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ゆずが踏み出した大きな一歩。22年と310曲を携え前人未到の領域へ

ゆずが踏み出した大きな一歩。22年と310曲を携え前人未到の領域へ

ゆず『SEIMEI』
インタビュー・テキスト
麦倉正樹
撮影:垂水佳菜 編集:川浦慧(CINRA.NET編集部)
2019/05/13

日本の音楽史上初の試みであり、ゆずにとっても新たな挑戦となる弾き語りドームツアー『ゆず 弾き語りドームツアー2019 ゆずのみ~拍手喝祭~』が、いよいよ始まった。そして、その直前に配信リリースされることが決定した新曲“SEIMEI”。<もう一歩踏み出そう / 「まだ見ぬ自分」に会いに行くんだ>――力強いギターの音色に乗せて2人のハーモニーが響き渡るこの曲で、さらにはそのアートワークにも描かれた、現代美術家・名和晃平の手による今回のツアーのシンボル世界樹「YUZZDRASIL(ユズドラシル)」で、彼らが打ち放とうとしているメッセージとは、果たして何なのだろうか。

5月10日の“SEIMEI”リリースと同時に、これまでゆずが生み出してきた全310曲が一挙ストリーミング解禁するなど、自らのルーツを前面に押し出しながら、ファンと共にその「現在」をさらに実り豊かなものとしようとする北川悠仁と岩沢厚治――ツアーの初日を目前に控えたゆずの2人に話を聞いた。

今回のツアーは、ゆずの大きな野望です。(岩沢)

—5月11日から、いよいよ前人未到の弾き語りドームツアーがスタートします。まずは、このタイミングで弾き語りドームツアーをやることになった経緯から教えていただけますか?

北川:はい。20周年のときに初めてドームツアーをやらせていただいて、それがすごく嬉しかったんですよね。キャリア20周年のタイミングで、いちばん大きいキャパのツアーをやらせてもらえて、そこに多くの人が集まってくれて僕らの音楽を共有してくれたことが、すごく嬉しくて。

次にドームツアーをやるならどういうものがいいかなと思ったときに、誰もやったことがなくて、なおかつ自分たちの原点である弾き語りで回れたら、そんなにいいものはないんじゃないかっていうアイデアが湧いてきたんです。もちろん、弾き語りで全部回るのはかなり大変なことだとは思いましたけど、やってみたい。それで、旗を振ってみたんです。

岩沢:わりと長いこと活動を続けていると、「僕たちがまだやってないことって何だろう?」って探したりするときがあるんですよね。ギネスにチャレンジしたことないなとか、『紅白歌合戦』のトリはやってないなとか、冗談っぽく言ってたものが、徐々に形になっていって、少しづつ叶えることができて。「あと、何をやってないかな?」って考えたときに、弾き語りのドームツアーはやってないねっていう話になったんです。もしそんなことができたら、日本の音楽史上で初めてだよねって。

ゆず<br>北川悠仁、岩沢厚治により1996年3月結成。横浜・伊勢佐木町での路上ライブで話題を呼び、1997年10月、1st Mini Album『ゆずの素』でCDデビュー。
ゆず
北川悠仁、岩沢厚治により1996年3月結成。横浜・伊勢佐木町での路上ライブで話題を呼び、1997年10月、1st Mini Album『ゆずの素』でCDデビュー。

—ゆずにとっての、大きな挑戦というわけですね。

岩沢:僕らはデビュー当時から、「今後の野望は何ですか?」って聞かれて、意外と答えられないことがあったんですけど、今回は大きな野望ですよね(笑)。チーム一丸となって挑むツアーです。

—弾き語りでのドームツアーをしようと決めてから、具体的な内容については、どんなふうに決めていったのですか?

北川:今回、そこがいちばん苦労したところでした。新しいことに挑戦しようって一歩踏み出すのは楽しいんですけど、それを決めたあとに、どんなライブにしようかっていうのは、かなり考えて。特に今回のツアーは、アルバムのリリースタイミングでもないし、前回のような周年のタイミングでもないので、逆に言えば何をやってもいい、大海原に出された感じで。

—どんなセットリストを組もうと自由なわけで。

北川:そうなんですよね。弾き語りって言うと、「すごく小ぢんまりしたものなんでしょ?」っていうイメージがあるじゃないですか。そういうものは実際にこれまでやってきたけど、今回はそこからさらに進んだものにしたいと思ったんですよね。弾き語りなんだけど、すごいアートしていたり、エンターテイメントだったりするものにしたいなって。日本の音楽史上初めてなのであれば、みんなの想像を超える「初めての体験」をしてもらいたいと思って、いろいろ考えました。

北川悠仁
北川悠仁

—そこから何を手掛かりに、ライブの内容を決めていったのですか?

北川:ツアーに合わせて新曲を作りたいとは思っていたので、その新曲を柱として考えていくのがいいかなあと思いました。あと、ステージにキービジュアルになるものがあると面白いなと考えていたんですよね。それで、現代美術家の名和晃平さんに相談をしてみたんです。名和さんとは、これまで何度もご一緒させていただいていて、20周年のときも手伝ってもらったりしているんです。名和さんとの打ち合わせを経てキービジュアルができていくのと同時に、僕は僕で新曲のモチーフとなるものを作っていました。

キービジュアルは、漠然とした造形のイメージはあったんですけど、それに対する意味づけが定まらなかったんですよね。だけど、僕がその打ち合わせからインスパイアを受けて書いていった歌詞の中に、その意味づけみたいなものを、名和さんたちアートワークのチームも見つけることができたみたいで、そこからこの「YUZZDRASIL(ユズドラシル)」というものになっていきました。

ゆず『SEIMEI』ジャケットにもなっている、「YUZZDRASIL」
ゆず『SEIMEI』ジャケットにもなっている、「YUZZDRASIL」
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リリース情報

ゆず『SEIMEI』
ゆず
『SEIMEI』

2019年5月10日(金)配信

イベント情報

『ゆず弾き語りドームツアー 2019 ゆずのみ~拍手喝祭~』

2019年5月11日(土)
会場:愛知県 ナゴヤドーム

2019年5月12日(日)
会場:愛知県 ナゴヤドーム

2019年5月29日(水)
会場:東京都 東京ドーム

2019年5月30日(木)
会場:東京都 東京ドーム

2019年6月8日(土)
会場:大阪府 京セラドーム大阪

2019年6月9日(日)
会場:大阪府 京セラドーム大阪

2019年7月6日(土)
会場:福岡県 福岡ヤフオク!ドーム

2019年7月7日(日)
会場:福岡県 福岡ヤフオク!ドーム

プロフィール

ゆず
ゆず

北川悠仁、岩沢厚治により1996年3月結成。横浜・伊勢佐木町での路上ライブで話題を呼び、1997年10月、1st Mini Album『ゆずの素』でCDデビュー。翌98年6月にリリースした1st Single『夏色』で脚光を浴びると、その後『栄光の架橋』『虹』『雨のち晴レルヤ』などヒット曲を多数世に送り出す。現在、弾き語りドームツアー『ゆず弾き語りドームツアー 2019 ゆずのみ~拍手喝祭~』を敢行中。

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