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後藤正文が語る「もう都会に住む必要はない」 故郷・島田の思い出

後藤正文が語る「もう都会に住む必要はない」 故郷・島田の思い出

島田市
インタビュー・テキスト
金子厚武
撮影:垂水佳菜 編集:川浦慧(CINRA.NET編集部) インタビュー・編集:山本梨央(CINRA)

ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文が高校時代までを過ごした静岡県の島田市。市の中心には川幅1キロにも及ぶ大井川が流れ、かつては宿場町としても栄えた歴史ある地域だ。また、肥沃な牧之原台地には茶畑が広がり、お茶の生産地としても全国的に有名。今回は後藤に、故郷・島田の思い出や街の魅力について語ってもらった。

印象的だったのは、「なんとかなるら」という言葉に象徴される、島田の人々の楽天的でフランクな性格について。

後藤といえば、自書『何度でもオールライトと歌え』を発表してもいるように、「オールライト」というフレーズが代名詞になっているが、この言葉の背景として、島田市で過ごした少年時代はとても大きいのかもしれない。そして、「オールライト」=「なんとかなるら」の感覚は、大井川をはじめとする豊かな自然環境が育んだものなのではないか。後藤自身のフランクな語り口を聞きながら、そんなことを考えさせられる取材となった。

大井川での川遊びや歴史の勉強ーー生まれ育った島田の思い出を振り返る

後藤正文(ごとう まさふみ)<br>ASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカル&ギター。新しい時代とこれからの社会を考える新聞「THE FUTURE TIMES」の編集長を務める。インディーズレーベル「only in dreams」主宰。
後藤正文(ごとう まさふみ)
ASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカル&ギター。新しい時代とこれからの社会を考える新聞「THE FUTURE TIMES」の編集長を務める。インディーズレーベル「only in dreams」主宰。

―後藤さんは高校生まで島田市にいらっしゃったそうですね。少年時代はどんな風に過ごし、どんな場所で遊んでいましたか?

後藤:遊ぶ場所はいろいろありましたけど、やっぱり大井川は象徴で、町のシンボルなんですよね。例えば、小学生のときはソフトボールをやっていたので、河川敷で練習をしたり、遠足にも行きました。高校は島田高校に通っていたんですけど、川沿いの土手の下にあったので、「土手高」と呼ばれてて(笑)。野球部だったので、堤防の上を走らされたり。夏になると泳ぎにも行きました。川にまつわる思い出は本当にいろいろあります。

島田市は、島田、金谷、川根の3つの地域からできている
島田市は、島田、金谷、川根の3つの地域からできている
島田市内を流れる大井川
島田市内を流れる大井川

―大井川は市の中心を流れている、まさに象徴ですよね。

後藤:川でバーベキューもよくやりましたね。近くのスーパーが鉄板を貸し出していて、高校生の頃はそこで借りてきた鉄板で、焼きそばを焼いて食べたり。川はみんなのもので、運動してる人もいたり家族づれもいたり……憩いの場ですよね。今は僕が住んでいたときよりも、堤防沿いがすごくきれいになってます。

あとは、ちょっと山の方ですけど、伊久身(いくみ)ってところまで行けば、キャンプ場もあります。中学生のときは、頑張ってチャリで行ったりしました。

―歴史好きの後藤さんとしては、島田の歴史なども勉強されましたか?

後藤:僕らの頃は地域学習がしっかりしていて、防水の歴史は一通り学ぶんですよ。水害から家を守る工夫として昔から「船形屋敷」っていう家の造りがあったり、僕の家の近所には地元の偉人を祀ってある「五郎神社」と呼ばれてる神社があるんですけど、その人が作った「五郎堤」っていうのが残ってたり。

あとは、僕の実家の近くには「島」がつく地名が多くて、要するに、昔はみんな中洲の島に住んでたんですよね。川の周りは宿場町として栄えて「川越人足(かわごしにんそく)」っていう、人を雇って川を渡る、そういう歴史を学んだりもしました。

―やはり、川の歴史とともにある地域なんですね。

後藤:同じ静岡県でも、牧之原市はどうやって台地に水を通すかが問題だったりするんです。治水の歴史はちゃんと学んで、それもすごく記憶に残っています。だから……川の話になるとうるさいですよ。島田の人には川の話は聞かない方がいいと思う(笑)。

後藤正文

―島田市はSLも有名ですよね。

後藤:金谷(かなや / 島田市内の地名)にあるおじいちゃんの家が線路の近くだったから、よく見に行っていました。親戚一同が田植えをしてるのを見てると、近くをSLが通ったり。

島田市内を走るSL
島田市内を走るSL

後藤:2回くらい乗ったことがあるんですが、車掌が車内放送で歌を歌い始めて、最後にカセットテープを売ってたんですよ。自分で歌を吹き込んだ自主制作のカセットテープで、大井川にまつわる歌とかを歌ってて(笑)。今はトーマス号とかも走ってますよね。まあ、SLも大井川鐵道で、川沿いを走るから……。

―言ってみれば、それも「川」から派生してる。

後藤:そうそう。お茶もそうだし、ミカンもそうですよね。そういう地域だと思います。

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ウェブサイト情報

島田市 ふるさと納税特設サイト

お茶といえば静岡。その静岡茶の歴史は島田の地から始まりました。静岡県島田市の中央を流れる大井川流域の茶業の歴史は古く、その始まりは、江戸時代初期に残る川根・伊久身地区の記録に見ることができます。記録によると江戸時代初期にはお茶を年貢代わりに納めていることがわかっています。江戸時代全般を通して島田地域では、茶生産技術の改良や改善に取り組み、茶業の基盤を作りました。

リリース情報

Gotch『Lives By The Sea』
Gotch
『Lives By The Sea』

2020年12月2日(水)配信

1. The End Of The Days (feat. 唾奇)
2. Nothing But Love
3. Endless Summer (feat. YeYe)
4. The Age (feat. BASI, Dhira Bongs & Keishi Tanaka)
5. Eddie
6. Worthless Man
7. Stay Inside (feat. Achico & mabanua)
8. White Boxes
9. Taxi Driver
10. Farewell, My Boy
11. Lives By The Sea (feat. JJJ & YeYe)

Gotch
『Lives By The Sea』(CD)

2021年3月3日(水)発売
価格:2,500円(税込)
ODCP-026
※12月2日(水)~1月11日(月・祝)SPMストアにて予約受付中
※受付期間中にご予約いただいた方には直筆サインカード付き

1. The End Of The Days (feat. 唾奇)
2. Nothing But Love
3. Endless Summer (feat. YeYe)
4. The Age (feat. BASI, Dhira Bongs & Keishi Tanaka)
5. Eddie
6. Worthless Man
7. Stay Inside (feat. Achico & mabanua)
8. White Boxes
9. Taxi Driver
10. Farewell, My Boy
11. Lives By The Sea (feat. JJJ & YeYe)

Gotch
『Lives By The Sea』(LP)

2021年3月3日(水)発売
価格:4,600円(税込)
ODJP-009
※12月2日(水)~1月11日(月・祝)SPMストアにて予約受付中
※受付期間中にご予約いただいた方には直筆サインカード付き

1. The End Of The Days (feat. 唾奇)
2. Nothing But Love
3. Endless Summer (feat. YeYe)
4. The Age (feat. BASI, Dhira Bongs & Keishi Tanaka)
5. Eddie
6. Worthless Man
7. Stay Inside (feat. Achico & mabanua)
8. White Boxes
9. Taxi Driver
10. Farewell, My Boy
11. Lives By The Sea (feat. JJJ & YeYe)

プロフィール

後藤正文
後藤正文(ごとう まさふみ)

ASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカル&ギター。新しい時代とこれからの社会を考える新聞『THE FUTURE TIMES』の編集長を務める。インディーズレーベル『only in dreams』主宰。

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