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Easycomeが見つけた活動の道しるべ 誰かの人生の一部になる歌を

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Easycome『レイドバック』
インタビュー・テキスト
天野史彬
編集:山元翔一(CINRA.NET編集部)
2020/07/27

大阪出身の4ピースバンド、Easycome。2015年の結成以来、マイペースに活動を続けてきた彼らが、新作EP『レイドバック』を7月15日にリリースした。本作には「レイドバック」という言葉が示すように、どこまでも穏やかなムードを醸し出しながら、さりげなく心のひだを撫でてくるような、今どき珍しいほどにいぶし銀な魅力を放つ5曲が並ぶ。

今回、その新作リリースを祝して、ボーカリストの「ちーかま」とギタリストでコンポーザーの落合にZoomでの取材を行った……のだが、彼ら自身がそう語るように、このバンドの音楽性は、彼ら自身の人間性と、とても密接に結びついているようだった。なにはともあれマイペースで、素直で、正直。でも、その柔らかな表情の奥に、強いロマンと詩情を秘めている……。ちーかまは、「この作品を作って、初めて見えるものがあった」と語っているが、新作『レイドバック』は、Easycomeが、とても大事なものに手をかけはじめた作品のようだ。きっとこの先も長い旅路をゆく彼らに、今の話を聞いた。

Easycome(いーじーかむ) / 撮影:Misa Shinshi<br>2015年8月、大学のサークル仲間と組んだバンドからメンバーチェンジ、改名を経て「Easycome」を結成。2018年12月、サポートドラマーとして参加していたDr.johnnyが正式メンバーとして加入。2019年7月、1stアルバム『Easycome』をリリースし「タワレコメン」にも選出される。2020年7月15日、1st EP『レイドバック』をリリースした。
Easycome(いーじーかむ) / 撮影:Misa Shinshi
2015年8月、大学のサークル仲間と組んだバンドからメンバーチェンジ、改名を経て「Easycome」を結成。2018年12月、サポートドラマーとして参加していたDr.johnnyが正式メンバーとして加入。2019年7月、1stアルバム『Easycome』をリリースし「タワレコメン」にも選出される。2020年7月15日、1st EP『レイドバック』をリリースした。

「無理せん感じでやってきたなって思います。気合いも、入れたり入れなかったり……(笑)」

―新作のタイトルである『レイドバック』という言葉は、Easycomeの音楽や醸し出すムードを的確に捉えた言葉だと思うんです。このタイトルは、どういった理由でつけられたんですか?

ちーかま(Vo,Gt):いつもタイトルは最後まで悩むんですけど、今回も、タイトルより先にジャケットができあがっていて。このデザインは、アートワークを担当してくれた方が「たとえ都会の人がたくさん行き交うような場所でも、どこで聴いても、Easycomeを聴いた瞬間に同じ空気感のなかに戻ることができる」って想いを込めて作ってくださったんですよね。

そこから、「じゃあ、私たちの音楽から感じることができる空気感って、一体なんなんだろう?」と考えはじめて。バンド活動をしていくうえで大事にしていることとか、メンバーの人間性も含めて考えた結果、「レイドバック」という言葉が出てきたんです。

Easycome『レイドバック』ジャケット
Easycome『レイドバック』ジャケット(タワーレコードオンラインで見る

―「レイドバック」は、「のんびり」とか「ゆっくり」といったニュアンスで使われる言葉ですよね。

ちーかま:そうですね。私は「のんびり」みたいな意味合いの言葉を調べていくうちに行きついたんですけど、落合の考えたタイトルの候補にも「レイドバック」があって。被っていたので、「これだ!」と思いました。

落合(Gt):友達と呑みながら適当に考えていた候補のひとつだったんですけど、ちーかまがハマってくれました(笑)。

―「レイドバック」という言葉で言い表せる、Easycomeの空気感や人間性というのは、具体的にどんなものだと思いますか?

ちーかま:これは、いいのか悪いのかはわからないんですけど、私たちはそもそも大学の友達で、「音楽をやるぞ!」と息巻いてはじめたバンドではないんですよね。遊びの延長線ではじまったバンドだったし、聴いてくださる人が増えても、その感覚は抜けなくて。本当にマイペースに活動してきたんです。

リリースも平気で2年くらい空けちゃうし、周りのバンドがどんな動きをしていても、「俺らは、まぁええか」ってすぐに言っちゃうし。ずっとそういうマインドで活動し続けてきた空気感が、音楽にも出ている気がするんです。よく、「音楽を聴いたときの印象と、実際に話したときの印象が変わらない」って言われるんですけど、そのくらい、人間性と音楽がリンクしているんかなって思うんですよね。

Easycome“スピーチ”を聴く(Apple Musicはこちら

―落合さん的にはどうですか?

落合:そうですね……無理せん感じでやってきたなって思います。気合いも、入れたり入れなかったり……(笑)。

ちーかま:バンドを結成して1~2年目のときに、フェスのオーディションを受けて、落ちたんですよ。そのときも、「投票お願いします!」みたいなことをやりたいわけじゃないよなって話をメンバー内でしていて。「一生懸命、必死になって自分たちを押し出していきたい」と思えない4人が揃っているバンドなんです……いいのか悪いのか、わからないですけど。

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リリース情報

Easycome『レイドバック』
Easycome
『レイドバック』(CD)

2020年7月15日(水)発売
価格:1,595円(税込)
NCS-10239

1. スピーチ
2. タペストリー
3. pass you by
4. 描いた果実
5. crispy crispy

プロフィール

Easycome
Easycome(いーじーかむ)

2015年8月、大学のサークル仲間と組んだバンドからメンバーチェンジ、改名を経て「Easycome」を結成。大阪・南堀江knaveで初ライブ開催。2016年9月、1stミニアルバム『風の便りをおしえて』を会場限定販売と一部の店舗での販売開始。2017年8月、2ndミニアルバム『お天気でした』をリリース。2018年12月、サポートドラマーとして参加していたDr.johnnyが正式メンバーとして加入。2019年7月、1stアルバム『Easycome』をリリースし「タワレコメン」にも選出される。2020年7月15日、1st EP『レイドバック』をリリースした。

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