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清竜人が語る、音楽シーンに足りない批評文化と音楽家の影響力

清竜人が語る、音楽シーンに足りない批評文化と音楽家の影響力

清竜人『REIWA』
インタビュー・テキスト
タナカヒロシ
編集:川浦慧(CINRA.NET編集部)
2019/05/15

業界人に「天才だね」と言ってもらうだけじゃなく、一般層に認めてもらうことの大切さはより強く思うようになりました。

—そのへんの音楽をやる理由も、10年やってきたなかで変化はありました?

:いい音楽をやりたいと思うのは、誰しも一緒なんですけど、いま振り返ってよくなかったなと思うのは、同業者とか業界向けに作っちゃっていた部分があったなって。J-POP、大衆音楽のシーンにいるんだったら、総合点が高いものを目指すべきだなといまは思います。業界人に「あの人は天才だね」と言ってもらうだけじゃなく、もっと広い一般層に認めてもらうことも大事だというのは、10年重ねてきて、より強く思うようになりました。

—竜人さんは固定ファンも多いし、そこを大事にした保守的なスタイルでやっていくこともできたと思うんです。それよりも大衆に向けたところに挑戦するほうが、高いモチベーションを維持できるんですか?

:やりがいはありますよね。たとえば今後10年のことを考えると、ものすごくマニアックなものを出すタイミングもあるかもしれない。でも、それはアーティスト性を保つひとつの要因という意味なだけで、トータルで見たときには、ポップネスのあるアーティストであるべきだと思っていて。そういう意味では、よくも悪くもファンのために曲を作ってないところはありますね。ファン以外の人に対して作っている感覚のほうが強いです。

—より大衆に支持されるものを作りたい?

:というよりは、ファンだけのためにもの作りをしていると、ファンが以前に聴いて喜んでくれた音楽の刷り直しみたいなものを作り始めちゃうんですよね。その負のスパイラルって、ファンの数が多ければ多いほど陥りがちだなと思うんです。ぼくは東京ドームでやるような規模じゃないから、逆にやりやすいのかもしれないですけど。

極論、仮に100万人のファンがいたとしても、日本の人口の1%にも満たないじゃないですか。ファンのためだけにもの作りをするんじゃなくて、それ以外の1億何千万人に向いたもの作りも同時に考えながらやるべきだなと思うんです。

2018年11月17日、渋谷TSUTAYA O-EASTで開催された『清 竜人 ワンマンライブ 2018 秋』の様子(撮影:釘野孝宏)
2018年11月17日、渋谷TSUTAYA O-EASTで開催された『清 竜人 ワンマンライブ 2018 秋』の様子(撮影:釘野孝宏)
2018年11月17日、渋谷TSUTAYA O-EASTで開催された『清 竜人 ワンマンライブ 2018 秋』の様子(撮影:釘野孝宏)

—いままで(作品ごとにスタイルを劇的に変えて)ファンを裏切ってしかいないですからね(笑)。

:「よくも悪くも」っていう言い方してもらっていいですか?(笑)

—でも、いまとなっては、同じことをやったほうが裏切りになる感すらあります。

:ぼくも変なスパイラルに陥っているのかもしれないですね(笑)。

—もう次の展開は、頭のなかでは描いているんですか?

:いや、けっこうふわふわしてますね。でも30代って、脂が乗ってくる時期だと思うんです。それは自分的にもだし、対外的にも20代より30代のクリエイターのほうが信用度は高いじゃないですか。だから、もっと仕事の幅を広げていけたらいいなと思ってますね。あとはなんですかね。若い女の子と恋愛したいかな(笑)。

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リリース情報

清竜人『REIWA』初回限定豪華盤
清竜人
『REIWA』初回限定豪華盤(CD+DVD)

2019年5月1日(水)発売
価格:7,560円(税込)
KICS-93791

[CD]
1. 平成の男
2. TIME OVER
3. 目が醒めるまで(Duet with 吉澤嘉代子)
4. 抱きしめたって、近過ぎて
5. 馬鹿真面目
6. サン・フェルナンドまで連れていって
7. 25時のBirthday
8. 青春は美しい
9. Love Letter
10. 私は私と浮気をするのよ
11. 涙雨サヨ・ナラ
12. あいつは死んであの子は産まれた

[DVD]
・平成の男MUSIC VIDEO
・目が醒めるまで(Duet with 吉澤嘉代子)MUSIC VIDEO
・サン・フェルナンどまで連れていってMUSIC VIDEO
・青春は美しいMUSIC VIDEO
・2018.11.17「清竜人ワンマンライブ2018 秋」@TSUTAYA O-EAST
1. Love Letter
2. TIME OVER 3. ヘルプミーヘルプミーヘルプミー
4. 馬鹿真面目
5. 涙雨サヨ・ナラ
6. サン・フェルナンドまで連れていって
7. All My Life
8. きみはディスティニーズガール
9. The Movement
10. LOVE&PEACE
11. あくま
12. 痛いよ
13. ボーイ・アンド・ガール・ラヴ・ソング
<ENCORE>
1. 抱きしめたって、近過ぎて
2. 私は私と浮気をするのよ
3. 平成の男

清竜人『REIWA』通常盤
清竜人
『REIWA』通常盤(CD)

2019年5月1日(水)発売
価格:3,000円(税込)
KICS-3791

1. 平成の男
2. TIME OVER
3. 目が醒めるまで(Duet with 吉澤嘉代子)
4. 抱きしめたって、近過ぎて
5. 馬鹿真面目
6. サン・フェルナンドまで連れていって
7. 25時のBirthday
8. 青春は美しい
9. Love Letter
10. 私は私と浮気をするのよ
11. 涙雨サヨ・ナラ
12. あいつは死んであの子は産まれた

イベント情報

『清竜人ハーレム♡フェスタ2019 10th ANNIVERSARY & 30th BIRTHDAY』

2019年5月25日(土)
会場:新木場 STUDIO COAST
時間:OPEN 16:00 / START 17:00

プロフィール

清竜人
清竜人(きよし りゅうじん)

大阪府出身、1989年5月27日生まれ。2009年3月、シングル「Morning Sun」で東芝EMIよりメジャーデビュー、その後6枚のシングルと6枚のアルバムをリリースする。2014年、レーベルをトイズファクトリーに移籍、一夫多妻制アイドルグループ『清竜人25』としての活動を開始。プロデューサー兼メンバーである清竜人とその妻達で構成されるアイドルの固定概念を覆す全く新しいエンターテインメントを披露。アルバム2枚、シングル6枚をリリースするも2017年6月17日、幕張メッセイベントホールにて行われた解散ライブをもって、約3年間の活動に幕を閉じた。2016年12月、清竜人25の活動と並行して『清竜人TOWN』の活動も開始。清竜人とリスナーとの関係性が、単なる演者と観客ではなく、同じ目線でライブを楽しむと言うコンセプトのもと会場では、ただ観るのも良し、歌うのも良し、楽器を演奏するのも自由と言うライブでたくさんのファンとの共演を果たす。2018年レーベルをキングレコードEVIL LINE RECORDSに移籍、ソロとしてのアルバム制作を約5年ぶりに開始する。

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