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30代を迎えた手嶌葵 あこがれの女性に近づくためのステップ

30代を迎えた手嶌葵 あこがれの女性に近づくためのステップ

手嶌葵『Cheek to Cheek~I Love Cinemas~』
インタビュー・テキスト
羽佐田瑶子
撮影:前田立 ヘアメイク:吉田友美(Ant) 編集:久野剛士、山元翔一(CINRA.NET編集部)
2018/12/18

相手の話を聞くことはできるようになったかなと思います。

—手嶌さんのあこがれの女性像を伺いたいです。たとえば加藤登紀子さんのどのような部分にあこがれを抱きますか?

手嶌:加藤さんは、ものすごく自信に満ちあふれていらっしゃるんです。でも謙虚な気持ちもお持ちで、そのバランスが素敵なんですね。とてもスマートな方なので自分の意見もきちんとおっしゃるし、他の人の意見にも耳を傾けていらっしゃる。「こうしたらいいのでは?」と私へのヘルプも絶妙なタイミングでくださいますし、「葵さんの声は素敵ね」とやさしく声をかけてくださることもありました。

自信を言葉にしなくても、たたずまいだけで「私は私」と感じられる姿がかっこいいなと思うので、私ももうすこしだけ自信がつくといいなと思います。まだ緊張してばかりなので、「どうしよう」と迷うことも多くて。

手嶌葵

—自信を持つことは、簡単ではないですよね。ここはあこがれの女性像に近づけたかな、と思う部分はありますか?

手嶌:そうですね……「相手の話を聞くこと」はできるようになったかなと思います。うなずいてもらえるとうれしいので、私もなるべくそうありたいと思って、実践しています。

普段しゃべる仕事ではないので、歌から好きなように感じ取ってもらいたいと思う反面、ここを聴いてほしいと言葉で伝えたい気持ちもあります。歌と言葉で思いを伝えられることはありがたいので、私も誰かの言葉に耳を傾けようと思っているんです。

手嶌葵

主人公の「こんなところが素敵だ!」と思いながら歌うと、歌い方や響き方が変わってくるんです。

—『Cheek to Cheek~I Love Cinemas~』の収録曲には、女性が主演の映画音楽が多いですよね。彼女たちにもあこがれを抱きますか?

手嶌:そうですね。映画には、自分にないものを持っている魅力的な女性たちが多いです。それに、あこがれの女性たちになりきって歌うのはとても楽しくて。ものまねではなくて、オリジナリティーも出さなければいけないことに葛藤はありますが、その主人公の「こんなところが素敵だ!」と思いながら歌うと、歌い方や響き方が変わってくるんです。それはオリジナルにはない、カバーならではの楽しさですね。

—オードリー・ヘップバーンが出演する映画音楽は2作品(『マイ・フェア・レディ』『昼下りの情事』)も登場しますね。

手嶌:オードリー・ヘップバーンは、大好きなんです。お顔もですが、所作や喋り方もすべて美しい。見ているだけで幸せな気持ちになります。決してお歌が上手とは言えないのですが、だからこそ『ティファニーで朝食を』(1961年、ブレイク・エドワーズ監督)で歌った“Moon River”は味わいがありますし、『パリの恋人』でフレッド・アステアの熟練のパフォーマンスについていこうと、一生懸命歌って踊る彼女の姿にはげまされます。「彼女が頑張るなら私も頑張ろう」って。

手嶌葵

—『マイ・フェア・レディ』(1964年、ジョージ・キューカー監督)の曲は、いかがでしたか?

手嶌:オードリーのことを「好き!」って思いながら歌いましたね。この曲を歌うシーンのフレッド・アステアの「いま僕は幸せなんだ」と、ひと目も気にせず恋に浸りきっている感じがとても好きで、こういうロマンチックな歌を今回はたくさん歌いたいと思ったんですね。人それぞれ恋焦がれるものや想いは違うと思うので、私なりの感情でオードリーに思いを馳せて歌ってみたんです。

『昼下りの情事』(1957年、ビリー・ワイルダー)は、もともとルイ・アームストロングの“C’est si bon”が好きで17歳くらいにレコードを買った記憶がありました。レコードを集めていたわけではないので、ただお気に入りとして手に取った思い出が残っています。

手嶌葵『Cheek to Cheek~I Love Cinemas~』初回限定プレミアム盤ジャケット
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リリース情報

『Cheek to Cheek~I Love Cinemas~』初回限定プレミアム盤
手嶌葵
『Cheek to Cheek~I Love Cinemas~』初回限定プレミアム盤

2018年12月19日(水)発売
価格:5,184円(税込)

[Disc1]
1. Cabaret(映画『キャバレー』より)
2. Diamonds Are a Girl’s Best Friend(映画『紳士は金髪がお好き』より)
3. Cheek to Cheek(映画『トップ・ハット』より)
4. On The Street Where You Live(映画『マイ・フェア・レディ』より)
5. C’est si bon(映画『昼下りの情事』より)
6. Kiss The Girl(映画『リトル・マーメイド』より)
7. Blue Moon(映画『ワーズ&ミュージック』より)
8. Tea for Two(映画『二人でお茶を』より)
9. Young and Beautiful(映画『華麗なるギャッツビー』より)
10. Cheek to Cheek (duet version) Duet with 平井堅
[Disc2]
1. Cabaret(instrumental)
2. Diamonds Are a Girl’s Best Friend(instrumental)
3. Cheek to Cheek(instrumental)
4. On The Street Where You Live(instrumental)
5. C’est si bon(instrumental)
6. Kiss The Girl(instrumental)
7. Blue Moon(instrumental)
8. Tea for Two(instrumental)
9. Young and Beautiful(instrumental)
10. Cheek to Cheek (duet version)(instrumental)

手嶌葵
『Cheek to Cheek~I Love Cinemas~』通常盤

2018年12月19日(水)発売
価格:3,240円(税込)

1. Cabaret(映画『キャバレー』より)
2. Diamonds Are a Girl’s Best Friend(映画『紳士は金髪がお好き』より)
3. Cheek to Cheek(映画『トップ・ハット』より)
4. On The Street Where You Live(映画『マイ・フェア・レディ』より)
5. C’est si bon(映画『昼下りの情事』より)
6. Kiss The Girl(映画『リトル・マーメイド』より)
7. Blue Moon(映画『ワーズ&ミュージック』より)
8. Tea for Two(映画『二人でお茶を』より)
9. Young and Beautiful(映画『華麗なるギャッツビー』より)
10. Cheek to Cheek (duet version) Duet with 平井堅

イベント情報

『手嶌葵 Concert Tour~Cheek to Cheek~』

2018年12月1日(土)
会場:福岡県 福岡国際会議場メインホール

2018年12月22日(土)
会場:東京都 なかの ZERO 大ホール

2018年12月24日(月・祝)
会場:大阪府 メルパルク大阪

2018年1月11日(金)
会場:神奈川県 横浜・関内ホール

プロフィール

手嶌葵
手嶌葵(てしま あおい)

1987年、福岡県出身。「The Rose」を歌ったデモCDをきっかけに、2006年公開のジブリ映画『ゲド戦記』の挿入歌「テルーの唄」と主題歌の歌唱、ヒロイン"テルー"の声も担当しデビュー。その後、2011年公開のジブリ映画『コクリコ坂から』の主題歌も担当。デビュー10周年となる2016年には「明日への手紙」がフジテレビ系月9ドラマ『この恋を思い出してきっと泣いてしまう』の主題歌に抜擢され大ヒット。4月にリリースされたタイアップコレクションアルバム「Aoi Works~best collection 2011-2016~」もロングセールスを記録する中、9月にはセルフプロデュースによる2年ぶりの待望のオリジナルアルバム「青い図書室」をリリース。聴き手を魅了するその類稀なる歌声は、数々の主題歌やCMソングに求められ続けており、近年はライブ活動も積極的に行っている。

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