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マカロニえんぴつ・はっとりが歌に託す「ひたすら優しい歌を」

マカロニえんぴつ・はっとりが歌に託す「ひたすら優しい歌を」

マカロニえんぴつ『season』
インタビュー・テキスト
金子厚武
撮影:小林真梨子 編集:矢島由佳子(CINRA.NET編集部)

音楽は個性が尊重される世界だから……音楽が救いだったんですよね。

―新作の『season』に関するコメントでは「マカロニえんぴつという4人組のロックバンドはオールシーズンあなたの逃げ場所を担当します」と書かれていますね。

はっとり:1~2年もすればまた変わっていくと思うんですけど、今はそう思ってます。「優しさ」っていうとざっくりしてますけど、ひたすら優しい歌を作りたいと思って、それでできたのが“ヤングアダルト”で。今はそういう歌を歌える余裕ができたということかもしれないですね。

はっとり / マカロニえんぴつ

―前のツアーの本編ラストに演奏された“ハートロッカー”にも<逃げ場所>というフレーズが出てきますが、あの曲を作った当時の心境とはだいぶ違う?

はっとり:違いますね。大きく違うのは、前は一人称で、終始自分の言葉にできない思いを「言葉にできない!」って言ってるだけなんですよ。当時からメロディーには自信があったので、言葉がメロディーに乗ると、あたかも救いの歌のように聴こえるけど、歌詞だけ読むとそんなことはなかった。説明もそんなにしてなかったし、誰にも理解されなくてもいいやって、閉ざしてる部分が多かったと思います。

でも、今は全く逆で、“ヤングアダルト”もそうだし、“青春と一瞬”もそうですけど、俯瞰で、第三者の立場になって、遠くからメッセージを贈っているので。そういう歌が書けるようになったのは、いろんな経験を経たからだと思いますね。

マカロニえんぴつ“ハートロッカー”を聴く(Apple Musicはこちら

マカロニえんぴつ“青春と一瞬”

―“青春と一瞬”のセルフライナーノーツでは「当時の自分にとって青春は限りなく絶望に近かった」と書かれていますが、17才のはっとりくんはどんな青年だったのでしょうか?

はっとり:その言葉は僕の本音であると同時に、一般的な17才を考えてみると、多くの場合そうじゃないかっていう思いなんですけど……僕は山梨の田舎育ちだったので、遊ぶ場所もそこまでなくて、「自分とはなんだ?」っていうのを漠然と考えていて。

「達観して見られたい」みたいなのは昔からありました。大人っぽく見られたい、背伸びをしたい、とか。当時はもうバンドでオリジナルソングを書いてたんですけど……“真実の日”っていう歌を書いてましたね(笑)。ゴリゴリのハードロックサウンドで、ハイトーンボイスで。

はっとり / マカロニえんぴつ

―もともと音楽好きのお父さんの影響でハードロックが好きだったんですよね。

はっとり:そうです。で、メンバーにX JAPANが好きなギタリストがいたので、ギターソロが1分半あって、サビが<見つけろ 真実の日>だったと思います(笑)。

とにかく、「早く大人になりたい」って思ってたんですよね。山梨のライブシーンはみんな地元愛が強くて、地元に残るやつが多かったんですけど、俺は絶対嫌で、「上京したい、大人の街に行きたい」と思っていて。知らない世界を知りたいというか、好奇心が強かったんです。

―その頃から「音楽で食べていきたい」と思ってた?

はっとり:思ってましたね。高校生イベントって、毎月パンパンになるんです。他に遊ぶところがないからライブハウスが人気で、いろんな高校から見に来ていて。だから勘違いしますよね。「俺、音楽向いてる」って。でも、それで上京したので……勘違いさせてもらってよかったです。

―人付き合いは得意な方でしたか?

はっとり:苦手だと思われたくないから、得意なように振る舞って無理してたけど、実際は今もそこまで得意ではないです。

中学くらいから「お前、変わってるよな」みたいなことを言われるようになって……最初は漫画家になりたかったんですよ。人付き合い向いてないと思って、でもひたすら絵を描いてれば、誰にも迷惑かけないなって。その後に音楽にハマって。音楽は個性が尊重される世界で、変わっててもいいし、むしろ変わってる方がいいような世界だから……音楽が救いだったんですよね。

はっとり / マカロニえんぴつ
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リリース情報

XXX
マカロニえんぴつ
『season』初回限定盤(CD+DVD)

2019年9月11日(水)発売
価格:2,700円(税込)

[CD]
1. ヤングアダルト
2. 恋のマジカルミステリー
3. 二人ぼっちの夜
4. TREND
5. 青春と一瞬
6. two much pain(2019.05.12 恵比寿LIQUIDROOM公演)
7. ワンドリンク別(2019.05.12 恵比寿LIQUIDROOM公演)
8. 哀しみロック(2019.05.12 恵比寿LIQUIDROOM公演)
9. レモンパイ(2019.05.12 恵比寿LIQUIDROOM公演)
10. STAY with ME(2019.05.12 恵比寿LIQUIDROOM公演)

[DVD]
『2019.05.12@恵比寿LIQUIDROOM「マカロックツアーvol.7 ~ライクからラヴへ、恋の直球ド真ん中ストライク初全国ワンマン篇~」ライブ映像』
01. トリコになれ
2. ワンルームデイト
3. 洗濯機と君とラヂオ
4. girl my friend
5. MUSIC
6. two much pain
7. MAR-Z
8. ワンドリンク別
9. 哀しみロック
10. 夜と朝のあいだ(弾き語り)
11. キスをしよう(弾き語り)
12. 鳴らせ(acoustic Ver.)
13. 働く女
14. レモンパイ
15. スタンド・バイ・ミー
16. STAY with ME
17. 青春と一瞬
18. ブルーベリー・ナイツ
19. keep me keep me
20. ハートロッカー
En1. ヤングアダルト
En2. 眺めがいいね
En3. ミスター・ブルースカイ

XXX
マカロニえんぴつ
『season』通常盤(CD)

2019年9月11日(水)発売
価格:1,944円(税込)

 

1. ヤングアダルト
2. 恋のマジカルミステリー
3. 二人ぼっちの夜
4. TREND
5. 青春と一瞬
6. two much pain(2019.05.12 恵比寿LIQUIDROOM公演)
7. ワンドリンク別(2019.05.12 恵比寿LIQUIDROOM公演)
8. 哀しみロック(2019.05.12 恵比寿LIQUIDROOM公演)
9. レモンパイ(2019.05.12 恵比寿LIQUIDROOM公演)
10. STAY with ME(2019.05.12 恵比寿LIQUIDROOM公演)

イベント情報

『マカロックツアーvol.8 ~オールシーズン年中無休でステイ・ウィズ・ユー篇~』

2019年10月25日(金)
会場:神奈川県 F.A.D yokohama

2019年10月30日(水)
会場:香川県 高松 DIME

2019年11月1日(金)
会場:広島県 Cave-Be

2019年11月8日(金)
会場:宮城 仙台MACANA

2019年11月10日(日)
会場:北海道 札幌 BESSIE HALL

2019年11月14日(木)
会場:新潟県 GOLDENPIGS RED

2019年11月15日(金)
会場:長野県 松本 ALECX

2019年11月17日(日)
会場:石川県 金沢 vanvan V4

2019年11月23日(土)
会場:大阪府 梅田 クラブクアトロ

2019年11月24日(日)
会場:愛知県 名古屋 新栄SPADE BOX

2019年11月29日(金)
会場:福岡県 DRUM Be-1

2019年11月30日(土)
会場:熊本県 熊本 B.9 V2

2019年12月6日(金)
会場:静岡県 FORCE

2019年12月13日(金)
会場:岡山県 CRAZYMAMA 2nd Room

2020年1月12日(日)
会場:東京都 マイナビBLITZ赤坂

プロフィール

XXX
マカロニえんぴつ

メンバーは、はっとり(Vo,Gt)、高野賢也(Ba,Cho)、田辺由明(Gt,Cho)、長谷川大喜(Key,Cho)。2012年はっとりを中心に神奈川県で結成。メンバー全員音大出身の次世代ロックバンド。はっとりのエモーショナルな歌声と、キーボードの多彩な音色を組み合わせた壮大なバンドサウンドを武器に圧倒的なステージングを繰り広げる。2017年2月shibuya eggmanレーベルである「murffin discs」内に発足した新ロックレーベル「TALTO」より三アルバム『s.i.n』をリリース。タワレコメンにも選出される。9月Dr.サティが脱退後、4人新体制になるが歩みを止めるこなく12月に初フルアルバム『CHOSYOKU』をリリースしロングヒット中。2018年に2月にリリースした“レモンパイ”が王様ブランチ10月度エンディングに抜擢される、翌月マクドナルド500円バリューセットCMソングに“青春と一瞬”を書き下ろし、配信リリース。全国にマカロックを響かせるべく活動中!

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