DISC 1]
1. Bloom
2. Fall
3. ユニゾン
4. Force -Orchestra Ver.-
[CD][DISC 2]
『Superfly 10th Anniversary Premium LIVE "Bloom"』オーケストラ・アレンジ盤

プロフィール

Superfly
Superfly(すーぱーふらい)

2007年にシングル『ハロー・ハロー』でデビュー。2008年には1stアルバム『Superfly』をリリースし、オリコンアルバムランキング1位を記録。以降、2ndアルバム『Box Emotions』(2009年)、3rdアルバム『Mind Travel』(2011年)、4thアルバム『Force』(2012年)、さらにシングルと洋楽カバー集の企画アルバム『Wildflower & Cover Songs:Complete Best‘TRACK3’』(2010年)、初のベストアルバム『Superfly BEST』(2013年)でオリコンアルバムランキング1位を獲得。2015年5月、約3年ぶりとなるオリジナル5thアルバム『WHITE』をリリースし、同年7月から過去最大規模となる33都市39公演のホールツアーを開催。2016年1月からは同じく過去最大規模となる7都市全11公演のアリーナツアー『Superfly Arena Tour 2016 “Into The Circle!”』を開催し、約10万人を動員。デビュー10周年を迎えた2017年4月4日、ファン投票によるベストアルバム『Superfly 10th Anniversary Greatest Hits “LOVE, PEACE & FIRE”』をリリース。オリコン1位を獲得。11月15日には東京オペラシティコンサートホール・タケミツ メモリアルにて「Superfly 10th Anniversary Premium LIVE “Bloom”」を開催。同年自身2回目となるNHK紅白歌合戦に出場。J-POPシーンに独自のバンドサウンドで挑戦し続けるSuperfly。志帆の圧倒的なボーカル、ライブパフォーマンス、そしてオリジナリティ溢れる音楽性が大きな注目を集めているアーティストである。

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