特集 PR

東京ゲゲゲイ×根本宗子、意識しあっていた2組が交わるとき

東京ゲゲゲイ×根本宗子、意識しあっていた2組が交わるとき

パルコ「50年目の、新しいパルコ。」
インタビュー・テキスト
土佐有明
撮影:垂水佳菜 編集:中田光貴(CINRA.NET編集部)

海外だと、なんなんだこの人たち? で終わる人もいる。(BOW)

―ゲゲゲイは海外でも公演をされていますが、日本との反応の違いは?

BOW:最初からゲゲゲイのことを知っていてくれているのとそうでないのでは、だいぶ温度差が違いますよね。日本だと私たちのこと知ってくれている人たちが多いけど、海外だと、なんなんだこの人たち? で終わる人もいるし。面白いことやってるなって反応してくれる人もいますね。

フランスに2か月ちょっと行ったときは戸惑いました。イェーイ! って始まる感じではなくて、シーンと静まっていて、どうなんだろう? って観客がステージを窺うみたいな。

MARIE:一方でアジアは作品を通じてコミュニケーションがとりやすかったです。フィリピンに行ったときは自分たちが湧かせたいタイミングで湧いてくれたし、中国は自分のタイミングで騒いでくれるし。同じアジア人だから、意思の疎通がしやすいのかなと思いました。

MARIE(東京ゲゲゲイ) 
MARIE(東京ゲゲゲイ)

―根本さんは、海外公演の興味はありますか?

根本:やってみたいです。もちろん、海外に自分の作品を持って行くのもいいけど、滞在制作のほうが興味あるかもしれないですね。現地の人と作品を作ったら、意志疎通が難しそうだろうなとは思いますけど。

周りの劇作家とか演出家の話を聞いても、お互い「誰?」という状況からなんとか1か月で作るそうで。でも、やってみたいですね。

ギャンパレの魅力は、エモさ。(根本)

―今回、『プレイハウス』にはギャンパレことGANG PARADEが出演しますね。

根本:元々好きなグループだったんですけど、人数が多いグループのほうが音楽劇をやるときに面白いなと思って。楽曲がどれもずっとクライマックスみたいな感じだから、それをミュージカルにしたらどうだろう? っていう興味もあったんです。

ギャンパレの魅力は、エモさ、ですかね。あと、メンバーがものすごく仲良いんですよ。10人いてみんなが仲いいっていうのがすごい。

GANG PARADE。『プレイハウス』では風俗嬢を演じる
GANG PARADE。『プレイハウス』では風俗嬢を演じる

MARIE:この前根本さんとギャンパレのライブを観て、終演後に少しお話させて頂きました。仲良くなれるか心配だったんですけど、大丈夫そうなのでよかったです。ライブはエンディングみたいな盛り上がりを最初から最後までしていて、一緒になにかするのが楽しみだなって思わされるグループでした。

根本:普段ギャンパレが踊ってない振付で踊ってもらいたいなと思って、色んな振付家さんの映像を見たんですけど、ゲゲゲイって絶対ゲゲゲイが振り付けたって分かるじゃないですか。私はこの人たちが作ったと分かるものが好きなので、そこは完全に信頼しています。

MARIE:ギャンパレは体力に期待できますよね。フルマラソンみたいな感じでライブをやっていたので、なにをぶつけても体力的には平気そうだなって。私自身もたくさんの曲を一気に使ったり、舞台の振付をするのは初めてで。自分自身も未知数というか、どんなアイディアが浮かぶか分からないです。

左から:根本宗子、BOW(東京ゲゲゲイ)、MARIE(東京ゲゲゲイ)
左から:根本宗子、BOW(東京ゲゲゲイ)、MARIE(東京ゲゲゲイ)
Page 3
前へ 次へ

サイト情報

『パルコ50周年キャンぺーンサイト』
『パルコ50周年キャンぺーンサイト』

2019年1月1日からスタートしたパルコの50周年キャンペーン「50年目の、新しいパルコ。」の特設サイト。同サイトでは、インタビュー企画や謝恩企画など、随時情報が更新中。

イベント情報

PARCOプロデュース
『プレイハウス』

2019年8月25日(日)~9月1日(日)
会場:東京都 東京芸術劇場 プレイハウス

出演:
GANG PARADE(カミヤサキ / ヤママチミキ / ユメノユア / キャン・GP・マイカ / ユイ・ガ・ドクソン / ココ・パティーン・ココ / テラシマユウカ / ハルナ・バッ・チーン / 月ノウサギ / ナルハワールド)
磯村勇斗
栗原類
鳥越裕貴
富川一人
ブルー&スカイ
猫背椿

プロフィール

BOW(ぼう)

1988年11月1日生まれ、埼玉県出身。高校時代に映像製作を学び、演技の勉強をしている際に、MIKEYの出演していた『渋谷アリス』を観劇。以来、MIKEYの元でダンスを学び、東京ゲゲゲイに結成時より加わる。最近では、新しい地図の『星のファンファーレ』『SINGING』の振付をするなど、活動を広げている。

MARIE(まりえ)

1990年7月24日生まれ、東京都出身。東京ゲゲゲイの前身、バニラグロテスクに主要メンバーの一人として参加して以来、リーダーのMIKEYがつくる作品に携わる。舞台『ASTERISK』(2015年、2016年)、近年のゲゲゲイ単独公演では衣裳を担当。最近では他アーティストに振付を提供するなどしている。『プレイハウス』で初舞台振付を務める。

根本宗子(ねもと しゅうこ)

劇作家、演出家、俳優。1989年10月16日生まれ、東京都出身。19歳で劇団、月刊「根本宗子」を旗揚げ。以降、劇団公演ではすべての作品の作、演出を手掛け、女優としても外部作品にも多数出演。最近ではテレビドラマ、ショートムービーなどの映像脚本やアーティストへの歌詞提供など、演劇以外でも精力的に活動中。2015年上演の『夏果て幸せの果て』に続き、2018年上演の『愛犬ポリーの死、そして家族の話』が『第63回岸田國士戯曲賞』最終候補作品に選出された。2019年には劇団旗揚げ10週年を迎えた。

SPECIAL PR 特集

もっと見る

BACKNUMBER PR 注目のバックナンバー

もっと見る

PICKUP VIDEO 動画これだけは

あらかじめ決められた恋人たちへ“日々feat.アフロ”

何かを我慢することに慣れすぎて忘れてしまいそうになっている「感情」を、たった10分でこじ開けてしまう魔法のようなミュージックビデオ。現在地を確かめながらも、徐々に感情を回転させていくアフロの言葉とあら恋の音。人を傷つけるのではなく、慈しみ輝かせるためのエモーションが天井知らずの勢いで駆け上がっていった先に待ち構えている景色が、普段とは違ったものに見える。これが芸術の力だと言わんばかりに、潔く堂々と振り切っていて気持ちがいい。柴田剛監督のもと、タイコウクニヨシの写真と佐伯龍蔵の映像にも注目。(柏井)

  1. 長岡亮介と巡る『隈研吾展』 ネコに教わる「心地よさ」のヒント 1

    長岡亮介と巡る『隈研吾展』 ネコに教わる「心地よさ」のヒント

  2. 美術を学び直して、はやく人間になりたい! / 美術のトラちゃん 2

    美術を学び直して、はやく人間になりたい! / 美術のトラちゃん

  3. 解体迫る中銀カプセルタワービル・カプセル保存のためのクラファン実施中 3

    解体迫る中銀カプセルタワービル・カプセル保存のためのクラファン実施中

  4. K-POP歌手でありバーチャルなウサギ、APOKIとは?本人らが語る 4

    K-POP歌手でありバーチャルなウサギ、APOKIとは?本人らが語る

  5. 別府の街に多様な人々が集う。老舗劇場に見る「生きやすい場所」 5

    別府の街に多様な人々が集う。老舗劇場に見る「生きやすい場所」

  6. セカオワFukaseが描く初絵本『ブルーノ』10月刊行、直筆サイン入り特装版も 6

    セカオワFukaseが描く初絵本『ブルーノ』10月刊行、直筆サイン入り特装版も

  7. 伊賀大介×篠崎恵美×森永邦彦 「花と服」から得られる自己肯定感 7

    伊賀大介×篠崎恵美×森永邦彦 「花と服」から得られる自己肯定感

  8. キングレコード民族音楽シリーズ全150タイトルのハイレゾ配信がスタート 8

    キングレコード民族音楽シリーズ全150タイトルのハイレゾ配信がスタート

  9. 中村佳穂が語る『竜とそばかすの姫』 シェアされ伝播する歌の姿 9

    中村佳穂が語る『竜とそばかすの姫』 シェアされ伝播する歌の姿

  10. 『プロミシング・ヤング・ウーマン』が映し出す、「女性の現実」 10

    『プロミシング・ヤング・ウーマン』が映し出す、「女性の現実」