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松本穂香は言葉にならない感情に挑む。時代を超える作品のために

松本穂香は言葉にならない感情に挑む。時代を超える作品のために

『Old To The New』by LINE RECORDS
インタビュー・テキスト・編集
飯嶋藍子
撮影:タケシタトモヒロ

自分が生まれる前の曲を聴いて、なぜか懐かしさや親しみを感じることはないだろうか? この秋、レコードやカセット、CDで発売された無数の名曲たちを、新鮮さをもって蘇らせるプロジェクト「Old To The New」がスタート。LINE RECORDSとCINRA.NETによるこのプロジェクトの第1弾として、女優の松本穂香が松任谷由実の“守ってあげたい”をカバーした。

ウエノコウジ、フジイケンジ、高野勲、あらきゆうこという日本のトップランカーたちが鳴らすバンドサウンドの中心でひとり力強く歌う松本は、歌を通じて何を感じたのか。そして、“守ってあげたい”をはじめ、時代を問わず愛される音楽、映画などの作品に共通するもの、世代を超えて人々の心に生まれていく新鮮なノスタルジーの正体とはなんなのだろう? ミュージックビデオの撮影直後、松本に話を聞いた。

歌うことも、どこか演じていないとできない部分があるんです。

―今しがた終わったばかりですが、“守ってあげたい”ミュージックビデオの撮影はいかがでしたか?

松本:全部まるっきり初めてのことだったので緊張しました。今回みたいにマイクが1本立っていて、その前で歌うというかたちは初めてでしたし、知らない方もたくさんいる中で歌って撮影するのは、最初は少し恥ずかしかったです。でも後半になるにつれて、だんだん楽しくできるようになりました。

松本穂香(まつもと ほのか)<br>1997年2月5日生まれ。大阪府出身。2015年主演短編映画『MY NAME』でデビュー。その後、出演したNHK連続テレビ小説『ひよっこ』の青天目澄子役の好演が話題になる。日曜劇場『この世界の片隅に』(TBS)、『JOKER×FACE』(CX)などの連続ドラマの主演を務める。2019年には主演を務める映画『おいしい家族』『わたしは光をにぎっている』が公開。2020年はドラマ『病室で念仏を唱えないでください』(TBS)『竜の道 二つの顔の復讐者』(CX)に出演、映画『酔うと化け物になる父がつらい』、『君が世界のはじまり』で主演を務める他、主演映画『みをつくし料理帖』が10/16(金)公開予定。
松本穂香(まつもと ほのか)
1997年2月5日生まれ。大阪府出身。2015年主演短編映画『MY NAME』でデビュー。その後、出演したNHK連続テレビ小説『ひよっこ』の青天目澄子役の好演が話題になる。日曜劇場『この世界の片隅に』(TBS)、『JOKER×FACE』(CX)などの連続ドラマの主演を務める。2019年には主演を務める映画『おいしい家族』『わたしは光をにぎっている』が公開。2020年はドラマ『病室で念仏を唱えないでください』(TBS)『竜の道 二つの顔の復讐者』(CX)に出演、映画『酔うと化け物になる父がつらい』、『君が世界のはじまり』で主演を務める他、主演映画『みをつくし料理帖』が10/16(金)公開予定。

―松本さんはこれまでもミュージックビデオに出演していますが、役として出演することと、松本さん自身が主体となって歌うことってやっぱり違いました?

松本:結局一緒なのかなと思いました。どこか演じていないとできない部分もありましたし、逆にお芝居をしている時もそんなに「演じる!」という意識でやっているわけではなくて。ナチュラルとか自然体ってなんだろうなとは思うんですけど(笑)、無理のない感覚でできたかなと思います。

―今回、松任谷由実さんの“守ってあげたい”(1981年)をカバーしたわけですが、もともとこの曲は知っていましたか?

松本:知っていました。母と一緒にカラオケに行くと母が松任谷さんの曲を歌っていて。でも、自分が歌うなんて考えたこともなかったので、すごく貴重な経験をさせていただきました。あと、歌番組の懐メロ特集とかでもよく流れているので、松任谷さんの曲は自然と知っていましたし、聴く機会が多い気がします。

松本穂香“守ってあげたい”MV side A

あの時の感情を言葉にしたらこうなるんだと感じられる作品はずっと愛されていくのかなと思います。

―最近は音楽だけでなく、映画やドラマもダウンロードやストリーミングで手軽に見ることができますが、松本さんは昔の作品に触れることはありますか?

松本:たまにあります。映画の現場で監督さんと話すと必ずと言っていいほど、昔の映画の話が出てくるので見なきゃなと思って。それで見るくらいなので詳しいわけではないんですけど、たまに古い作品を見ると、かえってすごく新しいなって思うことが多いです。

そんな大昔の作品ではないですけど、『家族ゲーム』(森田芳光監督 / 1983年)を見た時に、今じゃできないことをやっている印象があって。今はあんまりいないようなタイプの役者さんが出演されていたり、攻めてるなあと思いました。

松本穂香

―時代が変わっても常に新しい発見があることって、長く愛されることのひとつの要因だと思うのですが、松本さんは長く愛される作品の理由ってなんだと思いますか?

松本:いろんな人に共感してもらえることかなと思います。今回歌った“守ってあげたい”は、女性が男性に対して抱いた「守ってあげたい」という思いを描いている曲だと思うんです。立場が逆の曲はたくさん思い浮かびますけど、“守ってあげたい”みたいな曲が他にあるかと言われたら意外と挙げられない。だけど、みんな思ったことのある感情じゃないかなって。

たとえばお付き合いしている人がいたとして、相手が落ち込んだ時に、いちばん側にいる自分は「元気づけてあげたい」とか、歌のとおり「守ってあげたい」って感じると思う。そういう感情を持つ経験ってきっとみなさんしたことがありますよね。そういう、みんなの中にあるけど言葉にはされていない感情を表現している作品、あの時の感情を言葉にしたらこうなるんだと感じられる作品はずっと愛されていくのかなと思います。

松任谷由実“守ってあげたい”を聴く

松本穂香
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リリース情報

Old To The New
Old To The New

レコードやカセット、CDで発表された無数の名曲たちを 新鮮さをもって蘇らせるプロジェクト『Old To The New』。
音楽サブスクリプションサービスの登場で、 無限に広がる音楽ライブラリにアクセスできるようになった今だからこそ、 名曲たちを聴き継ぎ、語り継ぎ、歌い継いでいきたい。 そして、何よりも大切にしたいのは、 どんな時代にあっても変わりなく、 人の心を震わせ続ける、「歌」の力です。 この企画では、毎回特別な歌い手をお招きし、 感動や驚きをお届けします。

『守ってあげたい』
松本穂香
『守ってあげたい』

公開情報

『みをつくし料理帖』

2020年10月16日(金)全国一斉公開

製作・監督:角川春樹
脚本:江良至、松井香奈、角川春樹
原作:高田郁『みをつくし料理帖』(ハルキ文庫)
音楽:松任谷正隆
主題歌:手嶌葵“散りてなお”
出演:
松本穂香
奈緒
若村麻由美
浅野温子
窪塚洋介
小関裕太
藤井隆
野村宏伸
衛藤美彩
渡辺典子
村上淳
永島敏行
反町隆史
榎木孝明
鹿賀丈史
薬師丸ひろ子
石坂浩二
中村獅童

プロフィール

松本穂香(まつもと ほのか)

1997年2月5日生まれ。大阪府出身。2015年主演短編映画『MY NAME』でデビュー。その後、出演したNHK連続テレビ小説『ひよっこ』の青天目澄子役の好演が話題になる。映画『恋は雨上がりのように』『あの頃、君を追いかけた』などの映画に出演した他、日曜劇場『この世界の片隅に』(TBS)、『JOKER×FACE』(CX)などの連続ドラマの主演を務める。2019年には主演を務める映画『おいしい家族』『わたしは光をにぎっている』が公開。2020年は『病室で念仏を唱えないでください』(TBS)、『竜の道 二つの顔の復讐者』の2本の連続ドラマに出演、映画『酔うと化け物になる父がつらい』、『君が世界のはじまり』と主演作が続き、主演映画『みをつくし料理帖』が公開予定。

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